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花が少ないなどとこぼしながら歩いた月山弥陀ヶ原の周遊路脇に一見見慣れたような黄色い花が咲いていました。よく訪ねた蓼科高原で群れ咲いていたコキンレイカ別名ハクサンオミナエシ(‘11年8月29日記事)にそっくりですが、葉の形が異なり、コキンレイカのように深い切れめがありません。
本州の新潟県以北、北海道に分布し、山地の草原、湿原、岩礫地などに生育する多年草でマルバキンレイカ:丸葉金鈴花(オミナエシ科オミナエシ属)でした。
横に伸びる地下茎は太く、茎の高さは30-70cm、葉は茎に対生し、葉身は広卵形で羽状に浅裂します。オミナエシ属の他種の多くが、葉が中裂または全裂するのに対して切れ込みの浅いのが特徴的です。
花期は7-8月、オミナエシに似て、花冠が5裂し径5mm、長さ6.5mmの黄色の小花を集散花序につけます。花冠の基部が短い距になるのがこの仲間の特徴です。