伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

またテロ。

2023年04月16日 | 政治
 きのうのニュース映像では犯人が取り押さえられた場面と爆発して白い煙が立ちのぼる場面のみが繰返されたので分からなかったのだが、別の報道を見ることで、おおよそ次のような事が起こっていることが分かった。

 手前はおそらく魚市場のセリ場だと思うが、そこに聴衆が集まり、セリ場の外の演説場所で補欠選挙候補者と岸田首相が会話をしており、たぶん演説を始める直前だった。岸田首相の背後に、山なりの軌道で円筒形の何かが投げ込まれ、カツンと音をたてて地面に転がった。円筒形の物体は白い煙を上げていた。

 SPが防弾バックを広げながら岸田首相を退かせ、一方、聴衆の中にいた犯人の青年は周りの漁民に取り押さえられ、その後、複数の警察官が押さえ込み身動きをとれなくした。手には、2本目の円筒形の物体が握られていた。

 程なくして先程投げ込まれた円筒形の物体がドンという轟音とともに破裂し、白煙が辺りに広がった。



 負傷者は警察官1名に止まり、岸田首相自身にはケガはなかった。幸いだったろう。逮捕された犯人の青年は、「弁護士がきたら話す」と何の証言もしていないという。

 昨年の安倍元首相の狙撃テロ事件に続く、選挙中のテロ行為。こうした野蛮な暴力が許されないことは論を待たない。同時に、テロを繰返させないためにも、犯行に至った動機とその心情をしっかりと究明していくことが求められているのだろう。調べが早期に進むことを期待したい。


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