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エアーナビ+ナビポータル レビュー2

2008-09-01 20:59:46 | 位置情報・地図


 エアーナビの通信モジュールが到着した。正式サービス開始前後に合わせて300km程度走行してみたので、感想などを書いてみたい。

 通信機能での注目は渋滞情報表示だ。
 今回の走行では渋滞考慮オートリルートが働くことはあったものの、これによる時間短縮効果はナビ算出で数分であり大きな効果は得られなかった。また赤表示になるような渋滞でも、さほど長い渋滞区間でなければ回避はしないようだ。結果的に、走行している経路は渋滞考慮をしない場合とほとんど変わらなかった。この辺りはもう少し使い込んでから、また評価してみたい。

 ただ、今捕まっている渋滞がどこまで続いているのかをエアーナビの大きな画面で視覚的に分かるということは、心理的には大きかった。
 また、ある程度知っている道であれば、エアーナビの出してくる渋滞表示、もしくは順調表示を見て、渋滞を避けて走ることができる。そういう効果は大きいと感じた。

 今回は東京23区近辺も走ったが、カバー範囲は少し併用を試してみたケータイ向けのユビーリンク「全力案内!」よりも狭く感じた。「全力案内!」はタクシーによるプローブ情報を利用しており、データ収集能力の違いが出ているものと思う。ただそれは都市部というタクシーが多く走る地域を比較したからだろう。ユーザーとしては、カーナビ所有者のプローブ情報収集とタクシーからのプローブ情報収集を合わせたサービスが出てくることを期待したい。

 ところで、この通信機能の導入によって困ったことが生じた。1時間に数回の頻度で自車位置の誤差が大きくなってマップマッチングの範囲を超えたような感じで、リルートが発生するのだ。しばらく走っていれば正しい位置に戻って再度リルートされ正しいルートを表示するのだが、これでは困ってしまう。特に高速道路走行でこれは顕著で、高速の場合はこの誤差によって一般道にいるものとしてリルートが発生する。一般道が平行して走っているような場合は「別道路切換」をしないと高速道路に戻らない。
 通信前にはこのような現象は無く、見ていると通信での渋滞情報収集が終わったくらいのタイミングでずれるようだ。通信によってGPS測位結果が影響を受けたのかとも考えたが、手動でスマートループ情報を取得しても自車位置がずれるようなことはなく、原因はよく分からない。
 1時間に数度という頻度は実際に使っているとかなり気になる。早急な改善をお願いしたいものだ。


 この他に通信で便利に使った機能は、ナビポータル登録地点のPC/エアーナビの共有くらいだろうか。ガソリンスタンド価格の機能は信号待ち中に使おうとしたが、検索に時間がかかりすぎて無理だった。
「周辺おすすめ情報」や「番スポ!」は駐車場に停めたときに少し使ってみたくらいだ。先日も記載したが、この機能は任意の地点を中心に検索できるようになれば、使い勝手が上がるものと思う。
 なおこのような使い方をするときに問題になるのが、電池のもちの悪さだ。もう少しバッテリ容量があれば、また使い勝手は違うものと思う。ただこれはファームウェアの修正でどうこうなるものでもないので、後継機では検討をお願いしたいものだ。


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