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SONYの新PND、nav-u「NV-U75V」「NV-U75」

2009-09-24 05:02:52 | 位置情報・地図


新開発の自車位置測位システムと充実した地図情報を搭載 高精度で快適なナビを実現する“nav-u”(ナブ・ユー)『NV-U75』シリーズ 発売 (ニュースリリース)
ソニー、自律航法の精度を向上させた新nav-u「NV-U75V」「NV-U75」 (Car Watch)
ソニー、ワンセグ録画/おでかけ転送対応の4.8型新「nav-u」 (AV Watch)
ソニー、ナビ性能アップのポータブルナビ「NV-U75」 (ITmedia)
ソニー、ポータブルカーナビ「nav-u」に4.8型モデル--徒歩モードを充実 (CNET)
ソニー、高精度測位と充実の地図情報を搭載パーソナルナビ「nav-u NV-U75」 (マイコミジャーナル)
【ソニーnav-u】スタンダードクラスのPNDをフルモデルチェンジ (レスポンス)
ソニーnav-u に高性能ナビ機能搭載モデル…1335エリアに対応 (レスポンス)

auの「EZカーナビリンク」、ソニーのカーナビと連携 (ケータイWatch)
ソニーのnav-u「NV-U75V」「NV-U75」、KDDIのEZカーナビリンクに対応 (ITmedia)
ソニーの「NV-U75V」「NV-U75」、EZカーナビリンクに対応 - KDDI (マイコミジャーナル)
EZカーナビリンク、ソニーのパーソナルナビ「nav-u」と連携 (CNET)


 SONYは9月18日、PND nav-uシリーズ4.8型液晶搭載の新モデル、「NV-U75V」「NV-U75」を発表した。10月31日の発売となる。「NV-U75V」はワンセグ搭載モデルで価格は6万5000円前後、「NV-U75」はワンセグ非搭載モデルで5万5000円前後とのこと(Car Watch)。
 大きさは141×88.5×17.5mm、245g(NV-U75)。

「NV-U3V」「NV-U3」の後継モデルとなる。改良点を次に挙げるが、多岐に渡っている。型番が従来のものを踏襲していないのも、その現れなのかもしれない。これだけ改良されていても、サイズは若干小さくなっているのだから驚きだ(NV-U3は150x87x20mm、250g)。

・縦方向の勾配変化にジャイロセンサーを採用し、従来の気圧センサーを廃止。
・8GBメモリーを搭載し、市街詳細地図のカバーエリアを約10倍拡大、全国1,335エリアに。
・従来の光ビーコン、電波ビーコンに加え、FM VICSにも対応。
・目的地方向検索と目的地周辺検索を搭載。
・縮尺の異なるの地図の2画面同時表示
・「ピタッと吸盤」を小型化
・Bluetoothを搭載、EZカーナビリンクに対応。
・徒歩用の地図を使用する「徒歩ナビ」と電子コンパスを搭載。

 では、順に見ていこう。

・縦方向の勾配変化にジャイロセンサーを採用し、従来の気圧センサーを廃止。
 位置検出のためのセンサーに、GPS、横方向と縦方向のジャイロ、3軸加速度センサーを搭載してきた。従来機種では縦方向の検出に気圧センサーを用いていたが、これをジャイロに変えてきた。当然、精度の向上が見込めるのだろう。
 車速センサーは無いものの、PNDとしての位置検出機能の高さはトップレベルだろう。
 なおGPS感度の向上も図られているような記述がニュースリリースにはあるが、詳細は不明だ。

・8GBメモリーを搭載し、市街詳細地図のカバーエリアを約10倍拡大、全国1,335エリアに。
 従来機種は4GBであったメモリを、8GBに倍増させてきた。据え置き型ナビとPNDを比較したときに欠点の1つがデータ量の少なさであっただけに、順当な進化だろう。
 これにより、詳細地図のカバーエリアが増加したとともに、住所検索3500万(従来3400万)、電話番号検索3000万(従来1000万)と増えている。ただ電話番号の内2000万件は個人宅と思われ、実際に必要なのか疑問ではある。
 詳細地図は、精度を増したカーナビ使用中にも有用だろうし、後で説明する徒歩ナビ時にも有効に使うことができそうだ。

・従来の光ビーコン、電波ビーコンに加え、FM VICSにも対応。
 nav-uは光ビーコン、電波ビーコンを用いた渋滞情報の取得ができることに、大きな特徴があった。今回はこれに加え、FM-VICSの情報もオプションで取得できるようになった。これにより、地方都市などのより広域の渋滞情報を受信、表示できるようになったそうだ。
 渋滞情報の取得に通信が使えるエアーナビに次いで、PNDとしてはトップレベルの対応だ。

・目的地方向検索と目的地周辺検索を搭載。
 目的地方向検索とは、自車位置から目的地方向にある最寄りの施設を検索する機能で、例えば目的地に向かう途中に寄れるコンビニ、などが検索できる機能だ。
 据え置き型ナビでは当然の機能なのかもしれないが、わたしが今まで使ったことのある PND には無い機能で欲しい機能の1つであり、これがPNDに搭載されてきたことはうれしい動きだ。

・縮尺の異なるの地図の2画面同時表示
 これも据え置き型ナビでは当然の機能ではあるが、使い勝手は向上しそうだ。

・「ピタッと吸盤」を小型化
 ソニーが先鞭をつけた吸盤方式による簡単取り付けだが、最近になって三洋とパナソニックが追随してきた。ソニーとしてはこれまでの経験を活かしてこれを改良し、さらに先を行く構えだろう。

・Bluetoothを搭載、EZカーナビリンクに対応。
 Bluetoothを搭載してきた。これによりBluetooth搭載携帯電話と組み合わせ、ハンズフリーの通話ができる。
 ただそれより、Bluetooth搭載のメリットは、auのEZカーナビリンクに対応したことだろう。これにより、通信を用いて最新かつ豊富な検索対象データからスポット情報を検索し、それをカーナビ側に伝えることができる。他キャリアではこれを活かせないのが残念なところだ。
 エアーナビのようにカーナビそのものが通信できる、ような機能備えていない中では、SDカードなどを経由しないこの方法は最良のものだと思う。

・徒歩用の地図を使用する「徒歩ナビ」と電子コンパスを搭載。
 そもそも、徒歩用に電子コンパスを搭載してきたことか驚きだ。これにより、徒歩ナビ利用時に自分の向いている方向と地図の向きとを合わせることができる。
 また、徒歩用のデータを持ち、地下道、駅内コンコース、歩道橋、公園など、歩行に適したルートを案内できるという。
 あれば便利な機能であるのは確かだ。ただ、PNDを徒歩ナビで使うニーズがどの程度あるのかは、よく分からない。最近の国内勢PNDは類似の機能がついているところを見るとそこそこのニーズがあるのか、どうなのか。


 このように、かなりの機能向上を図ってきた SONY nav-u、NV-U75とNV-U75V。三洋、パナソニックと国内勢PNDの新製品発表が続く中でも、注目のモデルだ。

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