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第3回ひらつか地域づくり市民大学最終回開催しました

2015-11-15 07:19:15 | ひらつか地域づくり市民大学

報告が遅くなってしまいましたが、

平成27年度ひらつか地域づくり市民大学の最終回の報告です。

7月25日の公開講座に始まり、5か月間に渡る全6回の過程をすべて修了しました。

受講生の皆さん、そして関係各機関の皆さん、スタッフの皆さんのご理解ご協力のおかげで

無事に最終回を終えることができました。本当にありがとうございました!

 

地域活動、自治会活動、町内福祉村活動、テーマ型市民活動等で

すでに活躍中の受講生の皆さんが危機的に感じておられる担い手不足・後継者問題

そして地域で本当に困っていることすなわち地域課題についてこれまで検討する場がなかったこと

前例踏襲型の事業(イベント)をこなすことで精いっぱいの地域そして自治会さんの現状等々を

受講生の皆さんから聞くことができました。

以下に最終回の様子をお伝えしますね。

 

スライドで講座の振り返りを行いました。

受講生全員から地域づくり夢プランのプレゼンテーションを行いました。

 

自分たちの「こうなりたい地域」への熱い思いが伝わってくるプレゼンでした。

  

プレゼン毎に会場から応援メッセージが届けられました。

協力するよ、一緒にやろう、などのメッセージに心強く感じたことと思います。

アドバイザーの鈴木さんより講評とまとめをいただきました。

 

講座の修了証が授与され、平塚市市民部高井部長さんより閉会の挨拶がありました。

 

(受講生の感想) 抜粋

・外国籍の方も地域の住民であるというプレゼンには共感させられました。地域コミュニケーションを如何に計って行くかのプレゼンが良く共感させられました。子ども会の再創生のプレゼンには共感させられました。

・子供のケア→課題が多かった 各世代がつながる関係を作ろうとしていることがわかりました。

・多国籍の人々との共存について。地域課題として取り上げにくい雰囲気があるが重要な問題なので取り組む必要があると思う。

・プレゼンテーションをすることにより、自分の考えや思い、具体的にはどう活動するかなどを整理する場となり、プレゼンは大切なことと思った。

・日頃地域活動に関わらないばかりか、地域のことを知らなかったことを思い知らされ、勉強させていただいた。多くの市民に参加する機会を与えてほしい。

・「第4回組織運営の肝を押さえる」中で、「陰口が組織をダメにする」にショックを受けました。町内会の会議の不満について「カミさん」に聞いてもらっているのが実情です。組織をダメにする一員になっていたんだと気が付きました。町内会の陰口をたたかない会議作りをしていこうと考えています。

・講座を通して色々な方々とコミュニケーションが持てた事がとても良かったと感じました。自治会運営に息詰りを感じている状況の中での参加が有意義になりました。

・「松原地区を歩いて」今回地域で参加(プレゼン)した福祉村・社協・公民館長・自治会連合会各会長が再び集り、会合を行い、地域の為にこれからも続けて行く方向になり新しい地域作りの方向が見えて来たかと思っています。これからこの会を発展させて行く道すじが出来たと考えています。

・1回から以降バージョンアップした内容で計画していただきたい。

・10回ぐらい行なった良いのではないか。     以上

 

最後に本講座の報告書発行について、印刷費が不足していることをお伝えしたところ

受講生の皆さんより13,019円のものご寄付をいただきました。 

メンバー一同、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・

ひらつか地域づくり市民大学は、平成25年から3年間にわたって開催し、

これまで延べ83名(公開講座を含むと215名)の方に受講していただきました。

講座終了後は、お住いの地域のおける地域課題の解決に向けて活動している方、

広域で課題解決するNPO等で活動する方、NPO等の活動を中間支援する団体で活動する方など

さまざまな分野でのご活躍がみられます。

また、講座修了者を含むメンバーにより「ひらつか地域づくりサポーターズ」という組織も立ちあがり、

現在、地域づくりの情報収集・調査研究に取り組んでいます。

 

次年度以降の開催については、現在、関係者で振り返り・課題の検証

地域ニーズの再度の取り込み作業を行っているところです。

開催が決まりましたら改めてご案内させていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第3回ひらつか地域づくり市民大学 4回目開催報告

2015-11-03 21:15:30 | ひらつか地域づくり市民大学

ひらつか地域づくり市民大学の4日目は、昨年も好評をいただいた

NPO法人れんげ舎の代表理事 長田英史さんを講師に迎え

『組織運営の肝をおさえる  「会議のやり方」と「場づくり」

~団体としての「自治」を確立するために~』をテーマに開催しました。

会議は日ごろ何気なく行われていますが、実は奥が深く、

進め方ひとつで組織が活性化したり、低迷したりと大きく変わるんですね。

昨年受講した方々が口々に

「もっと前に学んでいたら今のようにはならなかった」

「会議そのものを深く掘り下げて考えたことはなかった。なるほどと思うことばかり」

と話していたように、会議の持ち方、進行方法、参加の方法など

改めて考えてみると、会議ってとても重要です。

皆さんの組織では、どのような会議をもっていますか?

全員で納得して物事を決める会議ができていますか?

一方的な方法や一部の人の意見で決めてしまっていませんか?

会議が終わったあとで陰口を言ったりしていませんか?

地域で、そして団体で、民主的に活動していくためには、

みんなが納得して決めることのできる会議にしていきたいですね。

ということで、今年も長田先生にとてもわかりやすく教えていただきました。

以下は、アンケート結果から受講生の声を抜粋して紹介します。

・会議で「提案」する時には口頭と資料のみで済ませていたが、次回「提案」する場合は提案書を作成してみたい。

・参加者平等の原則の共通理解を進めていきたい。

・我の強い人、強引に自分の意見を通そうとする人、感情的な人などに会議が引っぱられないようにするには? → 会議のための会議で準備すれば解決か?

・会議のやりかたについて、さらに勉強して実践していきたいと感じました。

・良いつながりを創る。信頼を育てる。日常の暮らしの中で常に信頼を大切にする暮らしをする。

・発言の仕方について、実践できる、できないということではないが、手順・段取りの大切さを改めて確認した。発言者の中には司会の指示なしに勝手に発言を始めてしまう者がいて、その者が自分中心に次々に発言を進めてしまい、他の発言をした者の発言をそいでしまう場合が結構ある。(司会の力量にもよるが、)挙手するとか、発言を求める意思表示をしてから発言するなどの進め方をしていきたいと思った。

・今日の講義のような会議のルールを皆さん(会議の参加者)になかなか分かってもらえない気がする。人が話をしていても隣の人と話し出したりする人や、手を挙げてきちんと質問や意見を言わない人が結構いるような気がします。

・会議は「やらなくては」とか「やる必要がある」といった構成する人の意識が絶対条件だが、自治会ではそのような意識をもって臨んでいる人が少ない。

・報告、指示が多くフラット型での会議が少ない。(連絡会議がほとんど)     以上

 

受講生の皆さん、そして団体活動をしている皆さん、ぜひ実践してみてくださいね。

さて、次回11月7日(土)は最終回。

受講生の皆さんから、より良い地域をつくるための夢プランを発表していただく予定です。