この広い世界を。

可愛い歳月。
思ったことの記録。

蓮の花。

2016-07-12 16:24:09 | ひとりごと。
望んだのは、なにがあっても揺らがない自分でした。


それまでのわたしは、自分の幸せのカタチを外側にもとめていました。

思いどおりの家族。
思いどおりの仕事。
思いどおりの社会。
思いどおりの友人。
思いどおりの収入。

そういったものがぜんぶ自分の思いどおりになったとき、
わたしの幸せが完成すると信じていました。

でもね、それらを本気で想像してみたとき、
疑問に思ったんです。

あれ?これがぜんぶ思いどおりにならないとわたしは幸せにならないの?って。

あれ?これがぜんぶ叶うなんて、百万回生まれ変わってもムリだよね?って。

わたし自身が、すべての人の思いどおりの人間ではないのに、
わたしを取り巻くすべての人が自分の思いどおりになるなんてムリだよね?って。


わたしは幸せになれないの?

それは嫌だ。


わたしは、それに気づいたある日に、
たとえまわりが不幸せでも、ひとりで幸せになろうって決めました。

自分は自分が幸せにしてやろう。

この道しかないのだ。この人生しかないのだ。

だから、わたしはわたしを幸せにする。


泥水のなかでも、泥水に染まらずに綺麗に咲く大輪の蓮の花のように。


そうして今があります。



幸せのカタチを外側にだけ求めていたことに気づくってだけでも、
なにかが変わってゆくのではないかなって思います。


あなたはあなたが幸せにしてあげてください。


ずっと夢みた理想の恋人みたいに、
自分で自分を至れり尽くせりで優しくしてあげてくださいね。


やりたいことをやるのもいいし、やりたくないことをやらないのもいい。

笑いたいなら笑えばいいし、笑いたくないなら笑わなくてもいい。

たくさんの人と過ごすのもいいし、ひとりで過ごすのもいい。


陽だまりみたいな暖かさで。

木陰のような安らぎの中で。


幸せを外側にだけ求め、得られないからと文句ばかりいうのは、
わたしから見たら、ただの怠惰と自分の人生に対する冒涜です。