のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

2008年1月:歌舞伎座 昼の部

2008-01-21 00:04:30 | 観たぞ: 観てきて一言
歌舞伎座に本年の初出陣を果たしてきました♪
ちょっと 今忙しいのと 例によって気持ちよく舟をこいで来たので(^_^;)
感想はちょこっと簡単に。

※じつは、先週末には演舞場も行ってるんですが、こちらの感想は例によって
このブログの投稿制限字数を超えてしまったため、現在、チマチマ作りこんでる
HPの方で表示できないか検討中です。もすこしお待ちを~


【概要】
観劇日:2008/1/20(日) 11:00~15:40
劇場:歌舞伎座
観劇位置:3階中央後列

■先の余談:舞台写真が出てました♪

なんか 今回、役者さんのすごいというか、惜しみないアップの写真が
多いような気がしました。(^_^;)
もしかして、カメラマンさんが違うのかな?

枚数的に充実度が高いのが福助さんと高麗屋さん親子。
福助さんは揚巻のお写真がたくさんあります。

あと雀右衛門さんも上演時間から考えるとすごい充実度かもしれません。(^_^;)

それから、名題の役者さんのお写真も充実です♪

他には芝翫さん、夜の部の踊りのお写真なんですが、白髪に緋色の衣装が
とても映えて 印象に残りました。

悲しかったこと・・・歌六さんのお写真が1枚だけ・・・(/_;)

あ、ちなみに筋書きに舞台写真が入るのは、21日からだそうです~
(残念(ーー;)

■のたりの眼

1:猩々


私、猩々という化け物が、なんか、好きなんです♪
あのど派手な赤い頭といい、お茶目なお酒大好きなところといい・・・
ちなみに 字面からでしょうか、イメージはタヌキです。

でも、イヤホンガイドの解説によると水中生活者のようで・・・
となるとカワウソとか・・・カッパ??・・・それにしちゃぁ髪が豊かすぎますね(^_^;)

以前、狒々(ひひ)がモデルだと聞いたことがあるような気がしましたが・・・
記憶違いだったかな(^_^;)

あと、去年旅行に行った彦根で郷土人形に猩々がありました。
疱瘡よけなんだそうです。

そういえば 赤いのは疱瘡よけになると聞いたことがあるような気が。

なんにせよ、なんか憎めない感じがして、好きなんですよね、猩々♪

この演目、観るのは確か今回で2回目か3回目。
中村屋さんところの勘太郎さんと七之助さんでやったのが記憶に残ってます。

今回の猩々コンビは梅玉さんと染五郎さん。
梅玉さんはここ数年、新年1番の出し物に連続出演されてるような気がしますねぇ。
・・・うん、やっぱり、そうです。2005年はちょっとすぐ記録がみつかりませんでしたが
2006年・2007年と昼の1番目にご出演されてますね。

そのお2人ですが、まぁなんといいますか、猩々やるとみんなそうだとは
思うんですが、なんかその、岸田劉生の「麗子像」を彷彿とさせる、髪の豊かさでした・・・(^_^;)


・花道度:低
最後の最後に猩々が、七三でちょこっと踊ったあと、
スタコラサッサと感じで引っ込んでいくくらいです。



2:一條大蔵譚


【メモ】
・檜垣茶屋:お能とかの時だけでる臨時の茶屋のこと
・「菊畑」が有名な「鬼一法眼三略」の一部分。
この部分だけ独立して上演する場合は、今回のようにタイトルが「一條大蔵譚」
となるそうです。

・鬼一・鬼次郎・鬼三太の兄弟が敵味方に分かれているところは、
梅王・松王・桜丸の三兄弟を思い起こしますが、話の成立年代は
こちらが先なんだそうで、むしろ向こうがこちらを真似したというのが
正解のようです。

・一幕目
・梅玉さん
休憩15分で猩々から二枚目の鬼次郎に見事に変身!
梅玉さん(とお弟子さんたち)は戦場のような休憩時間なんでしょうねぇ(^_^;)

・吉右衛門さん
造り阿呆の時の笑顔が、なんか気持ちよさそうで いいなぁ。と思ってしまいます。
私もあんな幸せそうな顔して、ぼーっとしていたい・・・(^_^;)

・しのぶちゃん
大蔵卿の太刀持ちしてる!と思ったら「女小姓(めごしょう)」というそうです。
大勢の女中さんと違い、1人だけガラの着物にお振袖です。

・大所帯
1幕目の大蔵卿サマ御一行は、成瀬・女小姓・女中16人・中間?19人 +お京さん
という大所帯です。

・2幕目
すいません、ほとんど大爆睡してました。(/_;)
せっかく、葵太夫さんの語りだったのに・・・_| ̄|○

死んでも褒美の金が欲しい~っ」(by勘解由)
とか
とっとと いなしゃいませ」(by大蔵卿)
なんてセリフは記憶に残っているし、耳は結構、
起きてたみたいなんですが・・・・


・友斬丸
大蔵卿から鬼次郎に渡される源氏の重宝である刀です。
・・・ん?「トモキリマル」って、夜の部の助六が意休から奪おうとしてるのも
そんな名前の刀だったような?

ちなみに最後はちゃんと目が開いていたんですが、
・・・段四郎さん、首になったらちょっと若返った??


・花道度:中
1幕目のしょっぱなに梅玉さんと魁春さんの出、
最後には大所帯のひっこみ。
2幕目は・・・なかった??


3:けいせい浜真砂:女五右衛門


【メモ】
・あの山門は藤堂高虎の寄進したものとか。
・今回、舞台装置の山門、新調したそうです。
・大薩摩

・雀右衛門さん
山門が、せりあがっていったらお顔がキレた・・・(/_;)
でも、衣装は見えました。
華やかな舞台のなかで、黒い衣装になるとグッとしまりますねぇ♪

しかし・・・
ほんとに始まったら「えっ、もう段切れ??」という感じでした(^_^;)
華やかで、きれいで、豪華で、いいんですけど、でもやっぱりあまりにも
早すぎるかも・・・(^_^;)

ついでに 30分休憩で 10分上演して 20分休憩というのも・・・(^_^;)
片方はお食事時間としても、どちらかの休憩時間は、も少し短く
なってもよさそうなんですが・・・うーん、山門の設営・撤去に
時間がかかるのかな~



4:魚屋宗五郎


【メモ】
・いつもの宗五郎の場面の前の場面もあるらしいです。
その部分のイヤホンガイドの解説を聞いて、「あぁだから『新皿屋敷』なんて
タイトルがついているんだ」と納得しました。

あんまり楽しそうではないですが、でも1度くらい通しでみてみたいな。
ん? あれ? 国立で観たことあった・・・かな??

・仏壇まわり
仏壇前のろうそく、本火でした。
宗五郎が暴れるのに、本火なんか使ってて大丈夫なのかなぁ(^_^;)

あと、3階席からは見えませんでしたが、仏壇の上のところに神棚があるそうですが、
弔いをあげてる今は、そこは紙でふさがれてるそうです。
観たことないから観てみたいですねぇ。

・高麗蔵さん
青の矢絣が映えてきれいです♪ 弔問だから青なんでしょうか?

・歌六さん
おいしいところです。でも、今月これだけは、さみしい・・・・(/_;)

・錦之助さん
さらにおいしいところかも(^_^;)
でも、なんとなく、酒乱の気がある、でも、ちゃんと魚屋に手を突いて頭をさげれる
まっすぐな気性の殿様な雰囲気が感じられる お似合いの殿様ぶりでした。
ただ、ちょっと声が危ない感じが。 お風邪かな?

・幸四郎さん
声、いいですねぇ。前回見たときは たしか世話物初挑戦だったか、挑戦2本目だったかで
どうにも、宗五郎の人物像としっくりこない感じがしてたんですが、
今回は、「幸四郎さんの宗五郎」みたいなものが出来てたような感じで、
そんなに違和感がなかったです。

幸四郎さんの世話モノを見慣れてきたのもあるのかなぁ。

・花道度:中
色々ありますが、個人的には、酔って出て行く宗五郎の引っ込みと
それを追いかけるおはまさんの引っ込みを も少し長くみてみたいです(^_^;)。


5:お祭り


昼夜ともかっこよいお役ですね~ 團十郎さん。
お写真もいい格好のものがたくさんありました。

あ、ちょっと頬に赤みが。
舞台写真見たときは あんまりわからなかったな~

個人的にはお獅子とのカラミが好きな踊りです♪
しかし、今回のお獅子、なんか足が長いぞ(^_^;)

それから、團十郎さんの ほてほて とした歩き方も
なんか好きです♪

やっぱり 最後がこういう気持ちのよい演目だと
観終わった後も気持ちがいいですねぇ♪

・花道度:中
最初は浅黄幕の振り落としで始まるので花道はつかいませんが、
最後に2人と若いものと七三で絡んだあと、すがすがしい引っ込みになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「サライ」買っちゃいました♪

2008-01-11 01:37:42 | その他
この記事は「1/8:歌舞伎へのお誘い 今年はブーム??
で紹介した、歌舞伎特集をやってる雑誌「サライ」を購入しての観想です。


家の近くの本屋ではみつからなかった、「サライ」。
会社の近くの本屋では平積みでたっぷりありました(^_^;)

で。ざざざっと読んでみました。
・巻頭の富十郎さんのインタビューが 富十郎さんらしくてナイスでした♪
・期待の「10人の名優が語る、珠玉の舞台の勘所」。
お1人約3ページ(うち1ページはほぼ写真のみ)。
鮮明な舞台写真がたくさんあって、なかなかお得感はあるのですが・・・

・・・あれ?? 他の7人は、ちゃんと役者さんに会って、写真撮って、
インタビューしてるっぽいのですが、最後の3人
   猿之助さん、勘三郎さん、團十郎さん
の分は、どうも本人にインタビューしてない感じですねぇ。

まぁ、團十郎さんはこの特集の前に寂聴さんとの対談がありますから
仕方ないとして、猿之助さんと勘三郎さんはページも1ページしかないし、
写真も舞台写真だけだし・・・

・・・うーむ、ちょっとくやしいかな。(ーー;)

あと びっくりしたのが「別冊」。
大きさはほぼ雑誌と同じです(^_^;)
こういう別冊もあるんですねぇ。

あ、それから、偶然だとは思うんですけどね、
もうひとつの特集「馬肉」の方に出てくるお店に
勘太郎」というのがありました(^_^;)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌舞伎役者さんが表紙です

2008-01-09 00:37:49 | その他
前回の記事で紹介した「サライ」を本屋さんで捜してたら、 歌舞伎役者さんが表紙の雑誌を2つみつけました。

1つは「婦人公論」。紀信先生の玉さんです。

婦人公論.jp
http://www.fujinkoron.jp/

巻頭の方に玉さんのお写真何枚か(たしか3Pくらい)と一言がありました。
なかなかシンプルな一言です(^_^;)
お写真は「英執着獅子」のが、とてもきれいでした♪

もうひとつは「アサヒカメラ」です。
こちらも紀信先生の、藤娘のお写真です。

OPENDOORS 朝日新聞社の本 -アサヒカメラ
http://opendoors.asahi.com/camera/

一瞬見た感じ、「ん?菊之助さん?
と思ったんですが、よくみたら海老蔵さんでした(^_^;)

巻頭に「海老蔵ラビリンス」というタイトルで
海老蔵さんの写真が出てます。6Pくらいあったかな?
いずれも迫力あるお写真でした。
※ちなみに上記HPにある「立ち読み」ではこの写真は見れません

本屋さんにお立ち寄りの際は、ぜひ、雑誌売り場にもフラッと♪
あ、ちなみに「サライ」はありませんでした。
・・・出遅れたかな<(ーー;)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌舞伎へのお誘い 今年はブーム??

2008-01-08 13:13:15 | その他
今「歌舞伎へのいざない」的な特集を組んでるところが2つあるようです。

ひとつは「日経トレンディネット」。こちらはネットでみれます。

大人の"粋"を学びたい!新春歌舞伎への誘い
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/cover2/071226_kabuki/?flash
※このトップはフラッシュ使ってるみたいですのでご注意を。

なんと巻頭?特集が段治郎さんのインタビュー!!
(yayaさんのblog:ヤマトタケルの夢(http://blog.goo.ne.jp/yaya1986/) で
教えてもらいました♪ ありがとうございます~♪)

特集の中身は
1:市川段治郎さんに聞く 総合演芸「歌舞伎」の魅力
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/cover2/071226_kabuki_01/

2:超基本の歌舞伎演目
3:歌舞伎座を上手に使う
4:歌舞伎座内の食事処
5:お薦め 折詰弁当
などなど

うーん、個人的には1があれば十分かも(^_^;)

もうひとつは雑誌の「サライ
新聞に広告が出てました。ネットでも詳細が出てますね。

サライHP サライ今号、次号予告
http://serai.jp/kongo_jigo/kongojigo.html

寂聴さんと團十郎さんの対談や、あ、これはおいしいな、
10人の名優が語る、珠玉の舞台の勘所」って・・・


菊五郎さん(弁天小僧)、仁左さん(吉田屋)、
藤十郎さん(お初徳兵衛)、吉右衛門さん(熊谷陣屋)、
芝翫さん(藤娘)、雀右衛門さん(金閣寺)、梅玉さん(番町皿屋敷)、
玉さん(鷺娘)、三津五郎さん(魚屋宗五郎)、
幸四郎さん(寺子屋)、猿之助さん(ヤマトタケル)、
勘三郎さん(髪結新三)、團十郎さん(歌舞伎十八番)


おぉ~ なかなかおもしろそうなラインナップですね~。

別冊付録の「歌舞伎 基本のき」というのもいい感じです。
中身は 舞台の仕組み、狂言の分類、用語集などなど。

あ、この特集もちょっと気になるかも(^_^;)
【特集】 高タンパク質、ビタミン豊富、コレステロール低減…  
体にやさしい馬肉を喰らう


馬肉、食べたことないんですよ。おいしいのかな~。

定価¥500のようですが、今回は大特集なんで、も少ししそうですね。
¥1000以下なら・・・買っちゃおうかな♪

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008年1月:国立:「小町村芝居正月」

2008-01-07 01:20:49 | 書いたぞ: 感想書きました~
◆観劇日:2008/1/3(木)【初日】
◆会場:国立劇場
◆観劇位置:2階後方
◆タイムテーブル:
序幕:(約25分)
     第一場江州関明神の場/第二場大内裏手の場
  (休憩:10分)
二幕目:大内紫宸殿の場 (約55分)
  (休憩:30分)
三幕目:深草の里の場(約25分)
  (休憩:15分)
四幕目:(約40分)
      第一場柳原けだもの店の場/第二場柳原土手の場
  (休憩:15分)
大詰:神泉苑の場(約35分)

◆配役
大伴真鳥黒主菊五郎さん
深草少将
(柳原の五郎又)
五位之助兼道菊之助さん
小女郎狐
(花売り娘:おたつ/
嬬恋のおみき/
名虎妹:初音)
紀名虎
(正月屋庄兵衛)
松緑さん
少将部下:
孔雀三郎松平
小野小町姫
(五郎又女房:おつゆ)
時蔵さん
黒主部下:
四の宮兵藤武足
團蔵さん
家主女房:おとら萬次郎さん
惟仁親王松也さん
惟喬親王亀蔵さん
家主:太郎兵衛
藤原良房権十郎さん
関寺の大刀自婆田之助さん
香取姫梅枝さん
虎王丸竹夜叉亀三郎さん
熊王丸月夜叉亀寿さん
小野吉実彦三郎さん
左中弁諸葛菊十郎さん
五代三郎政友 菊市郎さん


■のたりの眼
◆注意◆ 
ネタバレしてるところもありますので、まだ舞台をご覧になっていない方は
この先をお読みになる場合は、その点、ご了承願います。m(__)m



【序幕】
お酒も少々入って、気持ちよーく・・・すみません、正直、序幕・2幕目と
かなり断続的な観劇になってしまったので、話の展開がほとんど
わかりませんでした(^_^;)

・菊十郎さん:
白塗りの公家姿とはめずらしい(^_^;)

・團蔵さん
キンキラー♪
大伴黒主の家来=悪役サイドです。
菊市郎さんと團蔵さんのカラミーっ!!
新年早々にして、なんてすばらしい♪
あー、もうここ見ただけでも 十分満足!

しかし、舞台は立ち廻りの2人をそのままに盆がまわって次の場面へ。
あぁぁ、舞台廻さないでぇ~っ もう少し、もう少し2人のカラミを見せて~っ

・田之助さん
うーん、新年早々、なんか壮絶な格好の・・・(^_^;)

・松緑さん
こちらは、まぁ新年早々、豪快な衣装だなぁ。
お役は「紀名虎」。うーん、どっかで聞いたことがある、この名前・・・
と思ったら、筋書きの「思い出の舞台」に出てました。
猿之助さんの「競伊勢物語」!これこれ!
あー、ホント、よく見ると、「惟喬親王」「孔雀三郎」って、同じだ登場人物の名前が!

・だんまり
おや?いつの間にか登場人物が増えてる・・・(^_^;)

・ラストのセリでの演出
こういうセリの使い方、なかなかにダイナミックで好きなんですが、
設備がかなりしっかりしてないと、難しいですよねぇ、これは。
「国立ならではの演出」といえるのでは?


■花道度:中
 菊之助さんが出がてら松緑さんを本舞台に押し戻し。
 菊五郎さんのひっこみかけて立ち廻りとぶっかえり(?)


【2幕目】
うーん、團蔵さん舞台滞在率が高かったにもかかわらず、睡魔に負けた幕・・・(/_;)

・團蔵さん
惟喬親王と一緒に登場。
お衣装は 千本桜の駿河次郎と同じ?
なんにせよ、かっこいい 團蔵さんが堪能できるのはありがたいんですが、
密書を、わざわざ敵の前で落とすあたりが、どうにもお茶目というか・・・
その、マヌケというか・・・(^_^;)

・梅枝さん
菊五郎さんの黒主が惟喬親王に献上する品を持たせてきたきれいどころのお一人。
正確には紀貫之の娘です。
あー、なんか声がいいなぁ。あ、同じくきれいどころに菊史郎さんも♪

・亀三郎さん・亀寿さん
お2人そろって赤ッ面でしたか!
なんかかっこいい名前だな~と思ってましたが、どちらかというと
團蔵さんのような白塗りの悪役をイメージしていたので、ちょっとびっくり(^_^;)

・「草紙洗い」って
万葉集の入れ筆(追記)を水で洗い流すことなんですね。ほんとに洗うのか~(^_^;)

■花道度:低
・菊五郎さんときれいどころ'sの出
・時蔵さんの小町姫の出

あと、他にもあったかもしれませんが、スミマセン、なにぶん記憶が・・・(^_^;)

【3幕目】
小町姫と深草少将、少将の家来の孔雀三郎、少将に恩義を感じてる、
正体は狐の花売り娘:おたつの4人によって繰り広げられる踊りの一幕。
華やかで、明るくて、ここちよい踊りでした。
しかし、お食事タイムの後の舞踊によるこのここちよさは、致命傷<(ーー;)。
いつの間にかみなさんが片肌脱ぎになってたり・・・(^_^;)

・菊五郎さん・時蔵さん:深草少将と小町姫
青い着物に鴇色?のそでなし羽織のペアルック

・足拍子
そろってリズミカルで、通常なら眼が覚めそうなものなんだけど、
食後では、このリズミカルなところが~(^_^;)

・その他
 ・常磐津と長唄(4×4)の掛け合い
 ・常磐津の詞章にある「シイの少将」:=4位の少将=深草の少将

■花道度:低
・菊五郎さん・時蔵さん +松緑さんの出
・菊之助さんの出。黄緑の衣装がきれい~♪
花道でしばらく踊りがありますが、まぁ 見えますし。

【4幕目】
設定世界は前の幕と同じ。
菊五郎さんの深草少将と時蔵さんの小町姫、菊之助さんは3幕目とは違う女性に化けてる
ものの正体は同じ小女郎狐。
松緑さんだけ、役が1幕目で出てきた紀名虎(悪役サイド)になります。

なぜか、街中で、偽名を使ってけだもの屋の亭主夫婦におちついているのは
小町姫と深草少将。
この設定が、どうにもいまいち違和感が(^_^;)

・けだものや
店内、なんか着ぐるみがつってあるみたい(^_^;)
うーん、まな板の上の足がまた、ナマナマしいなぁ(^_^;)

・少将と小町??
のはずなんですが、2人の会話・口調からは、
どう考えても、結びつかない~<(ーー;) うーん・・・

・萬次郎さんと亀蔵さん:家主夫婦
これまた意外な組み合わせ(^_^;)
でも、亀蔵さん、もっと老けた感じにしたほうが家主さんらしく見えるかも。

・狐な菊之助さん:小女郎狐
序幕で紀名虎が奪った、皇位継承に必要な三種の神器のうちの一つ
村雨の剣を、立ち廻りの果てに奪い返すお役です。

狐コトバになるんですが・・・うーん?なんとなくあんまり・・・(^_^;)
ちなみに動きには なんか鬼気迫るような、ものすごいスピード感がありました(^_^;)

あ、雨乞い狐のロケットジャンプがありました!
しかし、すっかり、お正月国立の立ち廻り担当ですね、菊之助さん(^_^;)

あと、家人が「菊之助さん、お顔にケガしてなかった??」
といってたんですが、確認できず。
あったとしたら、犬四天の手の熊手で??

・犬四天
初めて見るタイプの四天(^_^;)
ぶち犬だ~。手は爪でしょうか、赤茶っぽい大きな熊手のようなものを装着。
あれ、つけたままで立ち廻りって、大変だろうなぁ。
アタマの手ぬぐいが耳に見えるのは上手い使い方ですね~
とんがり耳にも、たれ耳にもみえるところがまた♪

しかし、ほんといつ見ても見事なチームワークですね~菊五郎劇団のみなさん。
「子」の字もしっかりわかりました~♪

・お三味線
舞台の上手下手の2階に上手2人、下手3人配置で演奏。
これは、初めて見る演奏形態だな~

■花道度:中
・松緑さんの汁粉屋の出
・菊五郎さんと菊之助さんの出
・菊之助さんのひっこみ、追いかける松緑さんのひっこみ おふたりとも裸足。
・ぶっかえった狐の菊之助さん
狐な菊之助さんのスピード感を間近に感じてみたいかも

【大詰】
・大薩摩:
筋書きに「大薩摩」とあったので、スタンディングかと思いましたが
山台での演奏でした。

・團蔵さん
あれぇ?筋書きのコメントに「大詰めはハラ出しで」と書いてあったのに
舞台には 亀三郎さん・亀寿さんご兄弟のハラ出ししかいない・・・??
メンツから行くと・・・鯰入道???
と思ってたら、わーい♪亀寿さんに呼び出されて、花道から登場!!
イヤホンガイドによれば、舞台のお2人より格上のハラ出しなんだそうで。

ところで、イヤホンガイドさん、お願いですから
ハラ出しを「メタボ」といわんでください「メタボ」と(^_^;)

七三で止まって、本舞台のご兄弟のハラ出しとそろって
「やっとことっちゃぁ うんとこなぁ」(で、あってたかな?)
の掛け声。

私、ご贔屓さんでも、ハラ出しだと「うーん(ーー;)」と、いまひとつ
素直に喜べないことが多いんですが、今回の團蔵さんは、ハラ出しなのに、
どうにもかっこいいっ!
いや~ 至福のひと時でした♪

ところで、亀三郎さん・亀寿さんご兄弟と並んでみて気がついたんですが、
團蔵さん、ご兄弟より背が高いとは。
背が高い方だとは思ってましたが、亀三郎さんもかなり背の高い方だと
思ってたので、ちょっとびっくりしました。


・公家衆:菊十郎さん・橘太郎さん・大蔵さん・徳松さん
隈どりがお茶目な公家の皆様。
菊十郎さんは「大」の字です。しかし、やっぱり菊十郎さん、
なんとも愛嬌がありますねぇ。
あと、徳松さんが色んなトコロでナイス(^_^;)

・松緑さん:孔雀三郎
「暫」の鎌倉権五郎のような姿で登場。
「暫」のように七三でストップしてやりとりになるんですが、
うーん、サポートしてる後見さんが、花道から落ちそう(^_^;)

衣装と花道の幅からいくと、落ちそうになるのも無理ないと思うんですが
いつもこんなもんなんでしょうか(^_^;)?
歌舞伎座の3階からでは、花道のこんなところまで見えないんで
いつもがどんななのか、よくわからないんですよねぇ。
歌舞伎座の花道は国立よりもせまそうだし・・・

しかし、やはり松緑さん、声がよく通るなぁ。
そして衣装の模様は役名「孔雀三郎」にちなんで孔雀の意匠。
なんとなく袂の孔雀の羽の模様が、蛸の足のようにも見えたのは
きっと私が蛸を食べたかったからなんでしょう(^_^;)。

そして、本舞台で松緑さんの脱皮を手伝う裃後見さん(4名!)
ご苦労様でした~(^_^;)

・菊之助さん:
うーん、いい姐さんっぷりですねぇ♪
好きですよ~こういう姐さん♪

・龍:
おぉ~ でっかいぞ龍が!「鳴神」とかだと、いつも龍が小さくて
「なんかかわいいなぁ(^_^;)」と思うのですが、今回は大きくて
「おぉ~」という感じがしました。

・手ぬぐい撒き:
この大詰めの最後の方で撒かれます。撒き手ぬぐい、とったことないなぁ・・・
まぁ、めったに射程距離内のお席を取ることがないからなんですけど(^_^;)


■花道度:高!
・團蔵さんの出
・松緑さんの出

團蔵さんご贔屓は必見!!あぁ1階席にすればよかった~っ!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国立劇場の凧

2008-01-05 00:51:56 | その他
今夜 感想をアップする予定でしたが、無理っぽいので、あきらめて♪
先にオマケのお話を。

今月の国立劇場、ロビーに大きな凧が出てます。
お芝居に出てくる黒主と小町の図柄のかなり大きな凧です。
なかなか、かっこよかったんで、携帯で写真を撮ってみました♪
せっかくなのでアップしときます。

小町さんの方は↓こんな風に素直に写ってくれたのに、

※2階ロビーから撮影

黒主さんの方はどこからとっても近くのシャンデリアのせいか、
顔が光ってのっぺらぼう・・・(/_;)

しかし、正直言えば、より撮りたかったのは黒主さんの方。
どーしたもんか と思案の末、↓こうなりました。

3階まで登って、裏から撮りました~♪
ほとんど表からとおなじように写ったし、近い分迫力も出て満足♪

ちなみに小町さんの方も裏から撮ってみました↓

こちらはちょうど眼の部分に邪魔が~
なんか「容疑者の女(19) あっ、ちょっとズレちゃった」という感じでしょうか(^_^;)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の歌舞伎手帖~♪

2008-01-03 22:30:46 | その他
ここ数年の本の買い初めは俳優協会出版の歌舞伎手帖。

毎年買って、チケット取りにも感想書きにも便利な、
写真も情報も満載、何度読んでも飽きないこの歌舞伎手帖。

巻頭特集には「歌舞伎舞踊の入口」。
面白い切り口で踊りについてまとめてあります。
眠気を誘われやすい舞踊演目ですが、これを読むと、また違った
切り口で舞台を見れるかも。

¥1300しますが、舞台写真3枚以下のお値段で
これだけの情報と写真が手に入ると思うと、かなりお得だと思います。

さらに今年は「俳優自身が厳選した」写真だとか♪
(毎年そうなのかな??)

で、今年も入手早々にお写真チェック♪

1番のインパクトは團十郎さん
2枚の写真の取り合わせがなんともお茶目です♪
※幹部クラスの役者さんは通常のお写真+1ページの写真と2枚のお写真が
掲載されています。

そのほかパッと気になったお写真、アレコレ。
段治郎さん・・・やった「お祭り」!かっこいい~♪
高麗蔵さん・・・キャー♪姐さん~♪
左團次さん・・・玉ノ井お写真が♪
團蔵さん・・・1p写真が「め組」だ~っ♪♪
門松さん・・・名題になったので今年からカラー!
門之助さん・家橘さん・・・立ち役女形、どちらもいけるお2人は
 期せずして見開きで2人とも女形の写真を選ばれているのがなんとなく♪
菊十郎さん・・・うーん、若い!
寿鴻さん・・・スナップかな?いいお顔です♪
段之さん・・・艶っぽいな~♪
愛之助さん・・・1p写真の団七のナマ足が~
仁左さん・・・せっかくの1p写真のお顔が隠れてる~(/_;)
吉弥さん・・・おっ、かっこいい姐さんだな~♪
亀蔵さん・・・うーん、とても亀蔵さんらしい(^_^;)
歌昇さん・・・うーん、2枚ともいい眼だ~♪
歌六さん・・・勝海舟、よかったなぁ♪
勘三郎さん・・・うーん・・・らしいといえば、らしい・・・(^_^;)
勘太郎さん・・・これまたニヒルな1枚を・・・(^_^;)
翫雀さん・・・お代官さまのお写真も欲しかったな~
吉之助さん・・・おっ、かっこいいな~♪
 あ、吉之助さんは吉之丞さんの芸養子だったのか!
 (知らなかったのか、私(ーー;)
扇雀さん・・・立役と女形と対照的な2枚。この人の幅広さを物語るなぁ。
又之助さん・・・うーん、これもいい目だ。
吉五郎さん・・・うーん、かっこいい♪
薪車さん・・・7月の急遽代役のエピソードに好感度さらにアップ♪
玉さん・・・阿古屋の写真がいいなぁ。
錦弥さん・・・おぉこれもかっこいい♪

気になるお写真は他にもたくさんあるんですが、
あー全部は書けません~(V)o¥o(V)

というわけで、詳細は、ぜひ、皆様も今年の歌舞伎手帖を手にとって
お確かめくださいませ♪

詳細は↓こちらのページをご覧ください
俳優協会-出版物「かぶき手帖」
http://www.actors.or.jp/syupan/syupan1_f.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初観劇~♪

2008-01-03 21:45:22 | 観たぞ: 観てきて一言
本年初芝居で 国立劇場の初日に行ってまいりました♪

個人的には 新年1発目から眼福且つ良眠(^_^;)な幸せな観劇でございました♪

つけたメモの最後の部分をそのまま記載すれば、
いかに、私が幸せだったかが、おわかりいただけるかと。



あぁ ハラ出しなのに、なんてかっこいいの 團蔵さん!



・・・基本的にはお酒もチラッと入って気持ちよくすごしていたため、
記憶がかなり細切れで、話の筋もあまりよく理解できてないような状態(^_^;)なため、
感想は あげられるかわかりませんが、團蔵さんご贔屓は、ぜひ、足をお運びを!
オススメは1階、花道七三近くです♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008年 はじまり はじまり~

2008-01-01 00:00:00 | その他


新年 あけまして おめでとうございます♪

2008ご挨拶

今年もサイフの紐と自制心と一戦をまじえる日々になりそうですが、
気持ちよく笑い、ここらから楽しみ、心地よく眠る(あれ?)
そんな 幸せな観劇を味わえる舞台とたくさん出会いたいです。

どうぞ 今年もよろしくお願いします。


ちなみに。
昨年宣言しました↓コレ。

今年も目標→  ホームページ開設。



達成できませんでした~_| ̄|○

・・・巻きなおししちゃおうかな。

なんてことは いいません。(^_^;)
実は、元旦オープンで開設しようと準備は進めておりました。
が、思いのほか年末、バタバタしてしまいまして・・・

それでも無理やりオープンだけしちゃおうかと思ったんですが、

あきらめました(^_^;)

無理の利かない歳ですか、あぁ、そうですか・・・
いえ、そうではなくて!

大人になった



ということで、皆様ひとつご了承を~(V)o¥o(V)

ついでに 今年はひとつこんな目標を作ってみました。

無理しない。



いいですね~ 感想が遅れたときのいい言い訳にちょうどいい 
いやいや 余裕の大人宣言です。はい。

ちなみにホームページですが、寝正月にならなければ正月明けくらいには
オープンしちゃおうと思っております。
たいした中身のホームページではありませんが(^_^;)、
昨年の宣言の実行は、執行猶予ということで、今しばらくおまちくださいませ~
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする