家やぶれて山河あり

2013-11-28 01:47:47 | 日記
鉄を喰え 飢えた狼よ
死んでも 豚には 喰いつくな

(尾崎 豊)





こんばんにゃ。

今日は、小郡&久留米で仕事があったため
仕事帰りにちょっと(300mほど)足を伸ばして
森三十郎邸の跡地を見に行ってきました。

あの、お化け屋敷のような歴史的木造建築は
跡形もなく更地になっていました。

七吉どんが、数十年生きてきた中で
ダントツ1本指に入るくらい
衝撃的にオベヤだった三十郎邸、
いざなくなってみると、すごく寂しい。

諸行無常、生々流転、サヨナラだけが人生だ。

分かっちゃいるけど。

分かっちゃいるけど・・・。




寂しいよーー!!(地団駄)
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外食つれづれ(159)

2013-11-23 22:01:33 | 日記
こんばんにゃ。
やめられないとまらない、本日のブログ3発目です。

来週からまた外出や出張が立て続いていますが
ノンビリ週末でリフレッシュできたので、既にハイオク満タン。
がんばりマッスル!




今月は、私用・仕事ふくめて、東京に行く機会が多く
来週は今月3回目の東京(しかも日帰り)です。

なぜ急いで日帰りしなければいけないかというと
足掛け3年にわたる、某プロジェクトの打ち上げが
この日の夜に行われることになったのです。

十数名のこのプロジェクトを裏方から支えていたのが
ワタシと、もう1名の相棒・F嬢。

F嬢は、ほぼ下戸のため
プロジェクトの飲み会の際には
飲兵衛七吉がほぼ幹事をやっていたのですが
プロジェクト解散を前にして
「せめて最後くらいは、私が幹事をします」と
名乗り出てくれました。

しかし、幹事の一番大変なのが、日程調整です。

人数は10数名、しかも超多忙な役員たちも複数いる中で
日程調整は、二転三転、大シケ嵐の大難航。

その様子を、傍から見ていてよく分かっていたため
ようやく決まったこの日程に、相棒のワタシが
「出張のため参加できません」なんて言って
再度イチからやり直しにさせるわけにかないので
むりっこ帰ってくることにしました。




日程が固まったあと、次にやるべきは、お店の選定です。

下戸ゆえに、飲み屋情報に疎いのは仕方のないこととして
三十路を迎えながらも、一度も飲み会幹事をしたことがないという
稀有な人生を歩いてきたF嬢、
当然、お店の選び方も、よく分からないわけです。

飲食店情報が載った「○○ナビ」といったグルメサイトから
会社の近くにある居酒屋さんをピックアップして
「どれがいいと思いますか?」と、相談してくれるのですが
いかんせん、当の彼女が行ったことも見たこともないお店ばかり。

ナビ上でいくら星マークがたくさんついていようとも
先般の情報操作事件で発覚したように
信憑性はあるようでないのが、ネットの口コミ情報です。

ワタシが幹事をするときには、飲兵衛のプライドにかけて
変なお店を紹介するのは不本意なので
「自分が行ったことがあり、勝手が分かるお店」か
「信頼できる人がオススメしてくれたお店」にしています。

もし初めてのお店を選ぶ際には
事前に一度は偵察がてら飲みに行くのですが
多分最初で最後の幹事体験であろう、下戸の女子に
そこまでの下調べを要求するのは酷かしらん。

結局、来週の飲み会の会場がどこになったのか
事務局の相棒であるワタシも詳細知らないままですが
下戸のF嬢がネットを駆使して一生懸命選んだお店、
果たして、白と出るか黒と出るか、楽しみにしています。




最後になりましたが、今回のサカキさんのコラム。
ネットの口コミは怖い、リアル口コミはありがたい、という話でがす。 

おいしいお店とのつきあい方-159
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外食つれづれ(158)

2013-11-23 21:34:13 | 日記
こんばんにゃ。

今日は久しぶりのノンビリ週末だったので
掃除に料理に針仕事にと、家事に大活躍しました。

家事というのは、意外にストレス解消になるもので
床を無心に雑巾がけしてるときなんて、もはや恍惚状態です。
あー、気持ちよかった。

でも、それでなくても冬は肌が乾燥しがちなので
お湯を使ったり 洗剤を使ったりした後は
ハンドクリームが欠かせません。

現在愛用しているのは、とある人からもらった
ユースキンA」という硬派なクリームです。

オンナノコが好きそうな「白くて、手にすっと馴染んで、香りがよい」
なんてのの逆路線を行く
「黄色くて、手になかなか馴染まず、医薬品の匂いがする」
という、どうしようもなく質実剛健かつ効能あらたかなお薬です。
押忍!




さて、洗剤による手荒れといえば
飲食業のスタッフさんにとっても重大な問題だね。

という訳で、今日のコラムはこちら。↓
おいしいお店とのつきあい方-158




ニューヨークでアルバイトをさせてもらえることになったとき
「英語が全然できないので、洗い場をさせてください」と
何度もお願いしたのですが
洗い場には回してもらえず、ホール担当になりました。

何と無謀な人員配置かと、一瞬フリーズしてしまいましたが
でもよく考えたら、それはそうか。

いくらワタシがやる気マンマンだったとしても
何のかんの言っても
後輩C嬢にとって、ワタシは会社の先輩であり
ニューヨークに遊びに来たゲストであって
下手なことはさせられないという配慮はさせてしまうよね。

ホールで働き始めて、それは改めて感じました。

次々にわんさかやってくるお客様と走り回るスタッフで
ホールは戦場のような状態になっていましたが
ホールですら戦場なのだから
洗い場なんて、血で血を洗う全面抗争の状態です。

誰か見知らぬ人の唾液のついたお箸、
歯型の残った汚い食べかすが乗ったお皿、
唾や鼻水のついた紙ナプキン、
そんなものが、ホールから鬼のような勢いで戻ってきます。

洗い場が滞ってしまうと、地獄絵図のようなことになるので
鬼のような勢いで、ゴミを捨て、洗剤で磨き、温水ですすぎ、
綺麗になった食器を急いでキッチンに運んでありました。

その全面抗争の様子といったら、とてもじゃないけど
「洗剤とお湯の手あれ対策をしなきゃ」なんて
ぬるいことを言ってられるような状況ではありません。

もし、甘えん坊のワタクシがホステス側であったとしても
さすがにゲストにそんな仕事はさせられないよなぁ・・・。




正確に何ていうのかは忘れてしまったけど
「水を飲むときには、井戸を掘った人への感謝を忘れるな」
的なことわざがあったよね。

人気飲食店の厨房の苦労を垣間見たことで
「今後、外食先で料理が出てきたときには
 お皿を洗ってくれた人のことを想像しながら
 食べ終わった後のお皿を洗う人のことも想像しながら
 ごはんをありがたく頂こう」
と、心に誓いました。

次回、ニューヨークに行くときには、日本からのお土産として
あの質実剛健なハンドクリームを
厨房の皆さんに持っていってあげようと思います。
押忍!
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外食つれづれ(WATARU)

2013-11-23 10:25:18 | 日記

おはよーございナツ。

タイトルの外食とは、全然関係ない話ですが
最近、人から妙なレッテルを貼られることが多いので
ここ数日間で言われて面白かった名言を
先に、備忘録がわりに書き残しておきます。

***************************

(1)「富裕層」

 最近友達になったA子ちゃん(世界を飛び回る女社長)
 から言われた名言です。

 ワタシが考える「富裕層」とは
 年収ウン千万とか、資産ウン億円とか
 自家用ジェットやお城や油田を持っているという
 イメージだったので
 まさか自分が「富裕層」と呼ばれたときは
 椅子から転げ落ちそうなくらいビックリしました。

 何がどうしてそんなイメージを持たれたのか全く不明で
 お給料明細を見せてあげようかとも思いましたが、それも野暮だし
 人生最初の(そして最後であろう)誤解をされるのも
 オツかもと思い直し
 セレブっぽく悠然と微笑んでみました。

 面白いので、しばらくセレブのふりを続けながら
 付き合っていこうと思います。

***************************

(2)「泰然自若」

 昨日は、4人で飲み会だったのですが
 ワタシ以外の3人から 口をそろえて
 「何が起こっても動じない。常に泰然自若としている。」
 と評価され、面食らいました。

 しょっちゅうテンパったりおっちょこちょいだったり
 泣いたり笑ったりプンスカしたりと忙しい性格なので
 それはあんまりな誤解だろうと思ったのですが
 75%という高い比率からそう見えているということは
 自己評価の方を見直した方がいいのかもと思い返し
 一旦受け入れることにしました。

 でもその後、3人で二次会に行ったとき
 うち1人の、昔のヤンチャ話になり
 そんな非人道的な鬼畜行為ができる人と
 同じ空気を吸ってるのもおぞましい!と、あまりに頭にきて
 飲み代をカウンターに叩きつけ
 席を蹴って、プイと帰って来てしまいました。

 今朝、酔いが覚めたあとで昨日のことを思い返すと
 本当にあの人がそんな悪魔なことを行ったとは想像しがたく
 酔ってワタシが聞き間違えただけかも・・・と
 だんだん自信がなくなってきました。
 (いかんせんおっちょこちょいで、すぐプンスカするからね)

 ちゃんと事実確認をして、ことによっては謝罪すべきか
 それとも、事実確認をした結果、本当に事実だったら
 反射的にビンタをくらわしてしまいそうでそれも怖く
 今後の対応を躊躇しています。

 泰然自若の道は、まだまだ険しい。

***************************

(3)「とことん人に尽くす人」

 「マヤ暦」という占いを信奉している人から
 生年月日から割り出した結果を宣告されました。
 「人に尽くしたい」という強い使命感を持って
 生きているらしいです、ワタシ・・・。

 尽くすよりも尽くされるのが好きで
 お客さんを呼んで、ホームパーティーをやるときも
 お客さんに料理を作ってもらったりお皿を洗ってもらったり
 眠たくなったら一人で先に寝かぶったりすることも頻繁なくらい
 人様に甘えまくった人生を送ってますなんて
 水を差すようなことを言える雰囲気でなく
 ただ苦笑していました。

 でも、よく考えたら
 尽くすのも尽くされるのも、あまり好きではないな。

 ちなみに、飲み会の席では
 自分のペースで飲みたいがために
 (どさくさにまぎれて、自分のグラスを満たすために)
 焼酎ボトルとポットを手元に引き寄せて
 勝手にお酌役を買って出ることはありますが
 基本的に、手酌派です。

 お互い、勝手気ままに、気楽にやりましょうや。

***************************

以上です。
泰然自若で尽くしたがりのセレブと呼んでね。ウフ♪




そうそう、外食のことも書いとかねば。

最近の一番の大ヒットのお店のご紹介。
特にお魚がとっても美味しかったです!

WATARU
福岡市中央区舞鶴1-3-31 ハイラーク舞鶴1F
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外食つれづれ(157)

2013-11-20 21:51:51 | 日記
こんばんにゃ。

土~日は泊りがけの会議、月は東京、その足で火は大阪、と
慌しい日々が続いていたので
今日は久しぶりにゆっくりと
おうち風呂に浸かって、おうち晩ごはん、という
おうちDayな日でした。

今日の晩御飯はすき焼き。

ちょうど、大分に実家がある同僚O嬢から
すだちのおすそわけをもらったばかりだったので
焼酎に絞ったり、すき焼きに絞ったり
(すき焼きにすだち絞るの、意外にGood!)
贅沢なフレッシュさを楽しむことができました。

最近は、ドライエイジングなお肉が流行っているそうですが
そんな素敵なお肉まで使わなくても
おうちの近所の肉屋さんの、手頃な値段のお肉で作った
自宅で食べる、気の置けないすき焼きが
一番美味しいにゃー・・・と感じる今日この頃です。




ところで、はい!皆さんに質問です。
おうちにいるとき、おうちを一番見渡せる場所はどこだと思いますか?

玄関?居間?・・・それとも?

もちろん、間取りとか時間帯によって、家族の集まる場所は違うから
一概に正解は無いのだろうけど
相応におうちを切り盛りしている主婦(主夫)だったら
「台所」
と答える人も多いんじゃないかしら。

カウンターキッチンや、アイランドキッチンといった
流行の間取りでなくても
たとえ、旧家の土間のように、居間から隔離された場所であっても
台所は、おうちの櫓であり、司令塔の一つだと思うのです。




ということで、今宵はこちらをご紹介。
おいしい店とのつきあい方-157




七吉どんも、家の片づけをするつど
洗い場の片付けで、生活の充実度・手抜き度を痛感します。

台所のゴミが、かさばる割に軽いのは
スーパーのお惣菜など、不健康な食生活が続いてる証拠。

ずっしりと重みがあり、こまめに処理しなくてはいけないのは
食材のクズが出ていて、ちゃんとした食生活を送っている証拠。

目立たないアンダーグラウンドにしっかり根をはることで
空に翼を広げることができるのです。




美味しいすき焼き、もっと食べたいー!>誰とはなしに 
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外食つれづれ(53)

2013-11-15 22:15:15 | 日記
 私は、16歳のときに東北一周の旅に出て以来
 旅を重ねてきた。
 もしかしたら、その回数は、同じ年頃の人と比べると
 かなり多い方かもしれない。

 だが、その旅は常に
 町々や村々を通過するだけの旅だった。

 私は、あまり自分の人生において
 後悔という類いの感情を持たないタイプの人間だが
 旅に関してただひとつ悔いが残るのが
 通過するだけの旅しかしてこなかったということである。

 (沢木 耕太郎)





こんばんにゃ。

沢木さんのこの後の文章は
ひとつの土地にはどんなに長くても1ヶ月だったから
せめて1年、せめて半年でも暮らしてみたかった・・・
と続くのですが

たった7日間しか暮らしていないニューヨークや
ダラダラと過ごした嬉野温泉台湾の数日間に対して
郷愁に似た感覚をいまだに引きずっているワタシは
沢木さんみたいなクールなタイプとは、全く種類の違う人間なんだなと
改めて感じたのでした。(ため息)

(「深夜特急」は大好きなバイブルだけどね)




ニューヨークでは
たくさん美味しい料理を堪能してきましたが
日本に帰ってきてからも相変わらず
何かと外ごはんが続くエブリデイのため
外食に関するつれづれぐさを書くよ。

まずは、こちらのコラムをご覧あれ。
サカキシンイチロウさんという、飲食店コンサルタントの
若かりし日の話です。

「おいしい店とのつきあいかた-53」

読んだ?!どうだい?!どうだい?!
サカキMother、なんて粋で格好いいママなんだろう!!(鳥肌)




ちなみに今日は、
母(メリーウィドウ)のボーイフレンドと
会社の近くのビストロで待ち合わせて
二人で野菜バイキングランチをしながら
旅行の報告などをしていたのですが

ついつい、話は母のことになり
(ボーイフレンド氏、うちの母の長所も短所も
 よくご存知ということもあり)
ついつい母の愚痴をあーだこーだとこぼしてしまい
どぅどぅと宥められていたのでした。

 #うちの母も、割合に粋で格好いいママだと思うのですが
  母娘とも元気すぎると、衝突しあってどうにもいけないわ・・・。

ワタシには子どもはいないけど
子どもに近い立場の関係者は何人もいるので
せめてその人たちに対して、粋で格好いい大人でありたいものだと
天にツバ吐きながら(少しだけ)思いました。




お母さんからの食器を手にニューヨークにわたったサカキさん、
これからどうなっていくのか、気になりませんか。
気になる方は、どんどん先の頁へお進みアレ。

このサカキさんのコラム、
改めて読んでも、繰り返し読んでも、
面白くて気品があってためになるだけでなく
連載が長く、ボリュームも半端なく多いので
お腹いっぱいになるくらいに読み応えがあります。

しばらく、サカキシンイチロウさんコラムとからめて
外食つれづれぐさを綴っていこうかしらん。
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ニューヨークで朝食を-10(おわりに)

2013-11-10 09:34:54 | 日記
長らく続いたニューヨークブログ、いよいよ完結編です。

旅の終わりは、ニューアーク空港から成田へ帰国です。
ニューヨーク郊外にある、このニューアーク空港、
公共交通機関を乗り継ぐと非常に分かりづらいとのことで
C嬢ダディの親友が空港まで送ってくれました。(感謝!)

その方は、見た目はとても物静かな日本紳士なのですが
ニューヨーク中に多数の飲食店と多数の不動産を持つ
辣腕経営者です。

アメリカで一旗上げてやろうと
20歳そこいらで、日本からアメリカに渡り
カネもコネも何も無い、若い黄色人種に
きっと数々の辛酸を舐める苦労はあったでしょうが
そんな苦労をツユほども感じさせず
どこか飄々とした雰囲気まで醸し出して
奥が深いな~・・・。




空港へ送ってもらうまでの二人きりのドライブ、
これは貴重な機会だと思い、本田健さん風の質問をぶつけてみました。

「野望をもって世界からアメリカに来る若者はたくさんいて
 みんな、ガッツも知恵も体力も溢れる人たちでしょうが
 しかしその中で、夢を達成できる人はほんの一握りです。
 この違いは何なんでしょうか?」

物静かな日本紳士、しばらくう~んと考え込み
ようやくボソリと回答。
「『努力』かなー。」

「え?たったそれだけ?!」と
唖然とするワタシを横目に、またしばしう~んと考え込み

「あとは、『人がやらないことを考えてやる』ことかなー。」

との回答でした。




両方とも、思ったよりかなり普通のことで
「だったら、アメリカにくる若者たちなら
 誰もがやっていることでないの?!」と一瞬動揺してしまいました。

しかし、この内容を本で読んだなら
「何てつまらないことを書いてる本やねん!」と
本を壁に投げつけていたでしょうが

カリスマ経営者が、じっくり考えて出した結論を
1対1のプライベートの場で伝えてくれたというシチュエーションで
何やらずっしりとした重みをもって心に響いたのでした。

「努力」と「人がやらないことをやる」か・・・。

よし、おいらたちもがんばろうぜ!




あと、ニューヨークに来て初めて友達になった人は
セントラルパーク近くにいるホームレスのおっちゃん、
「エイドリアン氏」です。
(多分迷惑がかかることはないだろうから、写真そのまんま掲載)

アルバイトに遊びに、忙しい毎日ではありましたが
スキマ時間を縫って、ほぼ毎日エイドリアンのところに寄っては
英語を教えてもらったり、一緒にマフィンを食べたり、
友情を深めたのでした。

最終日は、朝8時半に車で迎えに来てもらうということもあり
朝イチでエイドリアンにさよならの挨拶に行き
(少々のチップも包んで)
ハグしてナミダナミダの別れをしました。

 #「Nanaがもしまだ結婚していなければ
  僕がプロポーズしただろう」と自信満々に口説かれ
  嬉し恥ずかし、苦笑い・・・(^_^;)

空港まで送ってもらう車中、物静かな日本紳士に
「今日は朝イチでこんなことがあったんですよ」と
今までの経緯も含めたお付き合いの話をすると

「それはNaNaさん、ホームレスの人がよくやる手口だよ。
 チップ目当てで、観光客の人と仲良くなるんだ。
 あの人たちに寝床や食事を提供する場は、ちゃんとあるんだから。」
と、渋い顔でバッサリ切られてしまいました。

そうか、友達と思ってたけど、ただのカモだったのね・・・。(再び動揺)

それにしても、エイドリアンは
ホームレスになる前はデザイン関係の仕事をしていたと言ってたし
(C嬢も「彼はホームレスにしては上品だ」と高評価)
衣食住足りてからこそ培われる
人間としてのコミュニケーションの感情があるならば
我々の間にも、せめて少しくらいは
「友情」と呼べる要素も含まれていたと信じたいところです。(祈)




総じて、今回の旅行では
貧富の差の激しいアメリカで、その両方を目の当たりにして
また、アルバイトを通じて、その両方の人たちと仲良くなり
お金について、お金の先にあるものについて、
いろいろと考えさせられました。

日本に帰ってきてから、さっそく忙しい仕事の波に飲み込まれ
いつもの慌しい日常に戻ってしまったけど
行く前と、帰ってきた後では、
視野の広さというか、価値観の組み換えというか、
何かが少しだけ違っている感触があります。

このように貴重な機会を与えていただいた、全ての関係者各位に
この場を借りて、厚くお礼申し上げます。

本当に、どうもありがとうございました!!

ワタシ、もっといい奴になるよーー!!




 たとえば休暇があけて、旅行が終わる時、
 私たちは、よくこんな言葉を口にする。
 「明日からは現実に戻らなくてはならない」と。

 それは、もしかしてこんなふうな気持ちから、
 そこに境目を引かせるのかもしれない。
 「非現実は面白いけれど、現実は面白くない。」

 だとしたら、これは問題ですよね。
 つまり、旅行は愉しいけれど、
 それを終えた後に迎える毎日の暮らしは愉しいものではないと、
 自分自身が思っているのです。

 そう思っていると、そう思えることばかりに、
 焦点を合わせてしまうのが私たちの癖。
 だから、現実と非現実を区別することは
 止めてみるのも一興ですね。

 旅行も現実!生活も現実!何もかもが現実!
 旅行という非日常体験も面白いけれど、
 毎日の生活という日常体験も愉しい。

 生きているということは、地球への旅をしているということ。
 だとしたら、一生という期間限定の地球旅行は、
 非現実で変化刺激にいっぱい満ちた、面白いものに違いないですね。

 (やました ひでこ)
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ニューヨークで朝食を-9(国民性編)

2013-11-09 00:18:14 | 日記
 普段の暮らしでは、アメリカ人はフレンドリーだ。
 私の知っている限りでは、多くのアメリカ人はお人よしで
 弱者にも気軽に手を差し伸べる。
 東京でホームレスがお金をもらっているのを見たことはないが
 ニューヨークなら物乞いで食べているホームレスはいくらでもいる。

 そんなおセンチな国民性なのに、いっぽうでは超攻撃的。

 アメリカ人は謝らない。自分がミスをしても謝らない。
 スーパーのお姉ちゃんも、キャブの運ちゃんも、
 デリバリーの兄ちゃんも、修理のおやじも、ぜーったい謝らない。
 いったん謝ったら、相手につけこまれると身構えているからだ。

 おまけに、強気に出るのがカッコいいとするメンタリティ。
 すぐにガチンコ勝負に持っていってしまう。
 実際に、アメリカ人同士の争いだと
 すぐにシッポを巻くよりも
 どこまでもタフに戦おうとするほうが、リスペクトされるのだ。

 このマッチョさとおセンチさがあいまって
 他国に侵攻する時は
 爆破しながら救援物資を落とすという行動になるらしい。

 (黒部 エリ)





日本にいて、国際ニュースを見ているときには
「アメリカ人って、何て傲慢で乱暴な奴らばっかなんだ」と
テレビの前でプンスカしていたものですが
実際にアメリカに行くと、皆さんとっても気さくな人ばかりで
いささかビックリ、拍子抜けでした。

「自分が悪くても謝らない」という噂を聞いていたけど
たとえば駅の雑踏でちょっと軽く身体がぶつかっただけでも
日本人同士なら、無言で一瞬ガンつけて終わり、というところを
即座に「ソーリー」と謝ってきます。
あれれ?そんな話、聞いてないぞ。

エレベーターで乗り合わせた、知らない人でも
「ハロー」と挨拶するし
皆さんとってもフレンドリーです。




全然見ず知らずの人に対しても、そこまで気さくなので
顔見知りになるとなおさらです。

例えば、アルバイトの最終日、
いつもの怒涛のランチタイムが終わったあと
(社員でもない)アルバイト生の女の子が
「バイト料を払えない分、昼食くらい食べていきなよ。
 好きなもの何でも注文していいからさ。」
と声をかけてくれました。

それならば、と遠慮せずにウキウキと
ボリューム満点の「SUSHI LUNCH」をお願いしたところ
厨房の皆さんから
「このサーモン刺は、僕からのサービスだよ」
「この照り焼き丼は、俺のオススメだ」と
次から次に、いろんな料理を出してくれるのです。

あまりのサービスっぷりに、ほとんど食べきれずに
テイクアウトさせてもらったところ
持ち帰り用の味噌汁やサラダまで付けてくれる始末。

最後まで英語がほとんど話せず
ほとんど戦力になれなかったダメバイトに
みんな本当に気さくに親切に接して頂いて
七吉は、感謝で涙がちょちょぎれそうよ・・・。(T_T)




もちろん、たかだか1週間の短期滞在の
現地語がしゃべれない観光客には
見えない世界がたくさんあるのでしょうが
今まで思っていたような、好戦的な人たちはどこにもいなくて
アメリカに対する好感度がアップしました。

マスコミからは、国際政治のニュースなどで
アメリカ人の嫌なところをクローズアップして見せられてるから
ミクロな個人的肌感覚で
アメリカ人のいいところをクローズアップして見れて、良かったな。
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ニューヨークで朝食を-8(ショッピング編)

2013-11-08 23:31:51 | 日記
旅行に出て、すこぶる面倒くさいことの一つに
「義務としてのお土産選び」がありませんか?

旅先で、何か素敵なものを見つけて
「これはあの人にプレゼントしてあげたい」と思いつき
あの人の喜ぶ顔を想像しながらお土産を買うのは
とても楽しいことですが
「買わなくてはいけないから」という
義務としてのお土産買いは、とてもくたびれるよね。

たとえば職場で、ほどよい距離がある人たちに対しては
「お菓子一箱あげるから、みんなで食べてね」的な
まとめ方もできますが
日頃お世話になっている人に対しては
やはり一人ひとり個別にお土産を買いたく

そう考えながら、お土産購入リストを作ってみると
その数、30人以上・・・。(-_-;)

一人ひとりの顔を思い浮かべながら
お土産を選びたいのはやまやまですが
早いところすっきりした気持ちで
アルバイトと遊びに集中したい気持ちは更に強いため
お土産買いは、到着初日に一気に済ませました。




そして、チョコだ手袋だと、山のようなお土産を購入したあとは
「荷物は極限まで少なく」という旅の(人生の?)のテーマに基づき
小包で日本に送ることにしました。

ガイドブックによると、日本までの小包は
1週間程度で届くらしいので
初日にお土産を買って、帰国する頃に到着すれば
計ったようにバッチグー!

お土産を抱えてワッセワッセと歩いていたら
ちょうど道端にFedExがあったので
こりゃよいわと、お店のお姉さんに送料を聞きました。

すると・・・!
「小包のサイズや重さにもよるけどね。
 ちなみにA4サイズの書類は8,000円よ。」
と、衝撃のハイプライスな回答が!

たかが薄っぺらい書類で8,000円なら
このかさばるお土産たちはいったいいくらかかるんだと
目の前が真っ暗になり、経費削減、前言撤回。
やっぱり手で日本まで連れて帰ることにしました。

#重かった・・・(T_T)




ちなみに、往路の手荷物は、通勤用のバッグ一つできました。

ニューヨークでいいバッグがあれば、往路バッグは断捨離して
新しいバッグで日本に帰ろうと計画していましたが
ずばり、いいバッグに巡りあいました!

ニューヨークで、一番感動し、一番心に残っている場所は、
エメラルドグリーンの宇宙を天井に持つ
涙が出るほど美しい、厳粛でロマンティックな建物、
「グランドセントラル駅」(略してグラセン)です。

その、グラセンエキチカの売店で売っていた、グラセンバッグ。

「NY」「GrandCentral」と
100m先からでも読めそうな巨大な金色のロゴが入った
どう見ても観光客用お土産ものの、安っぽい布バッグなのですが
いいの!なぜならば、グラセンだから。

こんなに荘厳で圧倒的な建築が
ホテルでもなく、美術館でもなく、駅というのが更によい。
日々の通勤からドラマティックな旅立ちまで
ハレとケが交差する、日常の劇場です。
(ちなみに写真はグラセン2FのBar出口にて撮影)

このド派手なバッグを手に取るたびに
ため息が出るほど感動的なグラセンのたたずまいを思い出し
胸がいっぱいになります。

嗚呼、いい買い物をしたわ・・・。(うっとり)




自分へのお土産は、もう一つ買いました。

帰りの空港で、メトロポリタンのミュージアムショップがあり
時間つぶしの冷やかしに見ていたら
ショーケースに入っていた腕時計に一目ぼれ!

ラピスラズリを彷彿とさせる、鮮やかな群青色で
黒金ピカのグラセンバッグに負けず劣らず
ド派手で大振りな時計なのですが
モザイク柄の文字盤が、見とれるほどに美しく
最近のお気に入りとして、毎日はめています。

ド派手なバッグに、ド派手な腕時計。
いかにも、ニューヨーク帰りっぽいでしょ?!(えっへん)





 企業はよく
 「隠れたニーズを掘り起こす」という言い方をしますが
 実際には、潜在的な欲望が発掘されているのではなく
 たいしてほしくもなかったモノを
 マーケティングや広告、
 もしくは「売れている」「みんなが熱狂している」
 という話に惑わされて
 「ほしいような気持ち」にさせられていると感じるのです。

 「本当にほしいモノ」を峻別すること。
 「自分のオリジナルな欲望」を取り戻すこと。
 大量供給、大量消費社会における逆説的な贅沢に
 ぜひ挑戦したいものです。

 (ちきりん)

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ニューヨークで朝食を-7(不動産編)

2013-11-08 22:44:00 | 日記
不動産好きとしては、ニューヨークに来ても
やっぱり不動産が気になります。

東京は日本で一番家賃がとても高い都市ですが
ニューヨークは、もっとひどい。
「東京の倍くらい」が相場と言われます。

だから、一人暮らしなんて、なかなかできることではなく
独身者の多くはルームシェアをしているのだとか。

ちなみに写真は
「NYジャピオン」という日本人向けフリーペーパーに紹介されていた
ニューヨークの不動産情報です。

なんてことない狭い2LDKで、家賃、50万円っ!!!(汗)

バルコニーすらない極狭の1LKで、売価、8000万円っ!!!(大汗)

全くもって、意味が分かりません・・・。

前回のブログで
「結婚しても、家賃は折半して別々に払う」という
恋愛事情について書きましたが
「別れたいけど、家賃を一人で負担できないから
 ずるずると付き合い続ける」
なんてケースもあるのではないかしら。

Sex&theCityの4人に聞いてみたいものです。




なお、今回滞在させて頂いたC嬢宅は
部屋ごとにバス・トイレ・洗面所が設置され
プライバシーがしっかり保たれたおうちでした。

これまで、人の家に泊めてもらうのは、気を遣うから
好きでなかったのですが
各部屋が完全に独立して完結しているため
人の家ということを忘れるくらいに
ノビノビと心からリラックスして過ごすことができました。

ちなみにワタシは、自分の家が大好きで
よくお客さんも家に招いたりするのですが
来てくれたお客さんからは、よく
「モノが少なすぎて寒々しい」「開放的すぎて落ち着けない」と
非難GOGOなお褒めの言葉を頂戴します。

「住民が気に入ってるんだから、別にいいわい」と
どんなダメ出しをされても、左から右に聞き流していましたが
こんなにお客さんをリラックスさせることができる
素敵なおうちを体験してしまったら
もういかんわ。

もしワタシが家を建てるとしたら、こういう家にしよう!

家主にとっても居心地よく、
お客さんがいつでもリラックスして滞在することができる、
日常と非日常がクロスする、交流のサロンにしよう。

不動産も、お金も、
人や自分を喜ばせるために使うのが、生きた使い方やね~と
改めてつくづく思ったのでありました。




 日本はちょうど、夜の9時ごろか。
 いまごろ、子どもたちはもう寝ているだろう。
 キミはきっと、テレビのニュースをつけながら
 食器を洗ったり、明日のお弁当の準備をしたり
 してるんだろうね。

 そしてもう少ししたら
 リビングのあのソファの角に座って
 ちょっとゆっくりするんだろうか。

 たとえこうして出張とかでそこにいなくても
 そこに流れている時間に思いを巡らすだけで
 ちょっと幸せな気分になれるようになった。
 そしてその大切さも分かるようになった。

 (ダイワハウス)
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