ガンダムアート製作秘録 

中年男がオリジナルガンダム製作。

ランナーガンダム完成

2010年08月27日 22時37分13秒 | 初代:11作目ランナーアートランナーガンダム
ランナーアート ギガサイズモデル
「ランナーガンダム」

■正式名称■
RG(リサイクルグレード)1/9.9 ランナーガンダム

■制作内容■
ガンダムのプラモデルの廃棄ランナーを用いてRX78ガンダムを制作。
なお、塗装は一切せず、ランナー配置のみで色分けを表現した。

■全高■ 
3.0m(ビームライフル先端まで)
台座含めると3.35m

■使用材料■
ガンダムのプラモデルのランナー 瞬間接着剤 100円ライター ニッパ 他

■構造■
ランナーモノコック構造 ver1.0

■作業時間■
250時間(実働95日)
素材テストなどを含む総制作は、300時間です
制作期間2009年10月24日~2010年8月27日
























ランナーガンダムが明日と明後日に展示されます!


日本最大級のキャラクター&ホビーイベント
『キャラホビ2010 C3×HOBBY』
2010年8月28日、29日 10:00~17:15
当日券 ¥1,500(税込)
http://www.chara-hobby.com/

場所:幕張メッセ国際展示場1・2・3ホール
ランナーガンダム設置場所:
電撃ホビーマガジン×ホビージャパン presents 「ガンプラ30周年記念コーナー」

ちなみに2日間で6万人以上が来るイベントみたいなので、
人混みが嫌いな私は発狂してしまうので現場にはいません。



…。

ランナーガンダム制作前に様々な企画を考えていましたが、
いずれにしろ、ガンプラ30周年を記念する巨大なガンプラ作品を作りたいという意図がありました。

ランナーガンダムは、全高3.0m(台座を含めると3.35mほど)なので、
残念ながら自宅室内での完成は不可能なので、
完成や展示するには天井が高い施設(場所)が必要でした。
公表していませんでしたが、実は、企画段階から、完成した作品を元に宣伝活動し、
展示させて頂けるような所を探そうと考えていました。

先日、非公開メモとして公開したメモは、展示させて頂くところに提出するために書きためていました。

要するに「来たるべき対話」のための資料です。(笑)

皆様も知っての通り「ガンダム」というキャラクターは、今までもこれからも大切に扱われています。
私のような個人が勝手に制作して、展示や発表するのには、乗り越えなければならない事が多すぎます。

正直、計画を立てて見たものの、完遂は、ほぼ不可能だとも分かっていました。

無理ならば、どこかの天井高さのあるギャラリーを個人的に借りて、撮影したりするのもいいと思っていました。
それも不可能な場合、人の少ない早朝などに公園で完成写真の撮影ができれば幸いと考えておりました。

ただ、「乗りかかった船」であるので、後には引けなくなっていましたし、
それ以上に、ランナーを快く送って下さった方に申し訳が立たないので、
とりあえず問題を抱えながらも制作を開始しました。

その後、制作が進むにつれ、「ランナーガンダム」を多くの人が取り上げて下さったり、見て下さる人が多くなりました。
そして偶然のチャンスにめぐりあい、天井の高いところで展示するという当初の目的を達成する事が出来ました。


キャラホビ2010が開催される「幕張メッセ国際展示場」の天井の一番高いところは、30mだそうです…。
1/1ガンダムだって収容できます!!

台座を含め3mランナーガンダム、なおさらOKです。



昨年は、ガンダム30周年。


今年は、ガンプラ30周年。



正直、ある程度、反響を予想していましたが、私が想像していた以上に反応が良かったです。
でも、これは、作品の持つ力ではなく、30年かけて作られてきたガンダムの「ブランド力」だと思っています。

「キャラホビ2010」への参加が決まってから、結局、今日まで2ヶ月半の間、一日も休む事なく制作しました。
個人的にも人生で経験した事のないような極めて忙しい時期だったこともあり、正直、制作は過酷で苦しかったです。
でも手を止めるわけにはいきませんでした。
ランナーを快く提供して下さった人やこうして私の制作を見て下さる人に対し、
分かりやすい場所で完成品を披露できるからです。

「色モノ」「一発屋」である事は、重々承知の上です。

…というか、今回のガンダムは、それを意図して制作したのも事実です。

子供の頃から好きだったガンダム。
文房具屋さんの片隅でガンプラ(1/144 RX78-2ガンダム)を300円のお小遣いで買って早30年…。

30年という時間は、人ひとりの事でも、初々しい内気な少年を、ウェザリングを施したリアルタイプおっさんにするくらいの力があります…(笑)

30年前の私は、今、私がこうしてガンダムを作っているとは、想像すらしていないでしょうね

愛され続けるというのは、ホント凄い事です。

完成したので、やっと言えます。
これを言うために作っていました。




「ガンダム、バンザイ!!」
「ガンプラ30周年!おめでとう!」



さてRG(リサイクルグレード)ランナーガンダムは、もう作らなくていいので、
ずっと作らず我慢していた本家本物のRG(リアルグレード)ガンダムを作る事にします~。

非公開メモ4(ランナーガンダム)

2010年08月25日 07時56分40秒 | 初代:11作目ランナーアートランナーガンダム
非公開メモ4
●ランナー系メモ
<2009年12月~2010年8月頃のメモより 後に一部加筆>


「ライナーとランナー」

ライナーと言う人もいれば、ランナーと言う人もいます。
ガンプラの販売元、バンダイさんではランナーと表記されていますので、名称に「ランナーガンダム」を採用しました。
ちなみランナーの日本語訳は「湯流れ」。
「湯流れガンダム」だとあまりにも風流な感じなのでやめました。(笑)

ランナーの意味とは…
鋳造用語のひとつで、日本語では湯流れという。
金属製品やプラスチック製品などの、素材を流し込む流路のこと。
製造目的の部品とランナーを繋ぐ部分(湯口、ゲート)は切り取りやすいように細く、あるいは薄くなっている。
なお、転じてプラモデルにおいては流路に当たる部分のプラスチックのことを指すことが多い。
(ウィキペディアより)


「ランナー募集について」

廃ランナーは、全国のランナー生産者(ガンプラモデラー)さんからお送り頂きました。
ランナーは、頂き物がほとんど。私の廃ランナーは1%程度です。
一番多くランナーを提供して下さった方は大きな段ボール4箱分です。ちなみにみかん箱で換算すると8箱くらい、ものすごい量です。
ちなみに集まった総数はみかん箱で30箱以上、300枚までは数えましたけど途中でしんどくなってやめました。


「ランナーの色 黄色、緑が少数派…。」

私は、ガンダムと同等にザクが好きです。赤のシャア専用ザクよりも、緑のザクが好きです。
お台場1/1ガンダムに対抗するために作ったので、連邦のモビルスーツと対峙するジオンのザクが良かったのですが…。
届いたランナーは赤青白が多く、緑色が少数。エコの観点から、ガンダムに変更を余儀なくされました。


「工作部材としてのランナー」

実際のランナーを手に取ると、柔らかく、脆いです。
ランナーは、ガンプラの部品を作るための金型に液体のプラスチックを流し込む通路でしかありません。
言わば、使えないプラスチック、非常に不安定な構造体です。
ランナー径は、ガンプラパーツのサイズでも変わりますし、成形色や、プラスチック種類でも強度が変わるようです。
軽く曲げても粘るものから、割れるもの…様々あります。
ランナーの構造問題をクリアするために、制作前にテストを行いました。
結果、作るよりも建てるという感じで制作にあたろうと思いました。
ランナーどうしを引掛け、瞬間接着剤で固定する方法が一番好ましいと思われました。
はじめはエコという観点から、接着剤の使用を拒もうとしましたが、全高2.7m(※)を超えるオブジェになるので、
崩壊するよりも、強固な構造体に仕上げる事を優先しました。
(※結局、完成時の本体全高は、さらに高くなり2.9mになりそうです。)


「作業方法」

作業方法は、内部構造としてグレーランナーで構造体を作り、
その上からカラーのランナーを取付け、色分けをしていく方法です。
ランナーの先端10ミリ程度のところをガスライターで熱し、90度以上の角度に折り曲げフックを作ります。
そのフックとフックを引っかけた後、所々の接点に瞬間接着剤を流し込み固定します。
フックとフックを引っかける理由は、ランナーどうしの接触面積を増やし、接着剤固定をしやすくするためであります。
瞬間接着剤は粘度の高いモノを使用しました。固定後は無駄なフックやその他のランナーはカットしていきます。


「ランナーモノコック構造 ver1.0」

ランナーを足していく方法なので、完成時の総重量が想定出来ないので、建築物に用いられる構造計算をする事は不可能です。
下手に作ると、作れば作るほどに重量が増し、脆弱な構造物となってしまいます。
よってランナーの密度をあげるともに強度が増していく工法をとりました。
ランナーガンダムは一見すると、建物の鉄骨構造などのラーメン構造、トラス構造のように見えますが、
ランナー同士を重ね合わせているので、強度の発生の仕方は、車や船などと同じような外板を強度部材とするモノコック構造と考えた方が近いです。
モノコック構造とは、貝殻や甲殻類などと同じようなもの。応力外皮構造、すなわち、外皮で力を負担します。
完成時には、制作当初にあったグレーランナーの中心分の仮設の構造物は、外皮が強くなればなるほどに必要性が薄れたため、
最終的には外皮の裏側以外は撤去し、中心部はほぼ空洞になりました。
ver1.0と書いてあります…。実は、ver2.0の作り方も考えましたが、体力の限界なので幻の工法となりました。


「制作で苦労していること」

制作途中、自宅のフローリングでは、足の接地面のランナーと床の摩擦力が極めて小さいため、
股が裂け事件に発展しました。和室に場所を移動すると、畳の適度な摩擦力でグリップが効いて立ちました。
股間の構造が極めて難しいです!
また、部屋の中(8畳)だと、全体像を見にくいので、全体のバランスを把握するのが難しいです。
写真をとって何度もバランスを確認しながら制作しました。
出来れば、アトリエのような天井高が高く広めのスペースで制作すればより作りやすかったと思われます。
また、構造を作るには適していない強度の小さい素材で巨大なモノを作るという事で、
難易度が高く、制作モチベーションを高めるのに苦労しました。
完成しなかったらランナーを送って下さったランナー生産者の皆様に申し訳ないと思い、
下がる一方のモチベーションをあげ続けてきました。


「実際の制作時間」
今回のランナーガンダムは、構造を作り上げるのが難しく、実際に作る時間以外に考える時間も必要でした。
携帯に画像を取り込み、暇があれば制作途中のガンダムを確認していました。
手を動かしている実質的な制作は250時間(予定)ですが、ランナーでテストしたり、いただいたランナーを仕分けしたり、
写真を撮って考察したりした時間を含めると最低でも50時間は加算しないとならないでしょう。合計300時間以上となると思われます。




非公開メモはまだまだありますが、これ以上出すと、変態なのがバレるのでこの辺にしておきますね~。(笑)






付録その1:悪人シャア専用ザク







付録その2:ガッツ石松専用ザク


非公開メモ3 (ランナーガンダム)

2010年08月24日 12時57分57秒 | 初代:11作目ランナーアートランナーガンダム
非公開メモ3
●その他いろいろメモ
<2009年12月~2010年6月頃のメモより 後に一部加筆>


「サブテーマ:エコ・リサイクルについて」

この作品の「ガンダム愛」以外のテーマは、「エコ」「リサイクル」。
材料は、廃棄されるはずであったガンプラモデラーさんのランナーを無料で提供して頂きましたが、
運送費(宅配便着払い)が結構かかりびっくり!!。
運送されたという事は、少なからず、運送のためのエネルギーが使われたという事。
一般的に作らなければ、エネルギーを使わず、エコという考えもありますが、
自分で廃材を集める事で、リサイクルやエコを身近に考える事が出来るようになりました。
いずれにしろリサイクルは集める事(運搬)が一番費用や手間がかかるという事を、
身をもって知る事が出来ました。
この経験を、自分の生業、建築に生かしていきたいと思います。


「1/9.9である訳」

とにかく、史上最大のガンプラを作りたいと思っていました。
ただ、ガンダム30周年でどこもかしこもガンダム!
あまりの人気に、もしかしたら1/10モデルのガンプラで発売されてしまうのでは?という懸念から…
ちょっと大きめのサイズ1/9.9としました。
通常サイズより、ほんの2センチ大きいだけなのですが、
万が一、販売されても、ランナーガンダムの方が実は大きいということなるというセコイ作戦であります。

追記:
まっ、そんな姑息な作戦は成功するわけもなく、その後、静岡で1/1ガンダムが移設されることになり、
そこでのキャッチコピーは「史上最大のガンプラ」…。結局、意味がなくなりましたが…。


「RG×3倍なんです!」

バンダイ様の新ガンプラブランド、RG(リアルグレード)が発表される前に、
私はRG(リサイクルグレード)で行こうと思っていたのですが…。
残念ながら、完成時に発表を考えていたので、気がついた時は、遅かったです。
「驚異のギガサイズガンプラ」として作っていたのですが、
その後、静岡ガンダムが「史上最大のガンプラ」と銘打って「RG1/1ガンダム」発表!
一度ならず、二度までも敗北を喫する事になりました~!
一見、パクリのように見えますが、RGといってもリサイクルグレードの略、材料は純度99.9%のガンプラ!!!!
まっ、どう考えても、真似したように見えるかもしれません…。

でも1/1ガンダムの3倍「RG」なんです!

実は名前の中に隠されていたRGが3つも入っているのです。



ランナーアート ギガサイズモデル
Runner art Giga size model

=RG


リサイクル グレード
Recycling Grade

=RG


ランナー ガンダム
Runner Gundam

=RG



よってRG×3




果たして、英単語はあってるのだろうか???違っていたらごめんなさい!
まっ、要するに通常の3倍、RGなんです!!!!!凄くRGなんです!!!
ふふふ。おかげ様でRG対決は、完全勝利したようですね!!!
私に軍配が上がったようです!(にやり)


非公開メモ4に続く(次で非公開メモは、終わりです)





付録その1:リュウホセイ専用ガンダム




・・リュウホセイの為に作られたガンダム。
一見すると肥満体型モビルスーツだが、アムロ専用機よりも、説教臭く、ふてぶてしいという能力を秘めている・・・。





付録その2:千原せいじ専用ザク



黒人スポーツ選手をモデルとしてザクを描いてみたら、
千原せいじさんに似ているといわれたので、
「千原せいじ専用ザク」にしました~(笑)
でも、見れば見るほど千原せいじさんってスマートですよね。



何かの資格の定期講習会で猛烈に講師の話を聞きながら、コソコソ内職しながら書いたのでデッサン狂っていてすみません。

非公開メモ2 (ランナーガンダム)

2010年08月24日 07時57分30秒 | 初代:11作目ランナーアートランナーガンダム
非公開メモ2
●ランナーガンダム制作テーマ
<2009年9~11月頃のメモより 後に一部加筆>

1/1ガンダムを知る前から変わった素材で「ガンダム」を制作していましたが、
今回「ガンダム」を作るに至った理由は、5年程前、大阪で開催された
「GUNDAM―来たるべき未来のために―」という美術展で影響を受けたのが一番大きな要因です。
当時、美術館でガンダムがアートとして扱われているという面白さに感動を覚えました。
ガンダムをアートにまでしたのは、長い間ガンダムを愛してきた人々の「ガンダム愛」の形の一つだと思います。

その他にもガンダム好きの方々に影響を受けております。
想像力豊かなガンプラモデラーの皆様。…そして、その他ガンダム愛する人たち…。
30年経った今、子どものTVアニメのガンダムから、
大人がガンダムをどう楽しむかの時代になってきました。
楽しみ方は多種多様ですが、皆、ガンダムの世界観を愛し、想像力を発揮されております。
そして作品を作られる皆様に共通して言えるのは、「ガンダム愛」がある事。

学生時代にバンダイ社員の方にお話を聞いた事があります。
当時、こんな事を言っていました。
「バンダイはこれから、大人に対してのキャラクター玩具を作っていきます。」

大人になってまで、キャラクター商品などそんなに買わないだろって思いましたが…。
現在の私はその術中にはまっています!
大人になってから、買っています。(笑)
「ガンダム愛」を持っている証拠ですね!

その「ガンダム愛」を形に出来ないものか?常々、考えておりました。

試行錯誤の上、様々の考えを出し…ひらめきました!
「ガンプラを集合させて作る史上最大のガンプラ、1/10サイズで作る」
大きいものを作るのは、一番簡単な愛の表現方法だと思っています。
ただ実際に作る事は大変な事でしょう。
考えはあっても計画段階で終わる事の方が多いと思っています。
だからこそ作るのです。完成させるのです!!!

下手くそでもいい、出来たものが、かっこ悪くて批判されてもいい。
でも、必ずや、形にして見せたい。個人では作れないものを作ってみたい。
…というか個人でしか作れないモノを作ってみたい。
完成したら、それはまさしく「ガンダム愛」の塊である!
完成しなかったら、愛が足りなかっただけ…。

たぶん毎日2~3時間作っても100日位はかかると思われますが、
自分のペースでガンプラ30周年の夏には完成させます。(※)

(※ この時点では、制作がこんなに大変になるとは思っていませんでした。)

人からはアホと言われるかもしれない、でもアホな事でも形にするのは難しいはず・・・。

テーマは「ガンダム愛」

作らせて頂きます。

(※この時点では、お台場ガンダムに対抗して横浜ザクを作ろうとしていました。)
(名称は、「ランナーアート ランナーザク」ではなく、「ガンプラアート ガンプラーザク」という名称を考えておりました。)


●後日のメモ・・・。

制作は「愛」の深い方法を考えました。ガンプラの廃棄ランナーを集めて作る方法です。
愛をもってガンプラを作っている一般モデラーさんから廃棄ガンプラランナーをお分けして貰い、
その材料で作る事で、ガンプラの愛の集合体を作る!

後日、私の登録しているSNSサイトの友人にガンプラランナーを募集させて頂きました。

ガンダムになれなかったプラスチックたち、当然ガンダムになりたいという気持ちは大きいはずです!!!
愛されたガンプラの欠片達が大集合して…ガンダムになる・・・それは今世紀最高の「愛まみれのガンダム」なのです!!(笑) 
妄想を巡らせながら、ひとりで深夜にニヤニヤしていました。
募集させて頂き、ランナーが何箱か届き、部屋にまき散らした時
「これが、ガンダム愛だ~!!!!」と、
お隣さんに聞こえないような声でこっそりささやきながらも、心で激しく叫んでいました。
ランナーを見ると送って下さった皆様のガンダムへの思いが伝わってきて、
嬉しくて涙が出ました。


非公開メモ3に続く










付録:

アムロ専用ザク(型式番号:MS-06 RX78-2バージョン)



<機体解説>
量産型MS、ザク2(型式番号:MS-06)の性能をそのままに、
装甲のみにガンダム意匠を施したものが本機である。

本機は、一年戦争時に連邦の白い悪魔と恐れられたモビルスーツ、ガンダム(型式番号:RX-78-2)のパイロット、アムロ・レイを
拉致し洗脳した後、搭乗させる専用モビルスーツとして開発されていた。

連邦軍に所属するアムロ・レイの拉致計画には、
フラナガン機関で育てられたニュータイプの少女ララァ・スンにその任務が託されていた。
恋愛経験のないアムロに対して、同世代の少女の誘惑が適切と考えられ、
ララァの色仕掛けで、連邦から拉致し、洗脳し、その後、ジオン軍兵士としてパイロット育成する計画であった。

しかし、計画途中の戦闘で、ララァは、アムロと意識を共鳴させるも、割って入ったシャアを庇い、
ガンダムのビームサーベルによりコクピットを焼かれ戦死し、計画そのものがお蔵入りとなってしまった。

機体の意匠に、ガンダムの装飾がなされているのは、アムロが無類のガンダム好きであったがための専用装飾である。
アムロのわがままな性格を踏まえると、ザクの意匠のままであると、ふて腐れて搭乗拒否の可能性を否めなかったための苦肉の策であった。

出来上がった機体をみた兵士たちは「どこから見ても、ゴリラにしか見えない」と口々に言っていたらしい。

非公開メモ1(ランナーガンダム)

2010年08月23日 15時19分09秒 | 初代:11作目ランナーアートランナーガンダム
ランナーガンダムを作る前から、書きためていたメモです。
校正していないので、いろいろと誤字脱字や文が変なところがあると思いますが、
それはそれでリアルかと…。(笑)
制作するに至った気持ちが細かく書いてあります。
長文ですが、折角書いたので保存用としてUPしておきます。


非公開メモ1
●ランナーガンダム企画段階のメモ
<2009年9月頃のメモより 後に一部加筆>


私にとって一番好きなキャラクターとして常に「機動戦士ガンダム」は君臨してきました。
小学生の頃、近所の文房具店でプラモデル1/144ガンダムを300円で買いました。
あれから、すでに30年が経ってしまったとは、時間の流れは早過ぎて困ります。
おかげ様で私も内気で繊細な美少年から、暑苦しく油っこい圧迫感のある中年男と変貌を遂げました。

今年、お台場で1/1ガンダムが建造されるのを見て、その大きさに圧倒されるとともに、
30年間絶大な人気を維持してきたからこそ、あの場所に存在出来たのだろうと感動しました。
放映当初、子どもの番組、子どもの玩具をしての位置づけだったガンダムは、
年々、少子化の一途を進んでいる日本にもかかわらず、繁栄してきました。
理由は、ガンダムを囲む人々、企業が年代を越えてキャラクターを愛し大事に育ててきた歴史にあります。
ガンダム30周年を記念して1/1ガンダムが建造された東京のお台場・潮風公園の期間中来場者数は
延べ400万人に達したといいます…。
この数は、現在存在するガンダムファンの他にも多くの人が足を運んだという事になります。
30年前、ガンダムファン、ガンプラファンだったお父さん世代まで目覚めさせたようです。

私はアニメのガンダムは、新作が出るたびに見続けてきましたが、ガンプラは、1年に1~2体作る程度でした。
最近5年くらいは結構作るようになりましたが、それでも年間10~15体くらい。
ガンダムファンとしてはライトユーザーでしょうかね?

子供の頃、ガンプラを作っていた人が、今のガンプラを久しぶりに作ったら、
現在のプラモデル製品技術の進化に感動、感服するはず。子供のころ、作っていたものとは別物。
今のプラモデルは接着剤が不要、全く使わない。
すべて、パチリと止めるだけ。
色を塗らなくとも、パーツ毎に色がついており、説明図通りに組めば、
完全体として出来あがる。人間のように動く関節で表情が豊か!

もう、おもちゃのプラモデルから精密模型としてのプラモデルへ進化している。
ガンプラは累計約4億個も売れ、いまも売れ続けている。
そう日本のプラモデル史上最大のヒット! というか世界最大のヒットしたプラモデルシリーズなのである。
私の子供の頃は、社会問題になったほど。
品薄で、お目当てのガンプラを買うために入荷日の朝5時頃から模型店に並ぶ。
整理券をもらっても、お目当てが買えなかったのを覚えている。1/144リックドム(500円)が欲しかった。
でも、私の数十人前に売り切れる。
売れないプラモデルと抱き合わせ販売は、当たり前。
購入費用は定価の倍になりました。
ガンプラが欲しいから、だれも作らない売れ残りのプラモデルだって買います。いや、買わせて頂きます。(笑)

当時、子供達の将棋倒し事故も多発していたみたい。
当時の私は気がつきませんでしたが、ニュースにもなっていたようです。
あと、模型店に出入りしている悪い中学生のお兄さん達に
ガンプラ購入用の小遣い全てをカツアゲされて、泣いて帰宅したこともありました。

それがガンプラブーム。
私が今まで経験したどんなブームよりも熱狂していました!!!

そうそう、映画「機動戦士ガンダムⅡ哀戦士」の時、早朝から映画館に並んでいたら、
建物の周りに尋常じゃない大行列が出来て、映画館側が9時の上映予定を、
急遽、朝6時に繰上したほどでした。
確か、私は、客席と客席の通路で立って見ていました。

そして、それから30年程が経ちました。
今年は、ガンダム30周年でしたが、ガンダム放映一年後に、
ガンプラが販売された事もあり、来年はガンプラ30周年の年。

そんなムーブメントの中、衝動的に私も何か作ってみたいと思いました。
30周年ならば個人的にガンプラ30周年記念モデルを作ってしまおうと…。

…で、作ります。

30年前ガンプラをほとんど完成させられなかった小学生が30年経って建築屋になり、
その技術と経験と体力を全て使って作るモビルスーツ!!

その名も、「史上最大のガンプラ、1/10横浜ザク!!!(※1)」

(※1:この時は横浜ザクという名称でした。)



非公開メモ2に続く

ランナーガンダム88~89日目

2010年08月21日 22時32分39秒 | 初代:11作目ランナーアートランナーガンダム
88日目
トップコートのテスト
0.5時間
合計232.5時間

ツヤありトップコートを買ったが、つや消しの方が良いかなとも思ったので一応買っておこう!!

※写真なし


89日目
自宅から軽自動車バンへの積載テストと各部補強
1.5時間
合計234.0時間

載せると見事に壊れる!!!!(笑)
発泡スチロールでなどで養生しながら搬出搬入しないとやばい!!





↓本日撮った動画です。

http://www.youtube.com/watch?v=YSuKyp7or90]