はやい!わかい!わかりやすい! 東京都港区芝浦の税理士 平井会計事務所

「会計を通じて人を幸せにする」事務所HP⇒http://www.hirai-ao.com/

決算書の見方④<キャッシュフロー計算書>

2008-07-31 07:04:16 | 会計・税金
今日は「キャッシュフロー計算書」について説明します。「キャッシュフロー計算書」とは一定期間(原則、一年間)の現預金の増減明細を計算した書類です。「損益計算書」と似ているようですが、少し中身が異なります。
「キャッシュフロー計算書」は増減要因によって次の3つに区分されます。
-------------------------------------------------------------------------
①営業活動によるキャッシュフロー
売上の入金や仕入の支払い、人件費や販売費、税金などの支払いなど、主な事業活動による現預金の増減を集計しています。この金額がプラスに多いと本業で稼ぐお金が多いといえます。逆にこの金額が赤字だと、ビジネスモデルに問題がある、といってもいいかも知れません。銀行が会社の事業を評価する際にも重視します。

②投資活動によるキャッシュフロー
建物や設備の売買など投資による現預金の増減を集計しています。この金額がマイナスに多いと投資に積極的といえ、プラスに多いと投資資産を処分している、といえます。単純に増減を見るのではなく、増減要因や会社の方針などをきくのが大切です。おおざっぱですが、営業活動によるキャッシュインの範囲で投資活動を行えば借金をしないで済む、と考えて下さい。


③財務活動によるキャッシュフロー
銀行からの借入や返済などによる現預金の増減を集計しています。この金額がマイナスだと順調に借入を返済しているといえ、プラスだと積極的に資金調達をしている、といえます。財務活動によるキャッシュアウトが営業活動によるキャッシュインを上回っていると、資金繰りが大変厳しいといえます。
-------------------------------------------------------------------------
イン(+)アウト(-)の組み合わせごとのポイントは以下のとおりです。

①+②+③+ 
本業が順調なうえに資産を処分し、銀行からも借入をしている。
現預金を貯め込んで何かたくらんでいる?

①+②+③-
本業が順調なうえに資産を処分し、銀行に借入を返済している。
財務の健全化を目指している?

①+②-③+
本業が順調なうえに銀行からも借入をし、積極的に投資している。
将来の事業拡大に向けて順調?

①+②-③-
本業が順調で、投資と借入返済をしている。
お金が余るくらい本業が順調?

①-②+③+
本業が厳しく、資産の処分と借入で賄っている。
典型的な問題アリ、の会社?

①-②-③+
本業が厳しいのに、銀行から借入して投資を行っている。
一か八かの勝負に出た?

①-②+③-
本業が厳しいので、資産を処分して借入を返済している。
過去の蓄財でつないでいるもの、先細り?

①-②-③-
本業が厳しいのに、投資をして借入まで返済している。
よっぽどお金がある?
----------------------------------------------------------------------
キャッシュフロー計算書は損益計算書では分かりにくいお金の流れが一目で分かる便利なツールです。決算書の中では新参者なので作成してくれない税理士先生も多いようですが自社の分析には欠かせない資料なので必ずつくってもらいましょう!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

決算書の見方③<貸借対照表>

2008-07-27 13:20:51 | 会計・税金
続いて貸借対照表についてご説明します。
貸借対照表とは一定時点(基本的に決算日)の会社の財政状態をあらわした表です。
向かって左側(資産の部)に会社の持っている資産とその金額が
向かって右側(負債または純資産の部)にお金を出してくれた人とその金額が
それぞれ記載されています。
左右同じ金額が記載されるため「バランスシート」といいます。
----------------------------------------------------------------------
①資産の部
資産とは「将来、会社に収益をもたらす期待ができる経済的価値」のことをいいます。簡単に言うと「売ったり使ったりして、お金を生み出すもの」のことです。
販売在庫やモノを売った代金、車両などがあります。
貸借対照表では資産を以下のように区分しています。

(1)流動資産
 1年以内に現金化される資産(1年基準)または通常の営業取引の過程で生じた資産 (正常営業循環基準)。
 例)現預金、売上債権、棚卸資産など
(2)固定資産
 1年以上保有される資産。
 1)有形固定資産・・・形を有する固定資産。
   例)建物、土地など
 2)無形固定資産・・・無形の経済的価値を有する固定資産。
   例)ソフトウェア、営業権など
 3)投資その他の資産・・・本業に用いない長期保有資産。
   例)子会社株式、破産更生債権など
(3)繰延資産
 適正な期間損益計算のために、支出年度から複数年度で
 費用化する支出。
 例)株式交付費、創立費など

②負債の部
負債とは「法律上の債務および将来発生が見込まれる経済的負担」のことをいいます。
簡単にいうと「今後、払う必要があるお金」のことです。商品の購入代金や車両ローン、借金などがあります。
貸借対照表では負債を以下のように区分しています。

(1)流動負債
 1年以内に弁済期限が到来する負債(1年基準)または通常
 の営業取引の過程で生じた負債(正常営業循環基準)。
 例)仕入債務、短期借入金、賞与引当金など
(2)固定負債
 1年超に弁済期限が到来する負債。
 例)長期借入金、社債、退職給付引当金など

③純資産の部
純資産とは「資産と負債との差額」のことをいいます。簡単にいうと「持っている資産のうち会社(株主)の取り分」のことです。
貸借対照表では純資産を以下のように区分しています。

(1)株主資本・・・株主に帰属する純資産。
1)資本金  ・・・株主が払い込んだ出資のうち、債権者
         保護の観点から最低限維持すべき金額。
 2)資本剰余金・・・株主が払い込んだ出資のうち、資本金
         以外の剰余金
 3)利益剰余金・・・利益が発生源泉となる剰余金
 4)自己株式 ・・・発行会社が自ら保有する株式
(2)評価・換算差額等
有価証券や土地の評価差額のうち損益に反映させない額
(3)新株予約権
新株発行請求権の付与。有償で付与した場合に計上。
(4)少数株主持分
子会社の自己資本のうち、親会社以外の株主の持分。
-------------------------------------------------------------------------
財政状態の良し悪しは分析する視点(株主、銀行、会社自身)で異なるでしょうが「商品やサービスを安定的に供給し、社員の雇用を長期的に確保する」ことが会社の役割だと思う私としては、「現金と純資産が多い会社」が良い会社だと考えます。とくに、起業したてのオーナー=社長はシンプルに現金と純資産の増加だけを目指すと良いと思います。そのためには、無駄な経費を抑えて利益を出す、在庫は極力減らす、代金は早期に回収する、税金をきちんと納める、余計な借金はしない、といった基本的なことが重要になってきます。
素晴らしいアイデアや行動力があるのに経営がうまくいかないときは、上記がきちんとできているか?チェックしてみてください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

決算書の見方②<損益計算書>

2008-07-22 22:50:10 | 会計・税金
まずは比較的分かりやすい「損益計算書」から説明します。「損益計算書」とはその名のとおり一定期間(基本的には1年間)の損益(=もうけ)を計算した書類のことです。売上からスタートして①売上総利益(=粗利)②営業利益③経常利益④税引前利益⑤当期純利益(税引後利益)の5つの利益が記載されています。それでは各項目について詳しく見ていきましょう。
--------------------------------------------------------------------------
①売上総利益(=粗利)
売上から売上原価を引いた利益、シンプルに言えば売った値段から買った値段を引いたもうけのことです。(サラリーマンでいえば手取給料のイメージに近いかもしれません)。売上総利益が大きいほど商品やサービスに対する付加価値が高いといえます。会社の業績を伸ばしたいのであれば、売上を伸ばすだけでなく粗利も伸ばさないといけません。売上総利益を伸ばすためには、売上を増やすか原価(=コスト)を削減する必要があります。

②営業利益
売上総利益から販売管理費を引いた利益のことです。本業のもうけとも言われます。(サラリーマンであれば、手取給料から生活費を引いた収支に近いイメージです)。営業経費には人件費や家賃、広告費、交通費などがあります。一度発生してしまうと売上の増減にかかわらず固定的に発生する経費が多いため、安易に増やすのは禁物です。銀行が会社の業績を評価するときは、まず営業利益が黒字かどうかに注目するそうです。営業利益を伸ばすためには、売上総利益を伸ばすか販売管理費を削減する必要があります。

③経常利益
営業利益に金融収支や本業以外の収支を加減算した利益のことです。会社の日常の経営活動によるもうけといえます。(サラリーマンであれば上記の収支に株式投資や副業のもうけを加減算した収支でしょうか)。銀行が会社の返済能力を計算するときは、経常利益を基準に(さらに税金と減価償却費を加味して)計算するのが一般的です。経常利益を伸ばすためには、営業利益を伸ばす、営業外収益を伸ばす、営業外費用を削減する、といったことが必要です。

④税引前利益
経常利益に臨時に発生した損益を加減算した利益のことです。(サラリーマンであれば上記の収支に宝くじのもうけや車両事故の修理代などを加減算した収支とお考えください)。イレギュラーを考慮した損益のため、税引前利益が黒字でも経常利益が赤字だと銀行の評価が下がることもありますし、税引前利益が赤字でも経常利益が黒字であればお金を貸してくれることもあります。銀行からの融資を受けたいと考えている時は充分に注意しましょう。税引前利益を増やすためには、経常利益を伸ばす、特別利益を増やす、特別損失を減らす、といったことが必要です。

⑤当期純利益(税引後利益)
税引前利益から法人税等を引いた利益のことです。株主へ分配するために翌期へ繰り越すことができます。同じ利益でもテクニックによっては税金が少なくなることがあります。詳しくはお近くの税理士にお聞きください!
--------------------------------------------------------------------------
いかがでしょうか?少しは損益計算書のイメージが沸いたでしょうか?
次回は貸借対照表を説明します。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

決算書の見方①

2008-07-20 22:46:36 | 会計・税金
経営者が自社の実力を把握する際に最も重視すべき資料が「決算書」です。「決算書」には会社の経営数字に関する情報がたくさん詰まっています。「決算書」は①貸借対照表②損益計算書③キャッシュフロー計算書④株主資本等持分計算書、の4つの書類で構成されていて、会社の期末時点の資産の状態や一年間の儲け、現金や株主資本の動きなどが記載されています。「決算書」は投資家や銀行、税務署などが会社を評価するさいにも重視する資料ですから、経営者は書類の見方や考え方を知っておかないと、前記の利害関係者と数字に基づいた会話ができなくなります。そこで次回から決算書の簡単な読み方をご紹介していきます。
ご興味のある方はご覧頂ければ幸いです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

税理士の仕事って?

2008-07-16 22:19:49 | 会計・税金
先日お客様と食事をしていた時に「税理士って、どんな仕事をしているかよく分からない!」とのお言葉をいただきました。その方とは2年近いお付き合いになるのですが、突然の告白をされて少しショックを受けました。(その方は経営者のご子息なので直接やりとりする機会が少なかったことが原因かも知れませんが・・・)
と、いう訳で自らの説明不足に対する反省の意味も込めて、改めて税理士の業務について考えます。
------------------------------------------------------------------------
本題に入る前に、税金の納め方には2つの方式があるのをご存知でしょうか?
ひとつは「申告納税方式」といって、納税者自らが自分の納税額を計算して、国等に税金を納める方法です。代表的な税金として「所得税」「相続税」「法人税」「消費税」などがあります。
もうひとつは「賦課課税方式」といって、国等が税金を計算して納税者に納税額を通知する方法です。代表的な税金として「固定資産税」「自動車税」「不動産取得税」などがあります。

「国民の3大義務」に“納税の義務"ってあったの覚えてますか?
(ちなみに他の2つは教育の義務、勤労の義務です。僕は忘れてました)
「賦課課税方式」は、何もしなくても税額を教えてもらえるのでラクチンですが、「申告納税方式」では、自分で税金を計算しなくてはいけないので大変です。黙っていれば分からないと思うかも知れませんが、そこは相手もプロ。いろんな手を使って忍び寄ってきます。もちろん国民の義務である以上、知らなかったでは済みません。しかし、たいていの方は税金に対する知識や経験をあまりお持ちではありません。(日本では税金に対する教育を受ける機会がほとんどないからです。)

『税金に対する知識が乏しいのに、自分で税金を計算しないといけない。』

このギャップを埋めるべく存在するのが「税理士」の業務です。
--------------------------------------------------------------------------
税理士の代表的な業務は次の2つがあります。

①租税に関する業務
②財務に関する業務

①は「税金に関する業務」、②は会社等が作成する「財務諸表(P/LやB/Sなどの決算書)に関する業務」のことを指します。それぞれの具体的な業務は次のとおりです。
--------------------------------------------------------------------------
①租税に関する業務
税理士は他人の求めに応じて、租税に関して次の3つの業務を行うことができます。なお、3つの業務は『独占業務』といって税理士しか行えません。

1)税務代理
税務代理とは、納税者に代わって税務官公署に対して租税に関する申告や申請、請求などを行うことです。税務調査などで納税者に代わって税務署に対応することができます。

2)税務書類
税務書類とは、納税者に代わって税務官公署に提出する申告書(税金を計算する書類)などを作成することです。「申告納税方式」の根幹業務です。

3)税務相談
税務相談とは、納税者からの税金に関する具体的な質問に対して応えることです。
税金の専門家として、納税者の要望にお応えします。
--------------------------------------------------------------------------
②財務に関する業務
税理士は『独占業務』に加えて、付随業務として次の3つの業務を行うことができます。なお、次の業務は『自由業務』なので、税理士でなくても行うことができます。

1)会計顧問
会計顧問とは、財務諸表の作成や会計処理について指導することです。財務諸表は株主や銀行などが会社の業績を判断するとても重要な書類です。

2)記帳代行
記帳代行とは、本来会社が記帳する帳簿を、会社に代わって記帳することです。請求書や領収書、通帳コピーなどの資料から帳簿を記帳し、財務諸表の基となる試算表を作成します。

3)決算書類の作成
決算書類の作成とは、本来会社が作成する財務諸表を、会社に代わって作成することです。
--------------------------------------------------------------------------
納税者からの依頼に基づき、上記の業務を行うことで報酬を頂くというのが、税理士の仕事になります。もちろん、上記の業務だけでなく「経営相談」「執筆」「講演」など、個人の能力や経験に応じて様々な分野で活躍される税理士の方々もたくさんいます。

以上が税理士の主な仕事です。少しはご理解いただけたでしょうか?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はじめまして

2008-07-05 22:26:00 | つれづれ
はじめまして。税理士の平井満広です。今年の6月に開業したばかりの新米税理士です。ブログには日々仕事で感じたことを書きたいと考えています。
今日は初めてなのでブログ名の由来となった「会計を通じて人を幸せにする」について書きます。
-------------------------------------------------------------------------
◎「会計でメシを食う!」
 私が簿記の勉強をはじめたのは社会人2年目の末でした。入社以来、ただ漠然と業務をこなす自分の将来に不安を覚えた私は、手始めに専門学校で簿記3級を勉強しました。真面目に勉強したこともあって簿記2級まではすんなりと合格しましたが、簿記1級受験は考えていませんでした。しかし、見学程度のつもりで参加した「めざせ1級合格」の無料セミナーで、講師の「簿記1級は会計でメシを食べるための登竜門なのです!」という一言にとても魅力を感じ、簿記1級の受験を決めました。その後「いつかは会計のプロに!」という思いを胸に勉強を続けました。

◎「努力は人を裏切らない。」
 簿記2級まではすんなりと来た私でしたが、簿記1級の講義は苦難の連続でした。複雑な内容に加え解答は細かい点まで要求され、さらに問題量が多い!勉強をはじめた頃は、とにかく講義に出席し、受講した範囲の問題を解き、間違えた箇所を復習する、ただこれの反復でした。理解の遅い私にとって進度も速く「自分は場違いなのではないか?」と落ち込むこともありました。それでも、講師の方がよく講義の中でおっしゃっていた「努力は人を裏切らない。」という言葉を信じて、とにかく勉強は続けました。すると不思議なもので、ある日突然問題が解けるようになり、講義の理解もはやくなり、いつしか「自分は簿記に向いているのでは?」と思い込むようになりました。その後、答練などでも納得できる点数がとれるようになり、「合格できる!」と自信が深まってきました。

◎「最後まであきらめない。」
 しかし、残念ながら初回の試験では不合格でした。予期せぬ問題があって動揺し、その時点で「もう駄目だ!」と思ってしまったことが最大の敗因でした。あとから解答を見て、問題を解きなおし、それほど難易度が高くないことに気づきとても後悔しました。次回は何が出題されても動揺しないよう心に決めました。しかし2回目の試験も不合格でした。とても難易度の高い問題はありましたが、それ以上に、とても簡単な問題で思わず「これはもらった!」と舞い上がり、単純なミスで得点を落としたことが敗因でした。
 私は反省しました。出題に一喜一憂して間違えるのは、結局まだ実力不足なのではないかと。
 そこでもう一度問題を解き、間違えた箇所を復習する、という基本的な勉強を繰り返しました。これはとても苦痛な時間でした。勉強内容が広がるわけではないので退屈ですし、答練でもいつもどこか間違え、集中しない自分に腹も立ちました。ただ不思議と「もうやめよう。」とは思いませんでした。いつも心のどこかに「いつかは会計のプロに!」という当初の思いがあったからかも知れません。自分で掲げた目標である以上、最後まであきらめるつもりはありません。
 3回目の試験では出題に関する感情は一切なく、ただ集中して問題を解きました。終了後は、「やれることはやった。」という充足感があり、それと同時にどっと疲れが出ました。しかし、とても心地良い疲れでした・・・。
 結果的に3度目の挑戦で合格することが出来ました。とても嬉しい結果です。しかし合格したからといって自分の実力が上がったわけではありません。ちょっとしたことでまた不合格だったかもしれませんし、逆にもっと早く合格できたかもしれません。真面目に勉強さえすれば、実力なんてみんな大差ないと思います。結局大事なことはあきらめなかったことだと思っています。

◎「会計を通じて人を幸せにする」
 簿記1級合格の結果を受けて、当初の目標である「会計のプロになりたい!」を多少、他人に公言するようになりました。心理学科出身の私にとっては「税理士受験資格」の取得出来たことも自信のひとつになりました。
 講師の言葉で一番好きなのが「会計を通じて人を幸せにする。」というものです。人間、生きがいを感じるのは結局「誰かの役に立っているとき」ではないでしょうか。自分が勉強してきた、そして勉強していく会計の分野で、誰かの役に立つことができれば、こんな素晴らしいことはないでしょう!いつか、まだ見ぬ誰かの笑顔を目指してこれからもがんばっていきます。
-------------------------------------------------------------------------
上の文章は今から6年以上も前、日商簿記1級に合格したときに書いた体験記です。独立開業にあたって改めて原点を見直そうと思い、当時の文章を読んでみました。
今読むと純粋すぎて恥ずかしいですが、このときの思いがあったお陰で会計事務所への転職も決断できたし、税理士試験も頑張れたんだと思います。
困難にぶち当たったとき自分を奮い立たせてくれるのって、意外とこんな素朴な気持ちではないでしょうか?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする