広田寛治のブログ

音楽と社会と歴史と

「人類への最後の警句(メッセージ)、洗脳社会(ブレインウォッシュド)にご用心」

2012年04月26日 10時33分07秒 | 雑誌などへの寄稿
7か月ほど前のことですが、「人類への最後の警句(メッセージ)、洗脳社会(ブレインウォッシュド)にご用心」を文藝別冊『増補新版ジョージ・ハリスン』(2011年9月15日発売 河出書房新社)に寄稿しました。 ジョージ・ハリスンの遺作のタイトルは、ブレインウォシュド=洗脳。ジョージは最後のアルバムのタイトルになぜこの言葉を選んだのだろうか。そして、タイトル曲で僕らに何を伝えようとしたのだろうか。このエッ . . . 本文を読む

文藝別冊(河出夢ムック)『ジョージ・ハリスン』増補新版

2012年04月26日 09時08分21秒 | 監修・構成・執筆のムック
2011年9月15日に発売された文藝別冊『増補新版ジョージ・ハリスン』(河出書房新社)に寄稿しました。 これは2001年秋に監修・構成を担当させていただいたムックの増補改訂版です。当時、闘病生活を続けていたジョージ・ハリスンを応援するために企画したもので、ジョージを愛するさまざまなジャンルの多くの方が応援メッセージを寄せてくれました。残念ながら、その後ジョージは他界してしまいましたが、このムックは . . . 本文を読む

「前期旧石器時代神話」の形成と崩壊に思う

2012年04月25日 17時01分58秒 | 読書メモ
竹岡俊樹『旧石器時代人の歴史 アフリカから日本列島へ』(講談社選書メチエ/講談社2011年)によれば、2000年11月までの20年ほどのあいだ、日本では「前期旧石器時代の石器」が多数発掘され、60万年前、70万年前から世界にも類を見ない驚異的な進化を遂げた原人が存在していたと信じられていたという。たとえば、宮城県馬場壇遺跡は13万年前の住居跡で、ヒトはそこでナウマン象やオオツノジカなどを狩猟し、石 . . . 本文を読む

『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』が全国学校図書館協議会選定図書

2012年04月25日 09時57分34秒 | 著書
4月24日のツイート お昼頃 拙著『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』(河出書房新社)が全国学校図書館協議会選定図書に選ばれました。大学だけではなく中学や高校の図書館にも置いていただける機会が広がったようで、とてもうれしい。 朝 花粉の飛散も終息に向かいつつあるようなので今朝は久しぶりに一駅散歩。途中で書店をのぞいたら拙著『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』が『CD . . . 本文を読む

文藝別冊(河出夢ムック)『ポール・マッカートニー』増補新版

2012年04月25日 09時02分39秒 | 監修・構成・執筆のムック
2011年6月9日に発売された文藝別冊『増補新版ポール・マッカートニー』に寄稿しました。これは2001年6月に発売されていたムックの増補改訂版。2001年版のムックはその後増刷されて長く親しまれていましたが、発売から10年を経過したのを機に、この10年のポールの足跡と新たな作品を増補し、細かなリリース・データの変化も完全に改訂し、表紙やレイアウトも一新して完璧な増補新版として発売されました。 新た . . . 本文を読む

伊豆田洋之の声はポール・マッカートニーの声に似ている?

2012年04月25日 07時58分01秒 | ライブ・ドラマ・映画
2012年4月20日に代官山の「晴れたら空に豆まいて」で行なわれた「伊豆田洋之 ポール・マッカートニーを歌う」に行ってきました。今回で7回目ということですが、僕自身はたぶん4回くらいは行っているような気がします。手作り感のあるとてもホットな会で大好きなのですが、回を重ねるごとに構成が工夫され、イベントとしてかなり洗練されたものになってきたと感じています。 最初は、伊豆田さんの歌声がポールに似ている . . . 本文を読む

『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』5章の内容

2012年04月22日 09時13分45秒 | 著書
『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』(河出書房新社)第5章の少し詳しい内容です。 第5章は「ブリティッシュ・インヴェージョンとブラック・パワーの叫び」と題して、1964年2月のビートルズ・アメリカ上陸(事件44)から、1965年いっぱい続いたブリティッシュ・インヴェージョンの時代のロックンロールと社会との関係を検証しています。 この時期には、アメリカの音楽がビートルズをはじめとする . . . 本文を読む

4月21日のツイート

2012年04月22日 09時03分37秒 | 日記
4月21日のツイート 11時頃 昨夜の「伊豆田洋之ポール・マッカートーを歌う/RAM特集」とても楽しめました。RAM全曲制覇というマニアックな内容に挑戦しつつも、だれもが楽しめるように構成されていて心地よかったです。伊豆田さんのポール声に関する考察を次のBea-Mailに投稿しようかな。 16時頃 さまざまなルートから新人とともに流入した旧石器時代の原初的な音楽、「日本列島」内で融合熟成された . . . 本文を読む

『ザ・ビートルズ ロックの革命児たち』(火の鳥人物文庫/講談社)

2012年04月21日 13時33分06秒 | 著書
『ザ・ビートルズ ロックの革命児たち』(火の鳥人物文庫/講談社/本体660円)は,2000年秋に小中学生向けに書き下ろしたビートルズ伝です。メンバー4人の正直な生き方に焦点をあて、苦しみながらも成功を手にしていったようすを、さまざまなエピソードをまじえながら描いています。小学校(5年生)の教科書などでも紹介されており、おかげさまで現在5刷となっています。手軽に読めるのでお父さんお母さんの知識の整理 . . . 本文を読む

『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』4章の内容

2012年04月21日 13時19分49秒 | 著書
2012年2月末に発売された『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』(河出書房新社)第4章の少し詳しい内容です。 第4章は「ロックンロールのポップ化と公民権運動の進展」と題して、1961年1月にボブ・ディランがフォーク・シンガーをめざしてニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジにやってきて(事件30)から、1963年11月にケネディ大統領が暗殺されディランが「時代は変る」を発表する(事件4 . . . 本文を読む

『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』3章の内容

2012年04月20日 09時31分21秒 | 著書
2012年2月末に発売された『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』(河出書房新社)の第3章の内容を少し詳しく紹介します。 第3章は「ロックンロール排斥と消えたヒーロー」と題して、ロックンロールに対抗する「アメリカン・ポップス」の震源地となったブリル・ビルディングに、1958年1月にアルドン・ミュージックが設立(事件17)されてから、1960年12月にハンブルク巡業から帰国したビートル . . . 本文を読む

「ふるさと巡り」

2012年04月20日 08時01分18秒 | 
数年前、『大法輪』(2006年12月号)という仏教誌に「ふるさと巡り」というエッセイを書かせていただいたことがある。 僕には実家と呼べる家のある「ふるさと」がなかったのだが、年輪を重ねるうちに、生まれて幼年期を過ごした松山、幼稚園に通った豊中、小学校時代の堺、中学校時代の長崎、高校時代の東京中野、浪人時代の京都、大学時代の横浜など、人生の一時期を過ごしたさまざまな土地を「ふるさと」と感じるようにな . . . 本文を読む

4月17日のツイート

2012年04月18日 09時06分40秒 | 日記
4月17日のツイート 11時 ここ数年は日本の音楽と社会との関係を歴史のなかで検証する作業を続けていた。1970年代頃の日本の「ロック」から始めて、少しずつ時代を遡ってようやく「日本列島」に人類がやってきた旧石器時代にまでたどりついた。今日からいよいよ執筆開始だ。 . . . 本文を読む

『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』2章の内容

2012年04月18日 08時56分46秒 | 著書
2月末に発売された『ロック・クロニクル 現代史のなかのロックンロール』(河出書房新社)の内容を少し詳しく紹介します。第2章は「ロックンロールの黄金時代と公民権運動」と題して、1955年7月の映画『暴力教室』の主題歌「ロック・アラウンド・ザ・クロック」の大ヒット(事件6)から1957年8月にロックンロールを骨抜きにしてしまう白人ティーン・アイドルたちをクローズアップしたテレビ番組『アメリカン・バンド . . . 本文を読む