湘南NPOサポセンブログ

湘南NPOサポートセンターの情報を掲載します!

ひらつか地域づくり市民大学基礎編2回目のようすを報告します!

2016-09-23 21:33:03 | ひらつか地域づくり市民大学

ひらつか地域づくり市民大学 

基礎編2回目は「事例から学ぶまち歩き(1)馬入水辺の楽校の会の取り組み」~

9月17日(土)雨も上がり、まち歩きにはちょうどいいお天気でした。


「馬入水辺の楽校の会」の活動を会長の臼井さんに伺いました。

「スマホを捨てて野に出よう!」そんな合言葉を掲げて

相模川河口の環境保全及び子どもたちに向けた環境教育を行う

馬入水辺の楽校の会の皆さんにご協力いただいて、

活動の魅力や今後の課題について詳しく伺いました。

1975年頃

相模川河口は潮が引くと広さ5ha程の干潟ができ、県下でも有数の水鳥の渡来地になっていました。

この環境を守ろうと保護運動が行われましたが、なんらの手も打たれることなく、

浸食により干潟は海に沈みました。渡り鳥の一大渡来地もなくなりました。

河口は人の生活の排出口です。

台風が来ると多量のゴミが押し寄せます。

人々がモラルを守って生活していれば、ゴミは来ないはずです。

少しも減っていないことに本質的な改善ができていない。

社会の乱れがゴミとなって押し寄せていると感じています。

駐車場や不法投棄が行われていた場所の自然環境を復元

市民や市民団体が集まり、川の自然と触れ合う場づくりを進めています。

都市住民や子ども達の自然離れを止めるため、多様な環境学習活動を展開していますが、

悩みは運営態勢の強化といいます。

 

現場を歩きながら、会の活動を詳しく聞かせていただいた後は

相模リバーセンターへ戻ってワークショップを行いました。

各自どんな気づきがあったか、を話し合うとともに

それぞれが持った疑問点などを会の皆さんに伺いました。

    

16年もの長い年月をかけて自然が復元されたこと、

絶滅危惧種と言われる虫や魚が蘇りつつあること、

外来種の虫や草がいつの間にかはびこり自然環境が変わってきたこと、

自然とのふれあいを知らない大人や親が増えてきて、

子どもにその大切さを教えることすら出来なくなっている現状など、

考えさせられることばかりでした。

会の皆さんもだんだんと高齢化していく中で、

この活動をどうやって維持、継続していくかは大きな課題です。

現在、次世代につないでいくために様々な方策を検討しているそうです。

 

受講生の声から。。。

・学校との連携は必要不可欠と思います。これからも働きかけを続けてください。

・ワークショップに参加できて本当によかったと思います。今後も学ばせていただきたいと思います。

・若い人の参加が多数ありうれしく思った。ひらつか地域づくり市民大学に期待している。

・とても良い活動だと思いました。法人化がんばってください。

 

馬入水辺の楽校の会 会長の臼井さん、そして会の皆さん、

朝早くからご協力いただき、本当にありがとうございました!

 

さて、次回は10月15日(土)基礎編3回目

河内川あじさいの会の活動のようすから学んでまいります。

※この講座の模様はyoutubeでも配信しています。

ひらつか地域づくり市民大学 基礎編2回目まち歩き

ひらつか地域づくり市民大学 馬入水辺の楽校の会の紹介


平成28年度 第4回「ひらつか地域づくり市民大学」の基礎編が始まりました!

2016-09-01 20:01:45 | ひらつか地域づくり市民大学

みなさん、こんにちは! 

8月27日(土)、いよいよ本編全6講座のうち前半3回の基礎編が始まりました。

本編スタートの挨拶で、基礎編についての主旨をお伝えし、全講座を通してテキストとなる「ひらつか元気地域づくり事例集」について説明しました。 

※「ひらつか元気地域づくり事例集」--------------

この事例集は過去3年間開催した「ひらつか地域づくり市民大学」受講生から結成された「ひらつか地域づくりサポーターズ」が中心となって、市内8つのさまざまな活動事例を調査・取材し、紹介しています。活動の経緯を時間軸と人間関係軸を縦横にとり、目的と課題、連携と協働、制度と仕組みが一目でわかるつくりになっています。地域社会の課題解決にあたる市民及び市民活動団体が、今後、多様な組織との連携によるまちづくりを進めるためには、地域をそしてまちを俯瞰してみる力をつけることも必要です。まさに地域づくりのコーディネーターとして必要なポイントがこの事例集に書かれています。

-------------------------------------------------

基礎編1回目は「地域づくりの担い手とは」と題し、一般財団法人計量計画研究所理事で認定都市プランナーの鈴木奏到(すずきかなと)氏にお話しを伺いました。

まずは平塚市の将来の人口推移をグラフで分かりやすく解説しただき、少子高齢化の現実を実感させられました。次に国の地方創世戦略について多彩な資料で説明があり、続いて平塚市の総合計画(ひらつかNEXT)と平塚市都市マスタープランの概略をお話しいただきました。

では、地域づくりを推進するにはどうすれば良いのか?

後半は地域づくりのポイントを、原点は「まちづくりはひとづくり」として具体的に何が必要で何をすべきなのかをお話しいただきました。

 

休憩後は鈴木さんのお話しを踏まえて、3つのグループに分かれてワークショップを行いました。

初顔合わせの方も多いので簡単な自己紹介をした後に、グループで討議をする際の仕方についてコツがつかめるように実践です。

 

今回はテーマを「地域の遊休地/空き施設の活用」とし、アイデア出し・実現するための仲間づくり・課題についてサポーターズのメンバーと行政職員も加わりグループごとに話し合い、模造紙にまとめて最後に発表しました。

 

 

 

討論の結果「教育の活用」「地域エリアの活用」「空き家・空き教室」と題し、発表が行われました。発表時間はそれぞれ3分設定と短いものでしたが、各グループとも良くまとめられ熱のこもった発表でした。

 

 

■参加された方々の感想

〇基礎編ということを考えれば十分であったと思う。短時間に詰め込み過ぎかなという印象は受けた。

〇地域でできることから行動したい。

〇どうなるかと思ったが、ワークショップの意見交換も楽しかったです。

〇講義はわかりやすかった。

〇ワークショップでなかなか意見やアイディアが出てこなかったのが残念。

〇他市の活動を見て、平塚にもあったらいいなと思うものがあります。高齢社会になっているのでとにかく早く決めて実行してほしい.

〇多様な方々が集って検討等を行っていく為まとめが大変です。もう少し時間が欲しいです。

 

次回は9月17日(土)、馬入水辺の楽校の会の取り組みから学びます。活動の現場を歩いて見たあとでお話しを伺います。平塚市内でも活動歴が長く実績がある団体について知る事は、地域づくりを進めていく上で役立つポイントがたくさんあると思います。乞うご期待!

文責:M.U

※この講座の模様はyoutubeでも配信しています。

ひらつか地域づくり市民大学 基礎編第1回