45年ぶりの再会

またまた、更新の間があいてしまいました

今もまだ、何やかんやでバタバタしています

そう言いつつ、ダイニングチェアに座っている時間が長いのですが

たまにネット見つつ、鬼のように文書を打っています(笑)

(エクセル使えたら、どんなに良いだろうか・・・)

基本的に専業主婦の私は暇な時間が多いわけですけど

暇人だからこそ頼られることもあるわけですね

そんな用事もありつつ、先週は8件の用事を済ませる為に

私の実家がある市に出かけました

(夫の住む社宅の部屋のチェックは含まれていません・笑)

用事のひとつには「今を逃したら、機会はないかも」というものもありました

亡くなった父の古い友人の未亡人である女性の家を訪ねることです

父の葬儀の際、この方のお嬢さん(と言っても私より少し年上)が

わざわざ1人でいらして下さったことに私はとても感激していたのです

一時期は会社で父の部下でいらっしゃったそうですが

結婚退職をし何十年も経つのに、父を忘れないでいて下さったことが

本当に本当に私には嬉しかったのです

父の葬儀の弔問客のご芳名帳もお香典袋も(勿論中身も)

兄家族と弟が全部持って行ってしまい、うちには弔問客リストのコピーさえありません

その方にご連絡を取りたくても出来ないわけです

そこで私は、結婚するときに持って来た古い電話帳から

その方のご実家のお父様の名前を探しました

とても変わったお名前なので電話番号はすぐに分かりました

私も子どもの頃に遊びに行った記憶があるご住所・・・

意外に(？)無遠慮でもある私は夜の9時過ぎにも関わらず早速お電話しました

父の古い友人の未亡人の方とお話ししたくって

「(母は)最近はめっきり弱ってしまって・・・」とお嬢さんは話されていましたが

いえいえ、87才とは思えないほど記憶力が良く、上品な物腰に聞惚れてしまうほどでした

電話を切る前に「いつかおじ様のご仏前でお線香を上げさせて下さい」と言いました

というのもですね、私の親族は同じ市内に住んでいても、誰もご葬儀に出ていないのです

(どうでも良い噂話好きの人たちが、こんな狭い町で知らないはずがなかろうか！)

「私は暇ですから、いつでもいらして下さいね」と言われましたので

社交辞令は無視し、遠慮なくお訪ねしてみました(笑)

87才でおひとり暮らしをされているということでしたから

それなりの方を想像していましたら、これがこれがとても美しい方でびっくりしました

誰かが訪ねて来られる予定ではなさそうでしたけれど

セットされた白髪の髪に薄化粧、そして淡い黄色の丈の長めのアンサンブルのニットスーツ

「昔の普通の奥さんって、こんな感じだったなぁ」思い出しました

(この方は家でも膝が破けたジャージなんか履かないに違いない・笑)

この方のお話によりますと、母は幼稚園生くらいの私の手を引いて

この家に悩みの相談によく訪れていたようです

(私は父に連れられて訪ねていたと思い込んでいました)

「(母よりも7才年上なので)お母様は私に悩みを打ち明けやすかったのでしょう」

その方は母の悩みの内容を口になさいませんでした

帰る間際、「幼稚園の頃の面影がやはり残っていますね」と言われました

落ち着きがないとかではないことを祈りたいです(笑)

短い時間でしたが、お話しが出来て良かったと私は思いました

・・・人はいつどうなるか誰にもわからないので・・・

私が愛用している薄紫の資生堂ドルックス

途中他のものに変えたことが何度かありましたけど

結局これに戻ってしまいます

色白でなめらかな美しい肌の老婦人の鏡台にも同じものが置いてありました

それを見て、私も一生ドルックスにしようと思いました

安価でも、歴史の長いドルックスのシリーズで十分だと(笑)