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From Hiron to many NetWalkers♪

【Stay Gold】ノース2号の巻

2008年03月21日 20時29分01秒 | Hikki
人間臭さをいかにして消すかが勝負だったというピアノの音色。無心に、そして無機質に。けれどその中には奥深い訴えがあるみたいな感覚で。
そうある為に、ヒカルはひたすら平常心を装って何度もくり返し弾き続けました。そして終に目を閉じ感覚だけで弾く事で、この音に辿り着く事が出来たのだと言います。
何を思いながら、或いは何も思わないで弾いたのか・・・。
ネジを巻けば誰にでも奏でられるオルゴールのように、ただただ綺麗なピアノが物悲しく響く歌です。

浦沢直樹さん著『PLUTO』1巻の中には、ほんの誤解から愛を疑い続けた一人の老人の心が、心を持たない筈のロボットに告げられた真実によって漸く溶かされるシーンがあります。
ノース2号という名のロボットが奏でるピアノはきっと、こんな音色だったのではないでしょうか。

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