こんにちは、本園のギャオスです。
春ですね。さくらの開花はいつごろでしょうね??
さて、皆さんにクイズです。
次の言葉の中で、〇の中に当てはまる漢字はなんでしょうか?
① 馬の〇に念仏(うまの〇〇にねんぶつ)
② 馬〇東風(ばじとうふう)
さあ、皆さん答えはわかりましたか?
簡単すぎましたね。
答えは、耳(みみ)ですね。
「馬の耳に念仏」 よく聞いたことのあることわざですね。
さて、皆さんは馬の気持ち(感情や言葉)を考えた事はありますか?
馬は、絶えず何かを感じ、何かを考えています。
そして感じ取った気持ち(感情や言葉)を
体を使って驚くほど繊細に表現しています。
ボディランゲージで教えてくれています。
馬のカラダ、全体、頭、首、耳、目、鼻と口、肢、尾など
それぞれの動きをよく観察していると馬の気持ち(感情や言葉)がわかるそうです。
そこで、それぞれを紹介する事には、莫大な情報になってしまうので、
今回は、「耳」の動きについて、ご紹介します。
馬の耳は、竹を斜めに切ったような形をしています。
耳の開いている方向の音を聞き取るようにできています。
耳は、クルクルと前に向いたり後ろに向いたり、ピンと立ったり、
垂れ下がったり、伏せてみたりと前後左右と自由に耳の向きを変える事ができます。
敏感に動く耳は、音を聞くだけでなく、気持ち(感情や言葉)を表現します。
◆耳が前方向に向いている
落ち着いた(平静な)精神状態、興味のあるものに馬の注意が向いている事を意味します。
◆耳が前後の方向に向いている
一方を前に、他方を後ろに向け、それを互い違いに動かす時は、
馬の注意が分散している事を意味します。
◆耳を後ろに平らに伏せている
体のどこかに違和感がある。何か嫌な事がある。イライラしている。
あるいは怒っている可能性があります。
◆耳を後ろに向けているが、完全に平らに伏せているわけではない
これは馬があなたの言う事を聞きますよ。耳を傾け、求めに応じようと集中している事を意味します。
◆耳がピンと上にとがったいる
警戒している。何かに敏感になっている。又は興奮している事を意味します。
◆耳が垂れ下がっている
リラックスしている事を意味します。
と いくつかの例をご紹介しましたが、
馬の気持ち(感情や言葉)が分かるようになるといいですね。
動物園にお越しの際は、
是非、馬の耳の動きを観察して見ましょう。