模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

可児へ買い出し

2016年10月09日 | お買い物

商売だって、きっと我々一般消費者が知らないだけで、
販売ノウハウや様々なマーケティングデータの蓄積・分析が
ずいぶん科学的に進化してるんじゃないかと思う。

ひと言で言うと、この街ではこんな商品が売れて、
こういう物はほとんど売れない・・
だから何を店に並べるべきか、という理論が確立してる。
当然、自社の損得という物差しでしか判断しないから、
売れ残りリスクのある商品を冒険してまでは売らない。
サラリーマンなら販売実績は自分の成績に直結だもんね。

なので、人口減少が激しく(全国平均の何十倍だよ!)、
高齢化が進んで保守的な、山間の田舎町のお店には
昭和から存在した定番商品しか置いてない。

消費者の啓蒙というと大げさだけど、新しい物のご提案なんて
無駄なことに投資はしない。
保守性はそれほど強固なのだ。

特に食に関して、年寄りはかなり保守的でしょ。
それに経済だけでなく、いろいろな意味で貧しいの。

年寄りだけじゃなくて、地元から出ていない人間は、
俺より若くても食には保守的だから、年齢じゃなくて
地域性なのかも。

舌がマザコンというのかな。
かあさんの味噌汁じゃないとイヤだ、みたいな。

山を下って平野部まで出かけると、
住人の保守性が薄れ、多様性がでてくる。
お気に入りのスーパーに、珍しいものがあったのでご購入。 

北海道産、生の本シシャモ。
15cmほど。雌雄混ざり6尾で¥580。
小さくても、秋刀魚5尾と同じ価格だから高級品だ。

生の写真を撮る前に塩焼きになってしまった。
脂の香りが香ばしく、コクがあるんです。

ワカサギに似てるけど、ちと違う。
スーパーで普通にシシャモと言って売っているのは、
カペリンという別の魚。
大学生の頃の自転車旅行で、北海道日高の鵡川駅近くで
初めて存在を知り、食べておいしさに感激した。
当時は非常に貴重で、道外には出ないと聞いた記憶がある。

例えばこういうものは、山間の田舎町には絶対にないね。 

コメント
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