サンクチュアリ出版
何でこの本を今さら・・・と思われそうですが、2009年3月に出版された本を図書館にリクエストして、待つこと2年数カ月、やっと手元に届きました。
私の後にはまだ41人の予約者が待っています。
すぐ読んじゃったから、早く返しますねー。
発売してすぐ20万部を超す売れ行きとなったものの、「盗作」問題で書店から本が回収され、絶版となってしまって現在に至っています。
その話題性から「どんな本か読みたい」と思うのは当然で、リクエストが多かったものと思われます。
まず、読んだ感想は普通に感動しました。
この問題がなければ、大感動というところで、涙がこぼれそうになるし、ディズニーランドはやっぱりいいなあ、また行きたい!と思わせるものです。
著者は(株)オリエンタルランドの「元スーパーアドバイザー」で、東京ディズニーランドのオープン以来現場の責任者として幅広い業務にあたってきた方。
TDRでのゲストとキャストの心温まるいい話が満載なのだけれど、そのうちのひとつ「あひるさんの話」が盗作と訴えられ、他の話もネットから無断でもってきたとされているのです。
でも、TDRでの出来事に間違いはないわけで、著作権の問題をもう少し考えて作ったらとてもいい本になったと思うんだけどなあ。
亡くなった娘さんのためにレストランでお子様用の食事をサービスしてくれたり、ジャングルクルーズで川に落とした指輪をダイバーまで動員して探し出してくれたり、なくしたキャラクターのサイン帳を各キャストに連絡して見つからなくて、新たにサイン帳を用意して、すべてのキャラクターのサインをもらってくれたり・・・「ほんとにここまでやってくれるの?!」とびっくりすることばかり。
お客さん相手の仕事をしている身としては、姿勢に学ぶ事が多いです。
書店やネットでも新品は買えないけれど、中古は100円台からたくさん売りにでています。