ひとりが好き♪

一人気ままに綴る日記

Mrウッドコック 史上最悪の体育教師

2008年08月28日 | 映画



「Mrウッドコック 史上最悪の体育教師」



子供の頃、肥満児で運動が苦手だったジョンは、体育教師の
ウッドコックに何かと目の敵にされ、想像を絶するシゴキに
ひたすら耐えていた。

そのトラウマを抱えたまま大人になった彼は、過去から自分を
解き放つ方法を論じた自己啓発本を出し、それが全米で
ベストセラーに!
一躍有名になったジョンは、故郷から表彰されることになり
久しぶりに母が待つ我が家へ帰る。

ところが、そこでは信じられないことが待ち受けていた。
何と、あの鬼教師のウッドコックが母の恋人になっている
ではないか!しかも二人は結婚するという。
これは何としても阻止せねば!
ウッドコックとジョンの壮絶な闘いのゴングが鳴り響く・・・・。
はたして結末はいかに?


スーザン・サランドン演じる母親を巡って敵対する二人が
やがてお互いに分かり合い、物語はハッピーエンドへ♪と
なるのがお決まりのパターンなのだが・・・。

ウッドコックという人物が、やってることは鬼のようでも
実は内面は良い人だと、どうしても思えないのよねぇ。
ただの口も性格も悪い人間にしか見えない・・・。
対するジョンは、自己啓発なんて本を書いてるわりには
やってることはただのマザコン男だし・・・。

二人の内面や、お互いにわかりあえる過程が上手く描き
きれていないので、中途半端な印象を受けてしまう。
コメディとしても、あまりにも下品なセリフと下ネタが多くて
大笑いするよりも苦笑いという感じ・・・。

せっかく、ビリー・ボブ・ソーントンがまさにはまり役の演技を
しているのに勿体無い・・・。
作りようでは、もっと面白いものになっただろうに・・と残念だ。


氷の華

2008年08月27日 | 小説



「氷の華」  天野節子 (著)


専業主婦の恭子は、夫の子供を身篭ったという不倫相手を毒殺する。
だが、何日過ぎても被害者が妊娠していたという事実は報道されない。
殺したのは本当に夫の愛人だったのか?
嵌められたのではないかと疑心暗鬼になる恭子は、自らが殺めた女の
正体を探り始める。
そして、彼女を執拗に追うベテラン刑事・戸田との壮絶な闘いが始まる。


このところ書店に行くたびに、この本が気になっていた。
ドラマ化の派手な宣伝文句が嫌でも目についてしまって・・・。

実は、帯に載せられた写真に個人的なトラウマがあり、読むつもりは
毛頭なかったのだが、そのドラマに堺雅人氏が出演すると知ったとたん
彼がどの役をするのか俄然興味がわき、まず原作を読んでみたという
しだいで・・・。

で、ここからが感想。
予想以上に面白くて、途中でやめられなくなり一気読みしてしまった。
ストーリー自体にはさほど斬新さはないのだが、テンポ良く二転三転する
展開と、良く練られた文体で最後まで飽きさせない。
まるで上質なサスペンスドラマを観ているかのような気分だろうか。

主人公の恭子は、冷たくて高慢でどうにも好きになれないのだが
それでも嫌気がささないのは、筆者の人物描写の巧みさに因るところが
大きいだろう。
恭子を刻々と追い詰める刑事・戸田も存在感がある。

後で知ったのだが、この作品がデビュー作となる筆者は、既に還暦を
過ぎてるという。
しかも自費出版からスタートしたようだ。
何だか応援したい気持ちになってしまう。
次回作に大いに期待したい。

この作品は、テレビ朝日で9月6日・7日と2夜連続で放送されるようだ。
ネットで調べてみたが、設定はかなり変更されている。
原作とは別物と割り切って観た方が楽しめそうだ。

堺雅人は観たい!
でもねぇ・・・複雑な心境。
事情を知らない人には意味不明だな。。。(^^;


ウォーター・ホース

2008年08月26日 | 映画


「ウォーター・ホース」


遠い昔から、数々の伝説が息づく森と湖の国、スコットランド。
少年アンガスは、孤独な日々を過ごしていた。
ある日、ネス湖で不思議な卵を見つけ、ふ化させると
それは伝説の生き物“ウォーター・ホース”だった。
いつしか友情と信頼で結ばれ、かけがえのない存在になっていくが
平和な日々は長くは続かなかった。
ウォーター・ホースを軍隊が砲撃し始めたのだ!
アンガスはなんとか逃がそうと懸命になるのだが・・・。
果たして、二人の運命は!?
そして少年はたった一人の友人を守ることが出来るのだろうか!
                                                                    (Amazonより)

スコットランドの雄大な自然を舞台に繰り広げられる
少年と伝説の生き物との友情を描いたファンタジー。

美しい映像と、CGとは思えないようなリアルなウォーター・ホース。
少年を乗せて湖の中を縦横無尽に泳ぐシーンは迫力があり
まさに圧巻!

ストーリーとしては、少々雑な作りで物足りない気もしたのだが
細かいことは抜きにして、ただ映像を楽しむには良いかも・・・。


安心して気楽に楽しめる作品。


ぼくたちと駐在さんの700日戦争

2008年08月24日 | 映画



「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」



1979年、とある平和な田舎町。
ママチャリ率いる「ぼくたち」7人は、気ままな高校生活を送っていた。
ぼくたちがする事と言えば、ママチャリが考えるイタズラ。
ところが、ぼくたちのイタズラに怯まない駐在さんがやってきた。
しかし、これがママチャリを熱くさせてしまった。
しかも、駐在さんには、町一番の美人妻がいるではないか。
許せん!かくして、田舎の町を舞台に、駐在さんとぼくたちの
しょうもない戦いが始まった。              (goo映画より)



娘から「週末に観るから借りといて」と頼まれ、開店と同時に
TSUTAYAへ行ってきた。
午後から退屈しのぎに一人で観始めたのだが・・・。

いやぁ!参りました!
こんなに大笑いしたのは久しぶりかも・・・。
実に愉快でチャーミングな映画だった。

主演の市原隼人君と、駐在さんの佐々木蔵之介がまさに
はまり役で、他の俳優さん達も生き生きと役になりきっていて
観ていて気持ちがいい。

彼らがやらかすイタズラの一つ一つが、ほんとにくだらないのだが
そのくだらなさがまた可笑しくて・・・。

たまにはこんなハチャメチャな映画を観て大笑いするのも
良いかも・・・。
ストレス解消間違いなし!


 


今日の花

2008年08月23日 | 写真

 



 

 



 


今、夢中になっていることがある。
それは任天堂の「Wii」。
大阪にいる長男が、もう使わないからと送ってくれたのだ。

さっそく「Wii Fit」というソフトを買ってきた。
これで毎日運動して、夏の間にすっかり膨らんだお腹を
引き締めようという目論見だが・・・。

その前にビールの量を減らせばいいんだけどねぇ。(^^;)


チーム・バチスタの栄光

2008年08月22日 | 映画

 


「チーム・バチスタの栄光」


成功率60%といわれる心臓手術「バチスタ手術」を26例連続成功
させていた、東城大学付属病院の専門集団「チーム・バチスタ」。
しかしその手術が3例連続で失敗するという事態が起きた。
原因は果たして事故なのか? それとも故意の“殺人”なのか?? 
心療内科医の田口は院長の命で手術失敗の内部調査を行うことに。
聞き取り調査の結果彼女は単なる事故として調査を終了しようとするが
そこに厚生労働省の白鳥が現れ……。        (goo映画より)


結論を先に書いてしまうと・・・。
原作と比べなければ、それなりに楽しめる作品になっていると思う。
主人公の田口が女性に変わっている点も、意外にすんなり受け入れ
られたし・・・。
竹内結子のおっとりした演技が上手かったからかもしれないが・・・。

ただ、ストーリーをなぞることで精一杯で、登場人物が深く描かれて
いないため、何となく中途半端な感じは否めない。
阿部寛はどう見ても阿部寛でしかなく、あの破天荒で強烈な個性の
白鳥ではなかったし・・・。
別に彼の演技をどうこう言うつもりはなく、あくまでも脚本と演出の
問題なのだが・・・。
二人がソフトボールで対決するシーンも、いかにもわざとらしくて
いらない感じがした。
エンディングの曲も何ともミスマッチな気が・・・。

辛口なコメントになってしまったが、娯楽映画として気軽に観れば
充分楽しめる作品かもしれない。


別冊 図書館戦争 Ⅱ

2008年08月20日 | 小説



「別冊 図書館戦争 Ⅱ」  有川 浩 (著)


大好評「図書館戦争」シリーズ、スピンアウト第弾!!

そんで、結局あの人たちは?

遂に出ました!完結編。
もどかしい思いにさせられていた手塚と柴崎も、ようやく幸せを
見届けることができ、ファンとしては嬉しい限り。
ただ、二人がそうなるまでの過程で、女性には少々ハード過ぎる
シーンが展開し、気が重い面もあったのだが・・・。

私としては、冒頭の緒方副隊長の物語がお気に入りかな。
心が振れる・・・実に良い言葉だ。
二人のその後もちょっと気になるところ。

これでほんとに終わってしまうかと思うと寂しい気がする。
また何処かで彼らに出会いたいものだ。

有川さんの「あとがき」の一節・・・。

どいつもこいつも最後まで楽しく書かせてくれてありがとう。

私も言わせてもらおう。

図書館シリーズに出会えて、ほんとに楽しかった!!
有川さん、ありがとうございます!



 

 


カウンセラー

2008年08月19日 | 小説




「カウンセラー」  松岡圭祐 (著)



カリスマ音楽教師を突然の惨劇が襲う。
一家四人が惨殺されたのだ!
犯人は13歳の少年だった・・・。
法で裁かれぬ少年への憎悪を抑えられない彼女の胸に
一匹の怪物が宿る。
一線を超えた時、怪物は心を食い尽くす!
臨床心理士・嵯峨敏也は犯罪の奈落に落ちた彼女を
そして犯罪の連鎖を止められるのか!!


大ヒットシリーズ「催眠」の第2弾で、臨床心理士の嵯峨敏也が
今回も活躍する。
この手の作品はけっこう好きなので、一気に読み終えた。
実に面白い作品だった。

少年法で守られた犯人の少年に対して復讐の炎を燃やす
主人公・由佳里の心情。
そんな彼女の心の内に入り込み、救い出そうとする嵯峨。
二人の緊迫したやり取りはまさに圧巻・・・。

事件があまりにもリアルで残虐で、目を背けたくなる部分もあるが
嵯峨の心理分析は、実に興味深いものがあった。
好き嫌いは分かれるかもしれないが・・・。

ここからは余談になるが・・・。

先日、娘が社外研修を受けてきた。
それが、臨床心理士による性格診断だったようで・・・。
人間の性格というのはすべて16種類に分類できるらしい。

娘も、その場でいろいろな心理テストを受けたのだが
その結果出た「INTJ型」というタイプは、日本人では1%しか
いないそうで、しかも女性というのは極めて珍しいんだとか・・。
担当した東大の準教授も相当驚いたようで、娘のことを
まるで珍獣でも見るかのようにジロジロ見たらしい。

そのタイプの性格や行動パターンを分析したものを
渡されて読んだ娘が、まさに自分そのもの!で怖いくらいに
当たっていると興奮気味に話してくれた。
私もその用紙を読んでみたが、なるほど当たっている・・・。
1%しかいないというのは、かなりやっかいな性格ということで
いろいろと誤解されたりして難しい面があるようだ。
よりにもよってねぇ・・・。

先日、そんな一件があったばかりなので、この作品もそういう
意味でかなりタイムリーだったというわけだ。
心理学に興味のある方にはお薦めかも・・・。

ちなみに、私は臨床心理士の嵯峨を堺雅人、カリスマ音楽教師
由佳里を安田成美をイメージして読んだ。
表面はあくまでも穏やかで内に鋭い洞察力を備えた嵯峨には
まさに彼がピッタリな気がするのだが・・・。
安田成美は、数年前に放送された「この愛に生きて」というドラマで
息子を殺した犯人に復讐を果たす主人公が強烈に印象に残って
いてイメージがダブってしまった。
映像化したら面白いかも・・・。