サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

会社はだれのものか・・・・「社員と経営の分離」

2017年02月18日 07時58分41秒 | 企業経営
ある会社が苦境にあえいでいます。どこの会社?  
 どこでもいいでしょう。ある意味でどの会社でも当てはまること。

「会社はだれのものか」 この議論はもういやというほどやってきたと思います。株式会社の場合、それは株主のモノという考え方がありますが、株を持っている人たちが、本当にそう思っているでしょうか。

経営学では、「所有と経営の分離」という語句がありますが、私は、最近の会社を見ていると、「社員と経営の分離」と言いたいです。

経営側が「こうしたい」と言ったら、社員は「勝手なこというなよ」と心の中でつぶやく。社員は、協力するふりをして、心底「これじゃだめだ」と思っています。

当然、業績不振になります。そしてお決まりのリストラ。
(このとき、大企業の場合、親会社から「流れてきた人たち」は温存されるのだそうですね。これでは社内不和が加速します)

経営側は、ついてこられない社員が悪いと思う。社員側は「勝手にしやがれ」。

そして悪循環にはまる。

これはもう、復活の兆しは、、、、。

社員が「なにをしたいのか」の心も掴もうとせず、「俺の言う通れやれ」の経営は崩壊の道が見えてきます。

しかし、これでは社員は気の毒。それでは、株主は気の毒ではないのか?
どうでしょう。株価が下がれば売ればよいと言う人が多いのでは。つまり有限責任社員だから。
そこに働く社員と同様な気持ちとは異なるでしょう。





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