5月25日
白馬岳の大雪渓は苦しい登りが続きます。
でもなんだか雪崩も恐くて、雪渓ではゆっくり腰をおろして休めない・・・・
ひょっこり地表が現れている葱平(ねぶかっぴら)で一休み。
この先で先行者とボーダー2名は杓子岳~杓子沢に向かいます。
自分は、この登った雪渓を滑るのが精いっぱいです。
雪渓をぐるっと見渡したところ↓
この辺は新雪。もくもくと登り続ける自分のシュプール。
ようやく見えてきた白馬岳頂上宿舎。でも先はまだ上です。
もう、倒れそう。
必死の思いでたどり着いた白馬山荘。そしてついに山頂が見えました。
ここでスキーをはずして頂上アタック。
やっとこ到着。白馬岳山頂です。
もちろん誰もいません。
三角点の頭が出ています。
これは新田次郎の小説「強力伝」にでてきた風景指示盤らしい。
山頂から見おろす旭岳。この東面を滑り降りる人もいるらしい。
杓子岳と鑓ケ岳。素晴らしい眺めです。
方向盤を背に記念のパチリ1枚。
あまりの疲労に少しこわばっていますが・・・・。
山頂ぐるり一回りの動画です↓。
ぐずぐずしていられません。下山開始です。
まずは、白馬山荘までほんの少し。
再度、杓子岳・鑓ケ岳。
剣岳方面。少々雲がかかっています。
しつこく旭岳。
小屋からスキーを付けて下山開始。
しかし、新雪は重くべっちゃりと湿っています。
ボーゲンでは歯が立ちません。
稜線下まで斜滑降~キックターンが続きます。
後からこのシュプールを見る人は「なんだって素人がここで滑っているのかしら?」
ときっと思うことでしょう。
ようやく曲がれる雪となりました。
ボーゲンが決まります。
真白な雪面に自分の残したシュプールがくっきりと。
苦労して登った甲斐があった。
苦しかった登りもスキーで下るとあっけないぐらいでした。
白馬尻に到着。
荷揚げのヘリコプターを迎える準備をしていました。
雪が切れ、足の下の重し?スキーを取り外してすっきり。
ここまで下ればもう安心。あとは林道を下るだけ。
こんなブロック雪崩の痕もありましたが、この辺では危険は感じません。
下りは思いのほか楽に済みました。
猿倉山荘に戻りました。
その下の駐車場はもうすぐ。
長い1日。
疲れ切った1日。
でも充実の1日でした。
今日もまた山で元気をもらいました。
■今回のコースタイムです。(遅くて参考になりませんが)
06:07 猿倉駐車場出発
07:25 白馬尻
10:14 葱平
13:06 白馬岳山頂
13:24 白馬山荘出発(スキー)
14:37 白馬尻下(スキー外す)
15:23 猿倉駐車場帰着
■そして今回の費用です。
1800円 道路通行料・行き 八王子IC~豊科IC
2650円 道路通行料・帰り 豊科IC~八王子IC
4000円 ガソリン代(走行距離526km。燃費17km/L・ガソリン130円/Lとして)
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8450円 合計(飲食費含まず)
日本百名山 第49座 北アルプス・白馬岳 終わりました。
さてさて、次は、どこを目指そうか。
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