しいかのブックトーク

毎月読んだ本や日常の諸々を記録します。

『最後のパレード』

2011-08-20 22:43:12 | こんな本読みました

Photo 中村 克(まさる)著

サンクチュアリ出版

何でこの本を今さら・・・と思われそうですが、2009年3月に出版された本を図書館にリクエストして、待つこと2年数カ月、やっと手元に届きました。

 私の後にはまだ41人の予約者が待っています。

すぐ読んじゃったから、早く返しますねー。

 発売してすぐ20万部を超す売れ行きとなったものの、「盗作」問題で書店から本が回収され、絶版となってしまって現在に至っています。

 その話題性から「どんな本か読みたい」と思うのは当然で、リクエストが多かったものと思われます。

 まず、読んだ感想は普通に感動しました。

この問題がなければ、大感動というところで、涙がこぼれそうになるし、ディズニーランドはやっぱりいいなあ、また行きたい!と思わせるものです。

 著者は(株)オリエンタルランドの「元スーパーアドバイザー」で、東京ディズニーランドのオープン以来現場の責任者として幅広い業務にあたってきた方。

 TDRでのゲストとキャストの心温まるいい話が満載なのだけれど、そのうちのひとつ「あひるさんの話」が盗作と訴えられ、他の話もネットから無断でもってきたとされているのです。

 でも、TDRでの出来事に間違いはないわけで、著作権の問題をもう少し考えて作ったらとてもいい本になったと思うんだけどなあ。

 亡くなった娘さんのためにレストランでお子様用の食事をサービスしてくれたり、ジャングルクルーズで川に落とした指輪をダイバーまで動員して探し出してくれたり、なくしたキャラクターのサイン帳を各キャストに連絡して見つからなくて、新たにサイン帳を用意して、すべてのキャラクターのサインをもらってくれたり・・・「ほんとにここまでやってくれるの?!」とびっくりすることばかり。

 お客さん相手の仕事をしている身としては、姿勢に学ぶ事が多いです。

 書店やネットでも新品は買えないけれど、中古は100円台からたくさん売りにでています。

 


ニッポンの嵐

2011-08-03 16:47:54 | こんな本読みました

Arashi ポケット版

株)角川グループパブリッシング

2011年6月30日発行

値段:1000円

 2010年9月に文部科学省の助言を得て、全国の小・中・高校の学校図書館へ寄贈された本の縮小、ポケット版。

 4万校へ2冊づつ寄贈されたそうですが、嵐の人気の高さから盗難騒ぎや非売品のはずがネットオークションで高値で売買されたりとトラブルがあったようです。

 購入希望の声が高かったため、ポケット版が一般発売されました。

 発売から4日で20万部以上の売れ行きというから、すごいね~。

 さて、内容ですが、「嵐」のメンバーが「ニッポンについて知りたい。再発見する」ために各地を旅します。

 大野智「ものづくり」、相葉雅紀「福祉・介護」、松本潤「島の人々」、櫻井翔「農業」、二宮和也「エンターテイメント」と、それぞれの興味のある分野を旅して、レポートしていきます。

 まるで写真集のように、メンバーの写真が満載。

 ながめるだけで楽しい。

 ただ、ポケット版は文字が小さすぎて読みにくいのが難点。

大きいサイズで読みたいよ~。