★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「ノーカントリー」

2008-04-02 04:38:52 | 映画(な行)
<2008/A051/S030>

今週の平日休みは、今年のオスカー4冠の話題作。
■ 作品賞
■ 助演男優賞 ハビエル・バルデム
■ 監督賞 イーサン・コーエン
   ジョエル・コーエン
■ 脚色賞 イーサン・コーエン
   ジョエル・コーエン
春休み中の月初めのファーストデイ1000円の日という事もあり・・・
ドラえもん??目当ての親子連れが多数・・・
珍しく混んでるTOHOシネマズ川崎なのでした。
しかし、本作は「映倫 R-15」指定だから、もちろん大人ばっかり・・・
年齢層は高いけど、平日昼間なのに、結構お客は入ってました。
原題は「NO COUNTRY FOR OLD MEN」。
2007年製作のジョージア系クライム・サスペンス、122分もの。
(ジョージア系と書いたのは、缶コーヒーのCMに出てるトミー・リー・ジョーンズが出演してるからで、
作品の舞台はテキサスですのであしからず)

あらすじ・・・今回はウィキペディアのネタバレ全開ストーリーを引用させてもらいましたので反転モードで・・・
舞台は1980年のアメリカ合衆国テキサス州西部。物語は凶悪化する犯罪を憂う保安官エド・トム・ベル(トミー・リー・ジョーンズ)の語りを背景に、脱走した殺し屋アントン・シガー(ハビエル・バルデム)が殺人・強盗を繰り返すシーンから始まる。一方その頃、銃を持ってプロングホーンを撃ちに行ったルウェリン・モス(ジョシュ・ブローリン)は偶然にも殺人現場に遭遇する。状況からすると麻薬取引がスムーズに進まず、途中で銃撃戦に発展したようだ。死体の転がる中を歩くモスは麻薬を積んだトラックの運転席で息も絶え絶えになっているメキシコ人を発見する。いろいろと質問するモスだが相手の言う言葉は「アグア」(スペイン語で水の意)のみ。その後、モスは事件現場からすこし歩いたところにあった男の死体から札束の詰まった書類カバンを発見し、自宅に持ち帰る。しかしその夜、運転席で苦しんでいた男のことが気にかかったモスは水を持って現場に戻り、不運にも戻って来たギャング達に発見されてしまう。命からがら脱出したものの現場に置き去りになった車から身元が割れ、モスは金の発見を請け負ったシガーに追われる身となるのだった。危険を感じたモスは妻カーラ・ジーン(ケリー・マクドナルド)をバスに乗せて実家に帰し、自身はモーテルに潜伏する。しかし金の入ったカバンには発信器が隠されており、シガーはモスのモーテルに到着する。しかしメキシコ系の追っ手とシガーが交戦中、モスはからくも逃走する。次に潜んだホテルの部屋で発信器の存在に気付いたモスはこれを逆手に取ってシガーを返り討ちにしようとするが、激しい銃撃戦の末どちらも重傷を負う。シガーが傷の治療に時間を取られているうち、モスは国境を越えてメキシコに到達、現地の病院に入院する。入院中のモスに面会に来たのはカーソン・ウェルズ(ウディ・ハレルソン)だった。ウェルズは麻薬ディーラーから金の奪還を命じられており、金と引き換えにモスの命を守るという交換条件を出すが、モスはこれを拒絶。その後米国内のホテルに戻ってきたウェルズはシガーに殺害される。その時ウェルズの部屋に電話をかけてきたのは他ならぬモスであった。シガーは電話を取り、はからずも二人の会話が初めて実現する。モスが自分の手で金を持ってくること、そうすれば妻に手出しはしないと要求するシガーだがモスはこれも拒否し、会話は終わる。米国に戻ってきたモスはカーラ・ジーンに電話し、両親ともどもエル・パソのモーテルで落ち合うよう打ち合わせる。モスとシガーの二人を追っていたベル保安官もエル・パソに向かうが、モーテルに到着したころには時すでに遅く、モスは既に殺害され金は消えていた。後日、ベルは元保安官だった叔父と会って引退の意思を表明する。時代の流れにともなって凶悪化する犯罪がその原因だが、叔父はこの地域はもともと暴力的な土地であり、一個人の働きで状況が変化するようなものではないと説き、ベルをたしなめる。母親の葬儀から帰ってきたカーラ・ジーンは家の中で待ち伏せていたシガーと対面する。シガーはモスと交わした会話にもとづいて彼女を殺害しなければならないと説明するが、気を変え、コイントスでカーラ・ジーンが勝てば命を助けると言い出す。裏か表か。しかし彼女の答えは「賭けない」であった。入り口のドアから出てきたシガーはブーツの裏に返り血が付いていないかをチェックする。そして車で走り去ろうというところを交通事故に遭い重傷を負う。シガーは左腕を骨折し、頭部から流血しつつも、警察が到着する前に姿をくらますことに成功するのだった。物語はベルが妻と話をしている場面で幕となる。ベルは妻に、気になる夢をふたつ見たと語る。最初の一つは短い夢で、ベルが父親からもらったお金をなくしてしまうというもの。二つ目はベルが雪山で馬に乗っていると、また馬に乗って松明を持った父が通り過ぎて行く。顔を伏せつつ先に行った父は、ずっと先の方で冷たい闇の中に炎をともし、ベルが来るのを待っているだろう。そこで夢は終わった。




ここからひらりん的レビューのネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
1.劇場鑑賞当時にトラバ・コメント入れていただいたブロガーの皆様・・遅くなりましたぁ。
最終追記は2008.09.15・・・劇場鑑賞後、約5ヶ月後のレビューで、失礼しまーーーす。
2.テレビで「メン・イン・ブラック」やってたし・・・
トミー・リー・ジョーンズがこの作品のヒットによるボーナス・ギャラが未払いだって、
裁判起こしたニュースも出てきて・・・
3.DVDも発売・レンタル始まっちゃったみたいだしーーー。
4.ここまで書き損じてたのは、本作でオスカー取っちゃったバルデムが、
ひらりんお気に入りのペネちゃん(ペネロペ・クルス)と噂になった腹いせでは???
5.まあ、確かに非情な殺し屋シガー役は、超怖くて、迫力ありすぎ。
雇い主も追っての殺し屋まで返り討ちにしちゃうし。
でも、あのガスボンベ銃?はかさばりすぎじゃないのーーーー??
6.平和だった田舎町の保安官役のトミー・リー・ジョーンズ。
そんな極悪殺し屋の登場に、ただ・ただ・ただ・・・。

もっと、殺し屋に迫って、活躍するのかと思いきやそうでもなく、
変わってしまった世の中を憂うのねーーー。
7.タイトルの「ノーカントリー」は、あんなバケモノみたいな殺し屋がいるなんて、
年寄りにとっちゃ、国とはいえないよー・・・
という嘆きなのでした。
8.それにしても今年のオスカー・・・いろんな極悪人キャラが登場してたのね・・・
油田発掘の山師とか、殺人理髪師とか、ロシアンマフィアとか。
でも本作の殺し屋シガーはピカイチのクセ男でしたね。

ここまでネタバレ注意↑

ひらりん的この映画の関連作は・・・
●トミー・リー・ジョーンズの今年のオスカーでは「告発のとき」で主演男優賞にノミネート。
●この役で何故か助演男優賞を受賞したハビエル・バルデム・・・
むかーーしむかーーし、ペネちゃんと「ハモンハモン」他で共演してたのね。
ウディ・アレン監督作の「ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ」は、観る予定だよ・・・
ペネちゃんの他に、スカちゃん(スカーレット・ヨハンソン)も出てるしーーー。
 

という事で今回は・・・
極悪人度・・・
オスカーも取っちゃったし、歴史に名の残る極悪人の誕生でした。


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気にしちゃいないが・・・上位が映画とは無関係の韓流系やYouTube系ブログばかりで、
ちょっと悔しい・・・ので・・・、
この映画を見てひらりん同様「この殺し屋、怖すぎー」と思ったあなた・・・
                
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見たい!! (vampire)
2008-04-22 11:43:59
はじめまして。
どうも上映館が限られているようで。こちらDVD待ち。
原作を読んでる途中ですが。
これがまたスゴイ。
そそられます。
コーエン節が楽しみです。
返信する
Unknown (にゃむばなな)
2008-09-15 09:52:07
『ハモンハモン』の時は肉の塊を武器にしていたバルデムさんもハリウッドに行けば、あんな恐ろしい武器を手にしてしまうんですね。

肉の塊でも改造ガス銃でもこの人が持てばなんでも怖く見えてしまうんですから、凄いものですよ。
返信する
シガー~ (cyaz)
2008-09-16 08:22:52
ひらりんさん、こんにちは^^
TB、ありがとうございましたm(__)m
すみません、何か禁止ワードでも入っているのかTBできませんでした。
それにしてもこのアントン・シガー、不思議な存在感と威圧感を発揮していました。 このキャラをまた何かの形で再び観たいものです。 スピンオフで彼の過去をあばくなんていかがですか(笑)?
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