のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

また聞き情報ですが

2005-11-30 12:51:57 | その他
東蔵さんのご子息:玉太郎さんが、来年4月に魁春さんの前名:松江さんを襲名とか。

情報元はいつも気になる情報を教えてくださるチハさんのブログですが、
そのさらに情報元はvirginia-woolfさんのブログです。
そのさらに情報元は・・・さて?

↓情報元はこちら(うち帰ったらTBさせていただきますm(__)m)

切られお富!(virginia-woolfさんのブログ)
11/29:中村玉太郎が松江を襲名!
http://blog.goo.ne.jp/virginia-woolf/e/9ed8177f1d2ece2e9aace3685cb137c4

sora.(チハさんのブログ)
11/29:松江襲名
http://d.hatena.ne.jp/ascent/20051129/1133269070#c

うーん、魁春さんは 魁春さんですっかり定着したけど、
松江さんって やっぱりまだ魁春さんのイメージが。
それに女形のイメージも。(^_^;)
仕事人:東蔵さんに似てきた?と私に思わせつつある玉太郎さん。
私の「松江さん=魁春さん」のイメージを吹き飛ばすくらいがんばってくださいね~

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なんじゃ こりゃ

2005-11-30 09:59:36 | その他
一晩ネットをお休みしてるうちにおきた なんか色々その2です

タッキー新橋演舞場
の史上最年少座長に
(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-051130-0002.html

・・・しょ~ぉ~ち~くぅ~ 魂を売ったな~<(-_-;)
それに、この公演期間にこの内容・・・スーパー歌舞伎じゃないか~っ(>_<)
なんか むなしいというか、さびしいというか・・・


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がーん

2005-11-30 09:57:30 | その他
一晩ネットをお休みしてるうちに なんか色々と・・・(^_^;)

まずは ↓これ
市川段治郎、歌舞伎座公演を休演…筋緊張性頭痛で(サンケイスポーツ)
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200511/gt2005113011.html

弥十郎さん(坂東弥十郎公式サイト:http://www.geocities.jp/wildanimal_63/)と
亀三郎さん(kamesaburo official site:http://homepage3.nifty.com/otowaya-bando/)の
公式HPに代役と出てたので、もしやと思ってましたが・・・_| ̄|○

うーん・・・まさか 名古屋の・・・ま、違うかな。(^_^;)
えーっと、ひと月お休みすれば大丈夫なら、1月は大丈夫かな。
とすると、やはりこれは私に是が非でも大阪行けってことですか?(^_^;)

それにしても、やっぱり残念。でも 一番くやしいのは 段治郎さんご自身でしょうねぇ。
しっかり 養生してまたかっこいいお姿 見れるの楽しみにしとります。

なお 代役は 昼の浅井長政は薪車さん。
ってことは、薪車さんの文荷斎に男女蔵さんがスライドして、
男女蔵さんの河内に亀三郎さんがスライドしたのかな?
今の時点では松竹のページが更新されてないので、未確認ですが。
夜の弁慶が弥十郎さんです。

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リベンジな3月。

2005-11-27 23:04:50 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
来年3月の、十三代仁左衛門さんの追善公演の会見があったそうです。

3月片岡仁左衛門追善興行の会見(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-051127-0001.html

追善演目は昼が「道明寺」で、仁左衛門さんの菅丞相。
夜の部が「近頃河原の達引」で、我當さんの与次郎、秀太郎さんのお俊
だそうです。

「道明寺」は以前、通し公演の時に見ました。
爆睡しちゃいましたが(^_^;)。
今度はリベンジで寝ないようにせねば!

「近頃河原の達引」は 見るの初めてです。楽しみ~♪

ところで、その前の2月の演目は??
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歌舞伎座と水着

2005-11-27 22:57:04 | その他
歌舞伎座で水着審査をやったとか。
あ、もちろん、歌舞伎役者のではなく、本物の女性の方のです。

歌舞伎座で初の水着審査!
http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/3215/

松竹110周年を記念したオーディションの審査の一環のようです。
花道歩いてます。いいな~

ちなみにグランプリは海老瀬さんという方。
ぱっとみ「海老蔵」と読んでしまい、
あ?海老蔵さん、審査員でもしたの??
なんで、また海老蔵さんを?? と思ってしまいました(^_^;)
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11月演舞場 児雷也豪傑譚話 感想(コメントはこちらへ)

2005-11-25 22:53:02 | 書いたぞ: 感想書きました~
今回は久々にダラダラ書きの復活です。
多分、最後まで読むの大変だと思いますんで、
お暇な時を見計らって お読みいただければ 幸いです。

なお、お手数ですがコメントはこの記事にまとめて お願いします。
各感想の記事には コメントできないようになってます。


◆座席位置
1回目:3階中央ブロック
2回目:1階前方 中央ブロック花道より

◆花道度:全体に高
バリバリに使います 花道を。それも見せ場が結構多いです。


※以下 クリックすると別ウィンドウで開きます。
◆発端/◆序幕
http://blog.goo.ne.jp/hm_notari/e/a9b3fda95cbd762154faf039a0035d79

◆第二幕
http://blog.goo.ne.jp/hm_notari/e/f5002306dc77a45b81865dc011df70ca

◆大詰/◆その他
http://blog.goo.ne.jp/hm_notari/e/b81debbdfc9c3bf78543f53e60c66d9b
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11月演舞場 児雷也豪傑譚話 発端・序幕

2005-11-25 22:47:40 | 書いたぞ: 感想書きました~
★1階席で観ての発見

◆発端:鞍馬山山中の場
幕が開くと 一面の紅葉の山の明るい舞台
鞍馬山だそうです。ん?鞍馬山?たしか今月は歌舞伎座にも鞍馬山があったような・・・
いずれ劣らぬ紅葉のさかりです。

世間話してるお姉さんたちが去ったあと 花道から幕府の執権職に任じられ
ホクホクな月影郡領主従が登場。
すると 上手の洞窟に張ってあった注連縄が勝手に切れ、なかから大蛇が!
月影主従があっけなくやられるかと思われたその時!
花道スッポンから大蛇丸登場!

蛇を退散させ、大蛇丸は月影親父に暗示にかけて養子におさまり、
暗示で人の変わった月影親父は盟友の大名・尾形家と松浦家を攻めさせることを決意し、
大蛇丸は目出度くここに日本魔界化第一歩を記したわけです。
★大蛇丸のズボンはビロードズボンでした。


◆序幕
●阿蘇山中の場
さて舞台が変わって さびしい山中。
なぎなた持ったちょっと年季の入った腰元さんが奮闘しています。
武者を追い払ったあと上手からでてきたのは乳母とちっこいお姫様らしき二人。

これがのちの綱手ちゃんかい?と思ったんですが
会話を聞いてると どうも後の地雷也とおもわれる雷丸のお姉さんとか。
・・・地雷也は綱手と夫婦になるんだったよな。・・・兄弟で夫婦はまずかろう(ーー;)
ってことはこれは綱手ちゃんではないってことか。

と納得してるうち、薙刀もって奮闘してた腰元は、雷丸にお姫様が
松浦家を頼って落ちたと伝えに行くため上手に引っ込み、
乳母はお姫様に身の証をたてるものとして蘭奢待の香袋をお姫様にもたせ
お姫さまと二人連れで、花道で追っ手と果敢に戦ったあと
前途多難そうな逃避行へと旅立ちにひっこみます。

ちなみにお姫さんの名前は雛衣姫でした。

さて場面は変わって戦場。
舞台後方に黒子さんが赤と青ののぼりを持って入り乱れ、赤の
のぼりが徐々に青に押され、最後は青ばかりになってしまうという
遠見のような手法で戦況を教えてくれます。
★1階席からみると 黒子さんは見えず、のぼりだけが動いてるように
見えました。


のぼり部隊が退場すると、同じく舞台の後方に下手から武者が二人現れます。
ひとりは赤軍らしく口ひげのおじちゃん、ひとりは青軍らしいんですが、
この時代にはめずらしい?クリクリのパーマ(天パでしょうねぇ。)の豊かな長髪。

天パな兄ちゃんの大蛇丸の腹心:夜叉五郎は、亀三郎さんだ♪
と すぐ気がついたんですが、
口ひげの方はイヤホンの解説を聞いてわかりました。

ひそかに注目してる菊市郎・菊史郎ご兄弟の
兄:菊市郎さんでした♪
ちなみにこの口ひげのおじちゃんは雷丸の父ちゃんの尾形左衛門弘兼。
セリフもたくさんでちょっとうれしい♪

と思ってたら、なんと弟の菊史郎さんの方も、あとからこの場に
亀三郎さんの側でしたけど援軍で大蛇丸の腹心:磯田武藤次として登場。
目出度く兄弟対決実現!とひとりでひそかに喜んでました(^_^;)

そんなことをしてるうちに上手奥の崖に大蛇丸が。
妖術なんかをつかっちゃって緒方のおじちゃんの体の自由を奪ったところで
夜叉五郎が一閃。緒方のおじちゃんは、あえなく、はかなくなられてしまいました・・・

嘆く私をよそに 上手の崖の大蛇丸の前には とっつかまった尾形・松浦両家の遺児
いかづち丸と綱手ちゃんが引き据えられてます。
こちらは まだ子役さん。

大蛇丸は「日本魔界化祈願成就の贄にせん!」と二人を妖術で ふわーっと
浮き上がらせて崖下へポイッと。
この「妖術で ふわーっと」は黒子さんが子役さんを抱えて持ち上げて崖下の
黒子さんに手渡す 人力妖術です(^_^;)
うーん 黒子さん大活躍。

もひとつ活躍なのが次の場面。
ここは二人が崖下に落ちていくという場面なんですが、
黒子さんが舞台中央に子役さんを脇を持って持ち上げてたってます。

子役さんはジタバタジタバタいたしまして、背景幕がとロール紙を
巻き取ってるような感じで下から上へと流れていきます。
なるほど~ これなら落ちてるように見える!!
上手いな~ この演出 と感じた個所のひとつでした。


●谷底術譲りの場
二人の姿が暗闇に溶けると、場面変わって、後方に岩壁の見える谷?らしき場所。
舞台前方のセリが上がって来るとそこに居眠り中の菊之助さん。
お兄さん、巻き割の最中にうたたねこいてたな というところです。
ハッと目覚める菊之助さんの雷丸。
「今のは夢であったるか」と夢落ちと成ります。

さて、そんなところに声あって、上手の庵?の御簾が上がると仙人様と
亀治郎さんの綱手ちゃん。
仙人様は「もしや あれが團蔵さん?」と思いましたが松助さんでした。

なんか お姿みるの久しぶりだな~と思いましたが・・・
助六の通人の面影はどこへやら。口調もボソボソとしており、動きもほとんどなく
顔のほうはおひげでよくわかりませんが、とにかく手がやせてる!細い!!

もしかして 仙人っぽさをだすために腕の部分はマネキンで顔だけ出してるとか・・・
うーん、手に持つ杖が揺れてるなぁ。そういうわけでもなさそう。
特殊メイクってわけでもなさそうだし・・・松助さん 大丈夫かなぁ。(ーー;)

★でも、筋書きの写真見ると、ニヤっとしたお顔は お茶目な尾上松助さん
丸出しで、ちっとも不安に感じません。さて?


それはさておき、ここで揃った主役の二人。
仙人は二人に
① 二人の親は大蛇の化身:大蛇丸にほろぼされたことを教え
②氏素性を証明するもの(綱手ちゃん:系図の一巻 雷丸:蘭奢待の香袋)
と 打倒大蛇丸のためにと妖術(綱手ちゃん:蛞蝓(なめくじ) 雷丸:蝦蟇)
をさずけ
③大蛇丸を倒すためには、波斬りの剣という草薙の剣に相当するような
剣が必要なこと、その剣は雪の中に咲く桜の下にあることを教え
④雷丸は地雷也に改名し、
⑤綱手ちゃんと夫婦になるように
と 言い渡します。

・・・氏素性をあかす品は 逆のような気もしなくはないですが、
これは後でポイントアイテムになるんで、男の子だけど香袋でいいんです。
しかし、女の子に蛞蝓はねぇ・・・(ーー;) もう少しかわいげのあるものに
ならんかったかなぁと思うんですが・・・まぁこれも三すくみを生かすため
仕方がないといえば 仕方ないわけで。

しかし、女の子に蝦蟇と蛞蝓 どっちかを選べってのは、ある意味
究極の選択かも。
女の子は蛇が一番似合うかも。

ついでに気になるといえば、二人が夫婦になること。
なんでここで夫婦になっておく必要があったのかな~と。
こういう状況なら、ほっといても、そのうちくっつきそうなんですけどねぇ。
なにを急いだんでしょう仙人様?

もひとつついでに、仙人様は なんでこの二人に仇討ちさせようと
したんでしょうねぇ。


●相模国鶴岡八幡社頭の場
大蛇丸の元服式を執り行っております。
高台には中央に月影パパが 発端の登場時より、大分顔色を悪くして
陣取っており、上手側に大蛇丸改め弾正照秀、
下手側に月影パパの実子ということで松也さん演じる照行。
この照行さんだけ 他の二人と衣装がちがって
武士というより お公家さんな感じの衣装です。

階段を下りたところに居並ぶ家臣には
上手サイドに大蛇丸の腹心となる赤っ面の片桐大膳:亀蔵さんと
青ッ面の恩田鬼平太:亀寿さん。
亀寿さんは 観ようによっては善人サイドにみえます。
亀蔵さんは どう見ても悪人サイドですが(^_^;)

そのお二人の、その背後には、寿鴻さん・辰緑さんといった
ご贔屓の渋いオジさまたちもそろってます♪

と、そこへ将軍家からのお祝いのお使者:高砂勇美之助が
花道から 長袴をずりずりしながら登場。
一際 拍手の起きるこの勇美之助を演じるのは菊五郎さん。

そこで、月影のおじちゃんが 突然、実子の照行を廃して
大蛇丸の照秀を跡継ぎとする なんて言い出すから
びっくりする一同。

勇美之助のとりなして、その話は また後日改めて 
とするが、寝耳に水の照行はどうにも面白くないし、
勇美之助をみる大蛇丸も「余計な口出ししやがって」
とありありと読み取れる眼つき。

皆がその場を去ったあと、1人残った大蛇丸は
夜叉五郎を呼び出して、月影パパの暗殺実行を命じます。
ここでの夜叉五郎は黒地に裏側が玉虫色の四天姿でした。

しかし、この大蛇丸の元服。
綱手ちゃんと児雷也との年齢差に 私は悩みました。

大蛇丸は登場した時から、松緑さん。
おまけに戦場にひょこひょこやってくるぐらいですから、
それなりの年齢だったと思うわけですが、
その時 子役のおチビさんだった綱手ちゃんと児雷也は、
この前の場面でようやく亀治郎さんと菊之助さんになってるわけで、
この間、それなりの年月がながれてるんだと
思うんですが・・・ここで大蛇丸はようやく元服するわけですよね。
・・・大蛇丸さん、あなた 一体、今おいくつ??

★この場面、最後に亀三郎さんのかっこいいひっこみがありました!
・・・見た覚えがないと言うことは、前回寝こけてたな(^_^;)

★月影パパの権十郎さん、なんかまばたきが多かったな~
あれは、勇美之助を「余計な口はさみやがって」という
眼でモノを言う感じを表してたのかと思ったけど・・・
じつは眼が痒かっただけかも?(^_^;)



●藤橋だんまりの場
始まりは振り落としの浅葱幕の前で大薩摩。
振り落とすと 舞台は土手みたいな高台があるさびしいところ。
その高台を駆けて登場するのが、夜叉五郎♪

せっかく、大蛇丸の命に従って 親父様の首を取ってきたのに、
大蛇丸ってば、夜叉五郎を一閃。
あぁぁ さらば 亀三郎さん・・・(T_T)/~~~

上手の藪に消える亀三郎さんと入れ違いに下手の藪のあたりから
飛びあがったのは、親父様の首。
この首が飛び上がる意味がいまいちわからんのですが、
その首が引っ込むとが下手から児雷也が、
上手からは赤姫姿の綱手が 藪をがさがさ掻き分けて登場。

なぜに、この二人ここにが折りよく登場したのかも ちと疑問なとこです・・・

そんな疑問はさておいて、だんまりのおきまりの動きの後、
まず 化けたのは児雷也。真ん中から 蝦蟇登場♪
次は大蛇丸。上手の小屋に消えるとその下の土手から登場♪
最後は綱手ちゃん。上手のあたりでスモークと共にセリ下がると
上手からぬめった蛞蝓登場。

さぁ ここからは 楽しい被り物さんの見せ場。
蝦蟇のジャンプ姿は なぜかけなげさに溢れ、
思わず拍手してしまいます。

★蛞蝓のしっぽが 随所でピン!とたってプリティだったのは
1階で観てはじめて発見。
ツルツルというかヌメヌメな質感も1階でみると よりリアル~(^_^;)


ひとしきり フガーッと戦いあったあと、まず蝦蟇が出てきたとこから
退場。

その後、蛞蝓にしっぽをつかまれた大蛇は上手から、
蛞蝓はスモークにつつまれて中央のセリを下がって 退場します。

と、下手の土手から黒子さんに押されて先ほどより明らかに
でかい ガマが花道入り口まで出てきます。
いよいよ近づく見せ場の場面!

★おぉっ!宙乗りスタンバイ時の目隠しスモーク、黒子さんがホースもって
かけるようにして出してる!


同時に 本舞台の土手の上には、人間に戻った+ぶっかえった?
綱手ちゃんと大蛇丸。
大蛇丸が「ふんっ」となにかを投げると蝦蟇の背がパコっと割れて
中から出てくる鷲に乗った児雷也:菊之助さん。
★ちなみに 抜け殻の蝦蟇は花道を疾走して引っ込んでいきました。

・・・?なぜ、脱皮して 鷲??
なんてことは この期に及んで気にしちゃいけません。
だんまり おきまりの ポイントアイテムを落として拾うが
なかったことなんてことも、これから始まるイベントの前にはささいなことです。

スクリーンのついた 雲の絵が施された幕が上からスルスルと
降りてきて、さぁっ、いよいよ宙乗りスタート!
素足の親指が ピッ と立って、実にうれしそうな いいお顔をした
菊之助さんが 3階の鳥屋に消えていきます。

これで 序幕が終わり休憩となるんですが、
菊之助さんが 3階の鳥屋に消えたあと、演奏が終わり、
観客が外に出れるようになるまで、そんなに時間はありませんでした。

あの時間じゃ 菊之助さんが3階から1階に駆け下りるのは
無理と思われますんで、どっかに避難口ができたのかな?

★スクリーンの幕は、簾内さんが菊之助さんをみれるように、
ちゃんと下手1/5くらいがスケスケになってました。
しかし、やっぱり、この太鼓連打の音楽、何度聞いても好きだな~♪♪

★宙乗りの終盤、スクリーンの右半分に菊之助さんの顔のアップが
うっすら写ってたので、ゴーストみたいなもんかと思ってたけど、
わかった、あれ、スクリーンが写ってるんだ!!
すごーい ダブル菊之助さんだ♪

★引っ込みの時の菊之助さんの うれしそうなこと!!
これは、ほんといい顔です!


ところで、あの鷲、菊之助さんとくっついてるんでしょうか?
ワイヤーは どうも菊之助さんにはついていないように見えたんですが・・・

★二幕目の後の休憩のとき、1階下手の脇通路の突き当たりに
カバーのかかったモノがありました。
カバーをめくるわけにはいきませんが、大きさ的にあれは
背中から鷲をだしたガマだったのかも♪


二幕目へ進む
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11月演舞場 児雷也豪傑譚話 第二幕

2005-11-25 22:45:13 | 書いたぞ: 感想書きました~
★1階席で観ての発見

◆第二幕
●八鎌鹿六屋敷の場
・・・す、すみませんm(__)m
もう、ここは 私の文章力では 書き表せませんっ。

ただ、ひそかにまちこがれていた團蔵さんが、ここで
あのようなお顔で出てきたことは なんともコメントしがたく・・・
筋書きのお写真にも 泣き笑いをいたしました(^_^;)
でも、それでも やっぱり、團蔵さんから眼が離せない!
★舞台写真も買っちゃいましたし♪

それから、どうみても、勇美之助より 楽しんでやってる(^_^;)
菊五郎さんのお鹿。
★これは、舞台写真買おうか迷いましたけど、我慢しました(^_^;)
ちなみに筋書きの役者紹介のところのお写真は勇美之助でした。

★最初に團蔵さんが登場する襖は、私の席のほぼ真正面。
出てきた瞬間、「出たーっ やった真正面!!」と グッと拳を握ってしまいました♪
顔はゆるみましたが(^_^;)

★最後の児雷也のひっこみ。
「ばぁかぁめ!」という時の 菊之助さんのきもちよさそうなこと!
が、どうにも児雷也ヘアと巫女さん装束のとりあわせはヘン~
それから、ここのひっこみ、菊之助さん 口をキッとむすんで
とてもかっこいいんですが・・・
口を使わない分、鼻からの吸い込み量が多いんでしょう。
1階では、鼻息遣いが 半端じゃないほど ものすごくよく聞こえました。
素晴らしい肺活量です。


●月影館奥殿の場
パパを暗殺して、執権職についた大蛇丸のお祝いムードなところに
朝廷からのお使者:今出川中納言として登場したのは児雷也の菊之助さん。

お祝いの品として持ってきた刀は波斬の剣。って、あれ?
いつの間に手に入れたの? って、もちろんこれは偽物。

大蛇丸の隙を狙って、仕掛けようとする児雷也ですが、
気がつかれて失敗。
この後にお使者を怪しんだ 大蛇丸腹心の亀蔵さん・亀寿さんが仕掛けて
菊之助さんがこたえる刀問答は見所。(聞き所?)

結局、その問答から、波斬の剣が偽もんで、お使者というのも
真っ赤なウソとばれた児雷也。
腹心の部下は 倒したものの、三すくみの法則から大蛇丸に勝てる
わけはなく、大蛇丸の妖術にあてられて
目は見えなくなるわ、足腰は立たなくなるわで絶対絶命の児雷也。

そこに花道スッポンから、かっこよく綱手ちゃん登場!
こちらも三すくみの法則から 大蛇丸は敵ではない綱手ちゃん。
児雷也をつれてこの場の逃れます。

・・・この場面を見てると、どうにも綱手ちゃんが最強に思えて
きますね~(^_^;)

そして、なんで児雷也は 無謀ともいえる殴り込み作戦を、
それも単身、決行したんでしょう?
綱手ちゃんとは別行動だったのかな~
そうすると、なんで綱手ちゃんが折りよく、あの場に
現れたのか わかりかねるし・・・というあたりも なんとなく 謎です。

ここの児雷也は黒い衣装が グッとかっこよい。
それに対比するように 緋色の袴をはいてる大蛇丸。
こちらは どうにも派手に見えます。

★この場の立ち回りに使う刃物は 刀も薙刀もみんな漆塗りのように
黒くて、一筋赤線が入ってました。なんでだろ?なんか意味がある?


大詰・その他へ進む

発端・序幕の感想へ戻る
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11月演舞場 児雷也豪傑譚話 大詰・その他

2005-11-25 22:41:26 | 書いたぞ: 感想書きました~
★1階席で観ての発見

◆大詰
●箱根熊手屋玄関先の場
芝雀さん 萬次郎さん 彦三郎さん登場
芝雀さんは かけもちだったんですね。これみて、初めて知りました。

旅館、熊手屋さんの店先では、泊まり客たちが雪のふる中に咲く桜がある
という、どこかで聞いた話をしています。

宿の客が奥に引っ込んだ後、ここで再び菊市郎さん登場♪
ここの離れに長期滞在中の綱手ちゃん夫婦にたのまれて、
高麗人参を持ってきたというお医者さんの良庵です。

わりと老け役ですが、いい感じ♪うれしいなぁ。登場場面が多くて♪

で、その応対に出たのが、この宿の看板娘のあやめちゃん:芝雀さんと
女将のお松さん:萬次郎さん。
あやめちゃんの良庵先生との会話から、ん?あやめちゃんは 児雷也に
気があるのか?と思わせますが、それよりもポイントになるのは、
ここであやめちゃんが 良庵先生から 児雷也の症状を治す方法を
聞いたことです。

ちなみにその方法とは、巳の年、巳の月、巳の日、巳の刻に生まれで、
それも、患者の血縁にあたる女性の生血を飲む というもの。
うーん、これって「合邦」のパクリ・・・(^_^;)

良庵先生が下手に引っ込むと、入れ替わりに登場したのが、大蛇丸と太鼓もち二人。
大蛇丸は「お大尽」と呼ばれています。頭は五十日鬘という ボウボウ状態です。

なんでもあやめちゃんと見かけて一目惚れしたそうで、これから熊手屋にいって
あやめちゃんを お妾としてか、嫁さんとしてか わかりませんが 貰い受けようと
いうつもりのようです。

ここでの花道からのでの大蛇丸は、とってもうれしそうないい顔してます♪
襟巻き まいてるのは、蛇だから、寒いの弱いのかもしれません。
しかし 大蛇丸は ほんと 蛇ですね~
蛇のそろった生まれの女性にぞっこんになっちゃうんだから。

で、ここで熊手屋主の慾四郎:彦三郎さん登場。
この名前を聞くと場内からかすかに笑いが起きます。(^_^;)

で、まぁ、名前の通りなのか、金に眼のない慾四郎さん。
あやめちゃんは 数年前、山中で年配の女性と行き倒れてたのを
助けて育てた養女だという素性なんで、お大尽さんにもらわれていくのに
なーんの異存もございません ということをおっしゃいます。

この話を聞いて、なーるほど、このあやめちゃんは 序幕に出てきて
乳母と逃避行に出た、雛衣姫なわけだ と気がつく人は気がつきそうです。

で、お大尽さんたちが奥の一間にひっこんだ後、慾四郎さんは
あやめちゃんを呼び お大尽さんになびくように命令するわけです。
が、あやめちゃんは なんか 悶々としています。

●箱根熊手屋離れ座敷の場
この幕は最初の方、爆睡してて、気がついたら、児雷也と綱手ちゃんが
本舞台にいました(^_^;)

★1階でみてたときはさすがに起きてました。
綱手ちゃんが児雷也の乗った車を引き引き、花道から登場。
写真でみたスーパー歌舞伎の「オグリ」と同じだ~

ところで、この時、音吉さん演じる木こりが一緒に来てたんですね~
しかし、この音吉さん木こりは 花道七三まででひきかえしてしまうという
1階じゃないと 見えないおいしさ♪ 音吉さん うまいな~

で、この木こりさんから、綱手ちゃんたちは この箱根の山中に
雪の中に咲いてる桜があり そこが地獄谷と呼ばれる場所であることを知ります。

二人が離れに戻ったあと、綱手ちゃんが母屋の方に、さっき良庵先生が
もってきてくれた高麗人参をとりに行きます。


ひとり離れに残る児雷也。
★ここで香をたいていたとは知らなかった。(寝てたのバレルな(^_^;)
今回も匂いが客席にただよって来なければ、気がつかなかったかも。


と、そこに現れたのは あやめちゃん。
突然、児雷也にせまり出し、そのアタックぶりは、
かなり、積極的+迫力にあふれてます。(^_^;)

しかし、芝雀さん、歌舞伎座でも、結構エネルギー要りそうな
演技をして、ここでもまた、かなりエネルギーの要りそうな熱演。
疲れるだろうなぁ~(^_^;)

が、芝雀さんの迫力のせまりっぷりにも関わらず、なぜか意識が飛び飛び。
★二回目も同じでした<(-_-;) 他の場面は大丈夫だったんですけどね~
なんでだろ?


で、気がつけば、あやめちゃんは 児雷也から奪い取った刀で自分を刺してるし
いつの間にか綱手ちゃんが帰ってきていて、オタオタしてるし、
なんか いつの間にか あやめちゃん、実は児雷也の姉ちゃんだったと
告白してるし。なんでわかったの?
★1階席で観てて、ここは わかりました。さっき児雷也が蘭奢待を炊いたからだ。

で、児雷也はあやめちゃんの生血を飲んで、一気に回復。
が、あやめちゃんは もう 虫の息。
そこに、あやめちゃんを探しに来た慾四郎さんが、
「金ヅルになんてことを!」と児雷也に襲い掛かります。

で、気がついたら、そこで児雷也とやりあってた慾四郎さんが
いつの間にかいなくなってるし。(^_^;)

まぁそんなわけで、最後、児雷也と綱手ちゃん、二人で
桜の咲くという地獄谷を目指して 花道を引っ込んでいきます。
★おーい、二人とも裸足だよ~ 寒いよ~っ

綱手ちゃんは、他の場は どちらかというと かっこいいんですが、
この場は とても艶っぽかった~♪

●箱根山山中地獄谷の場
真っ暗な中、定式幕を開けるジョジョジョジョジョジョジョという音が響きます。
火が入って、明かりが入り、ひとしきり火の粉四天さんたちが見せたあと、
上空から吊られて まず 児雷也登場。
白地に墨絵の蝦蟇の四天姿が なかなか"わびさび"のきいたかっこよさです。

ちなみに、私、最初見たとき、イヤホンガイドの解説の「火の粉四天」が
「きのこ四天」と聞こえたんですよね~。
なんで、幕が開いて全身まっかっかな「火の粉四天」さんたちを見るまで
「ドコモダケみたいのが出てくるのかな~ 山で谷だから「きのこ」なのかな~
それにしても、なんかかわいい名前の四天だな~」
と、思ってました。(^_^;)

火の粉四天さんたちと菊之助さんの立ち回りは棒を使ったスピーディさに
あふれる立ち回り。
「ヤマトタケル」の段治郎さんの熊襲の館の立ち回りを思い出しました。
ひと呼吸間違えるとケガしそうなスピーディーさです。

次に出てくるのは、綱手ちゃん。赤いさらしを使ってのパフォーマンスを繰り広げる
火の粉四天さんたちをかいくぐりつつ、薙刀をもって花道から登場。
児雷也とお揃いで白地に墨絵の蛞蝓の四天姿が きりりとかっこいいです♪
惚れますな、アネゴな姿に。

そして最後、花道スッポンから登場するのは 大蛇丸。短めの剣を両手に
二刀流の大蛇丸は黒地の四天。やはり墨絵のような大蛇のデザイン。
ちなみに五十日鬘は百日鬘に成長。あったかいから 伸びるのも早いのかな?

大蛇丸と児雷也の立ち回りは花道の逆七三あたりから花道を使って本舞台まで
刀の鍔をチャリチャリと鳴らしながら展開していきます。
ちなみに、火の粉四天さんたちは、どちらかの味方 というわけでもなさそうで、
大蛇丸 児雷也両方に平等に邪魔します。いいことです、えこひいきがないのは。

で、その最中、波斬丸をゲットしに上手に消えた児雷也は
ライトセーバーならぬ波斬丸を手に 上手の高台からターザン状態で
本舞台へカムバック。
ちなみに、桜はどこにあったんでしょうねぇ(^_^;)

綱手ちゃんに波斬丸がそろった今、大蛇丸には勝ち目なし。
黒子さんたちが背後にスタンバイした大蛇丸から 大蛇がヘロヘロンと飛び去ると共に、
大蛇丸はぶっかえり、 児雷也・綱手ちゃんとお揃いの白地四天姿に。

ここに勇美之助が花道からお馬に乗って登場。
★演舞場は2階が高いから、頭下げなくてもいいんですね~。

で、まぁ、綱手ちゃんと児雷也は目出度くお家再興が叶い、
大蛇の邪心が抜けて改心した大蛇丸も、児雷也のとりなしで おとがめなし。
ここに目出度し目出度しで スモークがモウモウとなり、
背景には 大きな月が昇り、児雷也と綱手ちゃんは二人で黒子さんが
スタンバイした中央の岩に登り、大蛇丸は下手の同じく岩の上に、
勇美之助は上手で 馬にのったまま、幕となるわけです。

しかし、このフィナーレのとこでかかる 人の声のような音楽、
個人的には、とても いまいちな感じです。
まぁ、好みの問題かもしれませんが。

ところで・・・大蛇丸って、千年を歳ふる蛇の「化身」っていうんじゃなかったっけ?
誰かに憑いてたってんじゃないわけで、とすると、蛇が抜けたら・・・んんん????
まぁ、いっか。その辺は。

音量からして、もっとたくさんいるのかと思った囃子方の笛の方は、
よく観ると二人しかいないんです。
本当に酸欠にならないのが 不思議なくらいです。

火の粉四天のみなさんも、さらしをブンブン、随分長い間振ってます。
あれ、結構、腕にくると思うんですよね~。その後またトンボきったり
するわけですから、ほんと、みなさんご苦労様です。


◆その他
筋書きみてたら、出演者の写真に菊十郎さんのお写真があったんですが
「菊十郎さん、出てたの? 見つけられなかったな~」 と思って
筋書きパラパラ観てみたんですが、配役に菊十郎さんのお名前が見当たりませんでした。
むむむ、一体、どこに出演されてたんだろう??

ちなみに、今回、松緑さんは11回御召し変えだったそうです。
タイトルロールの児雷也より多いぞ、きっと(^_^;)

舞台写真、お鹿さんの写真は5分くらい悩みましたが、あきらめました。
團蔵さんのお写真は3分くらい悩んで買いましたが。(^_^;)

全体に、菊之助さんの活躍ばかりが目立つ感じ。
もちろんタイトルロールですし、かっこよいので、それでもかまわないんですが、
できれば、もう少し、綱手ちゃんにも活躍の場が欲しかったかも。
なんせこの3すくみな関係の中で 最強なのは、どう考えても、彼女ですから。
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形なき遺産に

2005-11-25 20:53:53 | その他
ついに 「能楽」「文楽」に続き、世界無形文化遺産になりました~

歌舞伎が世界無形文化遺産に
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20051125035.html

世界無形文化遺産ってのは、2年に1回、1国1件だけ登録されるもんだそうです。
今までに47件が登録され、今回は歌舞伎を含め43件が64件の候補の中から選ばれたそうです。

世界無形文化遺産に登録されたことで、
「日本政府は保護育成の責務を負うことになる」そうなんで、
しっかり、手厚く 保護してもらいましょう♪
歌舞伎座再建の費用も助成してもらえる・・・かな?(^_^;)
コメント (2)
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