セントビンセントノオト

カリブ海の小さな島国。青年海外協力隊として暮らした2年間。
2005.4~2007.9

結婚披露パーティー

2006-09-30 | イベント、事件、
夕方から、パメラの家でパーティー。近所の人や友人、大人も子供もたくさん来る。みんな、普段着。
結婚パーティーは初めてだったけれど、ここからの展開は容易に想像できる。
食べて、踊る。いたって、シンプル。


台所は大忙し。
チキンを焼いて、マトンを煮込んで。マカロニサラダに、ベジタブルライス。

結婚パーティーといえど、食べ物はいつもと同じ。食後に配られたケーキも、いつもと同じ。




忘れちゃいけない、音楽。スピーカーを外に置いて、大音量で。

爆音が近所中に響いても、この国でうるさいと思う人は誰ももいない。
スピーカーは、外に向けて置く物なのだ。






DJも呼んで。


イエーイ!








家の中で、外で、
踊って、おしゃべりして


夜が更けてゆく。






パーティーは、結婚した人やその家族がおもてなしをするもの。新婦パメラも働く働く。そして、食べ物があるところに人は集まる。食べて踊ったら、みんな勝手に帰っていく。
そういえばこの日、「おめでとう」と新郎新婦に言っている人は誰もいなかった。おめでとうって言わないんだ。



結婚式だもの

2006-09-30 | イベント、事件、


孫や親戚の女の子達は、
かわいらしくドレスを着て

















オハイオも、

「セクシーイヤリング」で
バッチリきめる。


よっ!セクシー









私だって、

一年に一度くらいは
ハイヒールを履いて化粧をするのだ。

髪の毛は前日にビンシースタイルにしてもらい、プエルトリコで買ったビーズバッグの登場(使う機会があってよかった)。




パメラの結婚

2006-09-30 | イベント、事件、
結婚式に行った。セントビンセントで結婚式に出席するのはこれが初めてで、たぶん最後。みんな全然、結婚しないから。

結婚したのはパメラ。彼女は、オハイオの姉で、ペトリナの伯母。年齢は聞いたこと無いけど、40代後半~50代前半といったところ。だんなさんは、もうちょっと年上かな。晩婚。でも、この2人は25年間一緒にいて、2人の間には子供も孫もいる。
長年事実上の家庭を築いてきて、この度、正式に結婚となった。
ジェラルドとオハイオも子供がだいぶ大きくなってから結婚したみたいだし、ペトリナはサイモンと10年以上一緒にいて娘もいるがまだ結婚していないので、このパターンは珍しくないみたい。


式はキングスタウンの教会で、25人ほどの親族と親しい友人が見守る中、行われた。
新郎新婦の入場、神父の説教、誓いの言葉、指輪の交換、誓いのキス、署名、結婚証明書の授与、新郎新婦の退場。45分くらいで終了。

外に出て、記念撮影。






みんなで車に乗って、
バイラに戻る。

パメラの家へ。








家には、式に来なかった親戚らがご飯を作って待っていた。
家に入る前に、新郎新婦が乾杯。

居間には、ウェディングケーキが用意されていた。
ケーキ入刀。



この後、一度解散。
式に出た人は、服を着替えに家に帰る。


国際ニュース??

2006-09-29 | いつものんびり、
金曜日は、週に一回の新聞発行日。
午前中に街に行ったので、3紙全部買ってバイラに行ったら、みんなから見せて見せてといわれて幼稚園の昼休みは新聞タイムに。

この日一番盛り上がった記事が、

「Chinese hooked on penis dishes」

(↑意味?こんなのわざわざ訳したくない)

とある一紙の、1ページだけある国際欄で、これが一番大きい記事だった。BBCからの抜粋らしい。ご丁寧に、BIG DOG's penis is a favorite(←意味?だから、訳さないってば)と説明のついた大きい写真つき。

他に取り上げるべき国際ニュース、あるでしょ。
新聞は、みんなちゃんと読んでいて(それぐらいしか、読むものがないという話もあるが)、その姿勢は素晴らしいと思うけど、肝心の内容がこれじゃなあ・・・。

その記事に異様な反応を示す読者。幼稚園の先生たち大はしゃぎ、大笑い。
読者がこんなだから新聞もこんななのか。新聞がこんなだから読者もこんななのか。どっちもどっちだな。

ああ、中国に対して変なイメージがまた一つ増えたような。中国=日本と思われているし、同じアジア人としてもフォローせねばと思い、
「ビンセンシャンがイグアナ食べるのだって、他の国の人から変に思われることもあるんだよ。文化が違えば、食べ物も違うの。文化の違いだよ。そこまで馬鹿にすることではない!」と必死に訴えた。



セントビンセントを探せ

2006-09-26 | 「手紙の力」
小学生文通計画、1日目。

1.子供を6つのグループに分け、手紙の送り先(日本、ベトナム、スリランカ、グアテマラ、ケニア、バヌアツ)を決める。
2.紙にグループのメンバーの名前を書く。
3.地図帳と地球儀から、まずはセントビンセントを見つける。次に、文通相手国を見つける。
4.セントビンセントと文通相手国を含めて、世界地図を描く。
5.クラスの集合写真を撮る

2時間で、今日はここまでできた。

私が「席に着きなさい、静かにしなさい」と言ってもきかず、先生に定規で叩かれてやっということをきく子供たち。St.Vincentと書けない子供たち。8、9歳ってこんなもんか。
「世界地図からセントビンセントを探そう」と言ったら、カリビアン地図帳のセントビンセントだけ載っているページを開いて、「見つけたよ」という子供。違うー。
世界地図から、相手国を探すことはできた(アルファベットは認識できるらしい)。
「地図を描こう」と言ったら、「できない」と挑戦しようとすらしない子多数。「やればできる。やってみろ」と強制的に描かせる。とりあえず何か描いたら「ほら、描けるじゃない。うまいうまい」と褒める。
出来上がったのは、
セントビンセントが一番大きい世界地図(どの国よりも小さいはずなんだけど)、セントビンセントが4つもある世界地図(私が言ったことが通じていない)、セントビンセント、スリランカ、グレナダ、日本が列島になっているだけの世界地図など。
最初から正しい地図が描けるなんて期待してないし、それが目的ではないので、なんでもよい。

自分で考えて絵を描くとか、グループワークとか、あんまりやったことなくて苦手なんだろうなあ。それは大人を見てても感じる。

来週につづく。

双子ちゃん

2006-09-25 | 出会いがあって、
バイラで、いつも通る道沿いに住んでいるロネットが、赤ちゃんを抱いていた。
「誰の赤ちゃん?」ってオハイオに聞いたら、「ロネットの子だよ。先月生まれたんだよ」と。
「えええ!?」
ロネットはとても痩身なので、妊娠していたことさえ全く気がつかなかった。

「全然知らなかったよー。赤ちゃん見せてー」と言ってオハイオと、ずかずか家にあがりこんで、しばし鑑賞。「ほら、カナ、写真撮らなきゃ」。言われなくたって撮るさ。

双子の女の子。かわいいねえ。


働くキーシャ

2006-09-25 | 写真撮ったり、
バイラに着くと、道路沿いの雑草取りと側溝の掃除をしている村人、約7名発見。その中に、キーシャもいた(ジェラルドとオハイオの娘)。働くキーシャは、大変珍しい。

私    「掃除してるの?」
キーシャ「イエス!カナ!お金がもらえるんだよ!カナも手伝う?」
私    「いや、私は他にやることがあるから」 
キーシャ「写真、撮りたい?(私が何でも写真に撮ることを、村人も楽しんでいる)」
私    「あんたが写真撮ってほしいんでしょ。一枚だけね」


ボランティアで村を掃除するわけないか。    
話によると、今日から2週間、7:00~13:00の6時間掃除をして、1日あたり25ドル(約千円)、政府からお金がもらえるらしい。高いのか、安いのか、こういう賃金の感覚はいまだによく分からない。彼らは単にお金が欲しいだけでやっているのか、村を美化したいと思ってやっているのか。うーん、前者だろう。