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いま、そのとき、かんがえつつあること。

「冷静に」と おっしゃる あんたこそ

2005-04-10 | 国家と権力
「冷静な対応を」「冷静に対処」などなど。最近、流行語になりつつある。

「冷静に」と、ゆーてる人は、自分は感情的じゃなくて冷静なんだと おもってるようだ。おめでたい。愛国心という感情に まるまる のみこまれてる自分の すがたが みえないわけだ。みえても、それが ぶざまな すがたには みえなくて、ほこらしい すがたに みえるんでしょう。まったく おめでたい。

個人と個人は対立する。だれより自分が かわいいし、利害が からむ。そりゃ ぶつかりあうだろう。あたりまえだ。それは わるいことじゃない。しかしだ。だれだれさんは こっちグループで、だれだれさんが あっちグループで おたがい対立しないと いけないなんて話はない。それは必然的なことじゃない。「自然な」ことじゃ ありえない。おどらされてるのだから。

韓国の しりあいが、よくする話がある。わたしは あんまり納得していないけど、この文脈には よく あてはまる気がする。かんたんに要約する。「『非障害者と障害者』という構図をつくって議論していても だめだ。個人と個人の関係のなかから かんがえる必要がある」。わたしは、スタートラインも なにもかも平等じゃないなかで「個人と個人」だなんて いえないだろうと おもってきた。それは かわらない。この人の問題意識は、「自分は どうするのか」ってとこにある。「自分」つまりは「個人」であると。ともかく、「構図をつくる」、「グループを分類する」という問題は たしかにある。これは否定できない。構図をつくったところから、あらたに対立が はじまるわけだし、「敵/味方」意識が めばえるからだ。

「冷静に」と、のたまう人こそ まず最初に うたがいましょう。そして、「おめーだよ」と つぶやこう。その練習のためにも、 とりあえず わたしにむかって「おめーもだよ!」と つっこみましょう。ことばは はねかえってくるものですので(つまりは、つっこんだ あなたにも? 笑)。

グーグル:「冷静な対応を」 ←1位がヨン様なんですけど…。ともかく、今回の検索結果は必見です。

2 コメント

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転載させてもらいました (タカマサ)
2005-04-11 06:10:22
きょう、コメントをつけたうえで転載させてもらいました。おしらせまで。
駄文をご賞味くださり、ありがとうございます (ひつじ)
2005-04-11 23:28:35
最近、グーのブログが ものすっごい こみあってまして、記事を投稿するのも ひとくろうです。ブログサービスのなかでは、グーのが気にいってるんですが、やっぱり人気あるんでしょうね。



わたしは、感情的になるのは人間として あたりまえなことだと おもっています。どうしても状況に左右されるわけですし。でも、たかみの見物的な態度は やっぱり不愉快なわけです。