板橋区こども動物園・高島平分園・昆虫公園 通信

こども動物園での動物の様子、イベントの様子をお知らせしていきます。

見分けられるかな?

2014-08-29 15:31:28 | 日記

こんにちは!

高島平分園のランドです

 

最近急に気温が下がりましたが、皆さん体調を崩したりしていませんか?

また30℃を超える日もあるようなので、体調に気を付けて元気に過ごしたいですね

 

さて今回は、昆虫公園で見られるそっくりさんたちの紹介をしたいと思います

では早速そっくりさんたちを見てみましょう!

どうでしょう?なんとなくちょっと似ていませんか??

大きく分けるとどれも同じコガネムシ科ですが、それぞれ特徴が違う別の虫です

それでは、一種類ずつ紹介していきましょう!

 

まずはこちら、 「シロテンハナムグリ」 。

名前の通り、背中に白い斑点があるのが特徴です。

花に潜って蜜や花粉を食べるため「花潜り(はなもぐり)」→「ハナムグリ」

と呼ばれるようになったと言われています。

面白い特徴がもう一つ。ハナムグリの幼虫はなんと・・・

背中を使ってウニョウニョと背面歩行をします

なんとも奇妙な動きなので、幼虫が苦手でない方は是非検索してみてください(笑)

 

次はこちら・・・

樹液が大好き 「カナブン」 です。

体の形はハナムグリにやや似ていますが、白い斑点はありません。

カナブンは前翅(ぜんし/外側の硬い羽)を閉じたまま後翅(こうし/前翅の内側にある薄い膜状の羽)

を伸ばして飛ぶことができます(ハナムグリも)。

ハナムグリは越冬することができますが、カナブンの成虫は夏の間の一ヶ月程度しか生きられないため、

今の時期、だんだんと姿を見かけなくなってきました・・・

 

最後はこちら・・・

緑色が鮮やかな 「アオドウガネ」 。

アオドウガネは幼虫の姿で越冬します。

ハナムグリやカナブンより体や頭の形が丸く、お腹に毛が生えているのが特徴です。

成虫は植物の葉、幼虫は根っこを食べるので、害虫とされてしまうこともあります。

ハナムグリやカナブンとは違い、前翅を開いて飛びます(カブトムシも同じ飛び方です)。

 

カナブンは見かけなくなってきてしまいましたが、ハナムグリやアオドウガネは

昆虫公園内でまだ活動中ですので、是非見つけて見比べてみてくださいね

 

そして・・・スタッフと虫探しができるイベント、ガイドツアーのお知らせ!

*日にち* 9月6日(土)

*時間* 13:30〜15:00くらいまで(当日13:00から受付開始)

今回のテーマは『秋の虫を見つけよう』です!

どんな虫が見つかるかな・・・? 参加お待ちしています

 

おまけ

カマキリの抜け殻発見!!

写真だとちょっとわかりにくいですが、

カマも触覚もものすごくキレイに抜けててビックリしました(笑)


フラミンゴの実態は!!!

2014-08-28 18:31:50 | 日記

こんにちは!

本園スタッフのしゃりです

今日はフラミンゴのご紹介です。

 動物園の中ではないけれど!公園内にいて人気者

 なんと、動物園一番の長寿推定40歳以上

はたしてその実態とは

 

こども動物園で飼育しているフラミンゴは「チリフラミンゴ」

その特徴は体は淡いピンク色をしており、背中には紅色の縞模様があることです。

食べ物は水中の藻やプランクトン、甲殻類などです。

動物園では固形のエサを与えています

それでは動物園のフラミンゴを見ていきましょう

開園前、閉園後はこの扉の中で過ごしています。

未知なる扉に入ってみましょう

中の様子はどうなっているのでしょう?

発見

怖がって端っこに固まってしまいましたが動物園では2羽のフラミンゴを飼育しています

隠れた場所でジッと出るのを待っていると・・・

出ましたー

外に出るのを待ちわびていたのか勢いよく飛び出していきました

池にでた後は気持ち良さそうに走り回っています。

 

十分に走った後は2羽共思い思いに歩きまわります。

大の仲良しなのかほとんどの時間を寄り添うように動いています。

 

左に歩くも一緒に

右に歩くも一緒に

ほんとに仲良しですね

 

さて、先程は固形のエサをあげていると言いましたが、外に出るとこんな仕草もしています。

何をしているのでしょう?

これは池の中にある藻類を食べているのです。

フラミンゴのくちばしは「へ」の字になっており頭を下げ水面に入れると食べやすい角度になっていると言われています

エサと言えば!フラミンゴは産まれた時は体は白色なんです

そこから食べるエサの栄養素(カンタキサンチン)によってあのきれいなピンクや紅色の毛が出来上がっていくそうですこの栄養素が無いと体が白色になったままになってしまうんです・・・少し見てみたいですね

他にもこんなしぐさが

片足で立っています

この細い足のどこにそんな力が

これは水に体温を奪われないようにするフラミンゴ独特のポーズです

他にもどんな仕草が見られるか是非足を運んでみてください

 


モコモコのヒツジは今・・・?

2014-08-21 17:45:20 | 日記

こんにちは!

本園のレタです

 

8月も半分がすぎましたね

みなさんは暑さに負けず、夏を満喫できていますか

動物たちは涼しいところを探して過ごしていますよ

 

↓ こんな感じです ↓

 

とても暑そう・・・

 

毛刈り後はこんなにもスリムで身軽だったのに・・ ※5月初旬

 

今では・・・

 

見比べてみると少し毛が伸びたのが分かりますよね!

今後も少しずつモコモコになっていく様子を紹介していこうと

思っていますので、乞うご期待ください

 

さて、今回はそんなヒツジの毛を使ってあるものを作成してみました

作っているところを少しお見せしたいと思います

 

みんなで机を囲んでスタート


今回は動物クラブのみんなでの合作です

カゴの中の羊毛を少しずつ手に取り、重ねていきます!

 


次に羊毛の上から石鹸水をかけ、力を加えて羊毛と羊毛の間の空気を抜いていきます


この工程を繰り返し、重ねた羊毛をやさしくこすっていき、羊毛同士を絡ませます!

この羊毛を絡ませていくことをフェルト化といいます

 

出来上がったものにそれぞれのイニシャルを刺しゅうしていきます

刺しゅうしている毛も羊毛なんですよ

 

 


 

さぁ、ようやく個人で作っている物が出来上がりました 


染めた羊毛も使用したので、カラフルに仕上がりました

 

 

・・・ですが、今回は合作という事で、これで完成ではありません

写真を見てコースターかなと思った方も中にはいるのではないでしょうか・・・

 

 

実は・・・

 

ジャーンッ

 
クッションの完成です


動物クラブのみんなが作っていたのは、クッションカバーの1部だったのです

実は、フェルト化させるのにとても時間がかかり苦労しましたが、

1人でも欠けてしまうとクッションが完成しないので、みんな必死に作っている様子でした

暑い中よく頑張りました

 

ちなみに、クッションの中にも羊毛をぎっしりと詰めたので、

100%羊毛でできたクッションが出来上がりました



ヒツジの毛からこんな物が出来るなんてなんて思った方

意外と身近なところにもヒツジの毛が使われていたりするんですよ

みなさんの周りにもあるかもしれません

ぜひ、探してみてください~


樹液を吸う仲間たち

2014-08-12 15:01:50 | 日記

こんにちは。昆虫公園から、きんちゃんです

夏休みは、いかがお過ごしですか?

お盆に入って少し暑さが和らいできているところですが、蒸し暑さは下がりませんね

 

このごろ、昆虫公園ではアオコガネとハナムグリが大発生しております


アオコガネは、アジサイの葉を食いつくすほどの食欲です


ハナムグリ(背中に白い点模様)とカナブンは、我こそはと樹液の場所取りです

あらあらっ? ハナムグリ達とは違うのがいますよ!?
→ピンボケですみません…

「サトキマダラヒカゲ」といいます。茶色くても立派なヒカゲチョウの仲間です。

チョウは花の蜜を吸うイメージですが、このように樹液を吸う仲間もいます

カブトムシやクワガタばかりが樹液に集まるわけではありません

チョウは、タテハチョウやヒカゲチョウ・マダラチョウの仲間に多いようです

 

先日、昆虫公園の事務所の壁に

こんな幼虫がいました。

背中に白く小さな突起が4つ、頭の角の先が2又に分かれています。
大きさは、角も入れて4㎝くらいでした。

「アカホシゴマダラ」というチョウの幼虫です。
→成虫はこんな感じ


アオコガネ達と一緒にアカホシゴマダラも樹液を吸っています

実はこのチョウは、もともとは関東にはいなかった蝶なんです

(なので色々困ったことになるらしいけど、難しくて話が長くなりそうなのでまた今度にします。)

アゲハ蝶くらいの大きさなのでかなり目立ちます。幼虫は、エノキの葉を食べます。

 

もう1種…昆虫公園を賑やかにしているのが


「アブラゼミ」です。


あまり姿は見せませんが、たまに鳴き声だけ聞こえてくる「ミンミンゼミ」

セミは、木の表面に出てきた樹液をなめるのではなく、

自身の長くて硬い針のような口を木の幹に差し込んで木の汁を吸います

この虫たちが吸う樹液もどの木でもいいわけではなく、良く好まれるのはコナラ・クヌギ・ヤナギのようです。

私たち人間がこの樹液をなめても甘くはなく、匂いも良いほうではないのに虫たちにはごちそうなんですね

マツやスギの樹液は吸わないようです。

どうやって区別しているのかも、ちょっと不思議かも

おまけで、「セミが鳴く」といいますが、私たちのように喉から声を出しているわけではありません

セミのお腹の中にうすい膜があり、膜についている筋肉を伸び縮みさせ膜を震わせます。

オスのお腹の中は空っぽで広い部屋になっているので膜を震わせたときの音が響いて大きい音になります。

メスのお腹の中は卵を産むための仕組みがあるので鳴きません。

セミによって鳴き方に違いがあるのは、膜を震わせる筋肉の伸び縮みの仕方が違うからです。

さぁ 夏の後半も目と耳と手を、めいいっぱい使って昆虫公園で遊びましょう

 

 

 

 


夏休みの昆虫採集

2014-08-07 14:00:38 | 日記

こんにちは
昆虫園からモーキンです

暑くて家の中でだらけていたりしませんか?
モーキンは夏の季節になると昆虫園に来るのがとても楽しみになっています

何故なら、Gツアーや昆虫を採りに来た少年達と一緒に園内を探検したりするのが
大好きです

今年も夏休みに入り、昆虫園も週末は賑わっております

今年も捕まえると嬉しい昆虫達を紹介ッ

この真ん中のネコの耳がある幼虫はシャクトリムシ!
先月発見した子ですが、とにかく大きく触ると枝のように
硬くなり、擬態を一生懸命していました


手のひらほど大きなカマキリの幼虫
蝶を食べてるのを発見し、観察させてもらいました。
GETしたときはもうカマキリ出てきてるんだなぁ~と実感した
前回のGツアー


こちらは小指くらいあるコクワガタ
他の個体に比べて身体も角も大きく、
挟まれたらとてつもなく痛かった
ご察しの通り、モーキンは挟まれてしまい暴れていたら逃げてしまったという
残念なエピソード付き…


あとは、やはり夏の帝王

カブトムシ
こちらは捕まえた~!とはしゃいでいた少年達に借りて
写真を撮らせて頂きました
今年も沢山の捕まえた~!という声が聞けました

しかしそんなカブトムシのことを良く知らない、触るのは怖い
などありませんか?

実は、

8月9日(土)  
 昆虫公園ガイドツアー
 「カブトムシをさわってみよう」  … 当日13:00より参加受付
                             13;30~15;00くらいまで
                             未就学のお子さんは保護者の付添をお願いします。



カブトムシについて改めてお勉強するいい機会だと思います!
皆様のご参加をお待ちしています