こんばんにゃ。
今日は久しぶりのノンビリ週末だったので
掃除に料理に針仕事にと、家事に大活躍しました。
家事というのは、意外にストレス解消になるもので
床を無心に雑巾がけしてるときなんて、もはや恍惚状態です。
あー、気持ちよかった。
でも、それでなくても冬は肌が乾燥しがちなので
お湯を使ったり 洗剤を使ったりした後は
ハンドクリームが欠かせません。
現在愛用しているのは、とある人からもらった
「
ユースキンA」という硬派なクリームです。
オンナノコが好きそうな「白くて、手にすっと馴染んで、香りがよい」
なんてのの逆路線を行く
「黄色くて、手になかなか馴染まず、医薬品の匂いがする」
という、どうしようもなく質実剛健かつ効能あらたかなお薬です。
押忍!
さて、洗剤による手荒れといえば
飲食業のスタッフさんにとっても重大な問題だね。
という訳で、今日のコラムはこちら。↓
「
おいしいお店とのつきあい方-158」
ニューヨークでアルバイトをさせてもらえることになったとき
「英語が全然できないので、洗い場をさせてください」と
何度もお願いしたのですが
洗い場には回してもらえず、ホール担当になりました。
何と無謀な人員配置かと、一瞬フリーズしてしまいましたが
でもよく考えたら、それはそうか。
いくらワタシがやる気マンマンだったとしても
何のかんの言っても
後輩C嬢にとって、ワタシは会社の先輩であり
ニューヨークに遊びに来たゲストであって
下手なことはさせられないという配慮はさせてしまうよね。
ホールで働き始めて、それは改めて感じました。
次々にわんさかやってくるお客様と走り回るスタッフで
ホールは戦場のような状態になっていましたが
ホールですら戦場なのだから
洗い場なんて、血で血を洗う全面抗争の状態です。
誰か見知らぬ人の唾液のついたお箸、
歯型の残った汚い食べかすが乗ったお皿、
唾や鼻水のついた紙ナプキン、
そんなものが、ホールから鬼のような勢いで戻ってきます。
洗い場が滞ってしまうと、地獄絵図のようなことになるので
鬼のような勢いで、ゴミを捨て、洗剤で磨き、温水ですすぎ、
綺麗になった食器を急いでキッチンに運んでありました。
その全面抗争の様子といったら、とてもじゃないけど
「洗剤とお湯の手あれ対策をしなきゃ」なんて
ぬるいことを言ってられるような状況ではありません。
もし、甘えん坊のワタクシがホステス側であったとしても
さすがにゲストにそんな仕事はさせられないよなぁ・・・。
正確に何ていうのかは忘れてしまったけど
「水を飲むときには、井戸を掘った人への感謝を忘れるな」
的なことわざがあったよね。
人気飲食店の厨房の苦労を垣間見たことで
「今後、外食先で料理が出てきたときには
お皿を洗ってくれた人のことを想像しながら
食べ終わった後のお皿を洗う人のことも想像しながら
ごはんをありがたく頂こう」
と、心に誓いました。
次回、ニューヨークに行くときには、日本からのお土産として
あの質実剛健なハンドクリームを
厨房の皆さんに持っていってあげようと思います。
押忍!