門外の花壇に植えたフウセントウワタ:風船唐綿(キョウチクトウ科トウワタ属)の果実が、年を越してやっと割れ、綿毛のついた種子を北風にのせて飛ばしています。
なかなか風船が割れないので気になっていましたが、どうやら種子を遠く飛ばすように、北風が強くなるのを待っていたようです。
南アフリカ原産の植物で、葉は柳のような感じで細長く、草丈は1~2m、初夏、枝先に近い位置にある葉の付け根から花茎を伸ばし、小さな乳白色の花をぶら下げるように下向きにつけます。
花後にできる袋状の果実の形がユニークで、表面がうす緑色で先が少しとがって風船のようにふくらみます。フウセントウワタは名の通り、花より果実の形が面白く、もっぱら果実を観賞したり、生け花の花材にしたりします。
家の前を通る人からよく名前を尋ねられるので名札をつけていますが、かつてはガガイモ科であったのがAPGではキョウチクトウ科となっているのがわかり、去年から書き直しました。