ニュース雑感

2012-08-27 21:59:46 | 日記
こんばんにゃ。

気のせいか、先週末の新聞記事には
医療関係のセンセーショナルなニュースが
多かったように感じました。

「国民医療費が37.8兆円、9年連続増加!
 うち約半分(45%の17兆円)は70歳以上が占める!」とか

「2013春の薬剤師新卒採用の争奪戦が激化!
 某G社は入社1年目で年俸600万円!」とか。





今日の朝刊でも

「厚労省が、在宅医療の地域責任者を選任することで
 病院依存な業界体質!からの脱却を目指す!」だの

「GEが青森県で医療機器や医師を乗せた
 移動医療車両を始める!」だの、あるしね。

#移動医療車両・・・モバイルハウスのクリニック版?!
 格安で開業できるよ、Drの皆さま。下手したら0円ハウスで。
 独立開業支援、やりますバイ。
 (↑でもここで費用発生(^_^;))




でも、本当は、今日の新聞で個人的に一番興味を惹かれたのは

「中小企業の社長さんが、急病などで一時不在になった場合
 短期間だけ経営を託せる人材を紹介する
 『社団法人 日本中継ぎ経営者協会』が来週発足する」
というニュースです。

税理士・中小企業診断士といった有資格者の他
起業を経験した人などを
トップ候補者としてあっせんするんですって。

どうなんでしょうね、これは。

中小企業の社長さんというと
人間として迫力のあるの方がかなり多いので
「俺の代わりなんて、誰にも出来るわけがない!」と
冷ややかな横目で眺めてる方ばかりな気もするし

でも、最近の若手経営者(30代位)は
経営層といえど、ワークライフバランスを意識した生き方が
徐々に浸透しているようにお見受けするので
「子育てに専念するため」「長期旅行に出るため」
といった目的で
一時期、誰かに経営を任せたい、という需要も
ありそうな気がします。

新しいビジネスモデルがスタートするのって
海のものか山のものか分からないけど
こういう面白そうなの、何だか目が離せないなー。




ちなみに、福岡でワーキングウーマンたちに一番読まれている
フリーペーパー「avanti」は
来年2013年に、創立20周年を迎えます。

脱サラしたOLさんが
自宅のリビングルームでひっそりと起業した雑誌が
まさか20年も続いて

発行部数24万部、サイトも月間100万ビューを超える
福岡の顔とも言える、おばけ雑誌になるなんて
当時は誰も想像だにしなかっただろうね。




ちなみに、avantiの編集長さん、
今月から産休・育休に入られたそうです。

雑誌の編集長が、産休・育休を取って復帰するなんて、さすが!
 #だてに「女性起業家大賞」を受賞してませんわ

その期間中は、誰が編集長を務めるのかなど
詳細は存じませんが
こういう「リリーフ編集長」がいてもいいかも。




いろんなところで、いろんなチャンスがあって
いろんな人に、いろんな可能性が開けるといいね!!
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67年目の夏

2012-08-24 23:12:12 | 日記
こんばんにゃ。

明日は、三十郎さんの四十九日です。

もとい、1916年生まれの享年96歳、右派の三十郎さんは
宗教も神道のため、正式には
「四十九日」でなく「五十日祭」という催しらしいです。

仏教と神道では、いろいろ違いがあるのね。

でも本来なら、先週末に執り行うべき日程だったのですが
生きてる人間の都合により、1週間ずらされたということで
もはや、何が何だか・・・。

49日も50日も57日も、誤差範囲だよね。
仏も神もヤオヨロズおわします国ですもの。ノープロブレム。




だから、というわけではありませんが
今日は、仕事帰りに
1927年生まれ・85歳のお婆ちゃま(通称:たまちゃん)家に立ち寄って
グダグダと世間話のくだをまいていました。

たまちゃんちの何がいいって
いつも、ビール・日本酒・焼酎等々、酒類や
ホルモン煮込みをはじめとする、酒の肴類が
切らすことなく揃っていることです。えへへ。

85歳というご年齢ながら
目も耳も足腰も髪も肌つやも記憶も
何もかもがすこぶる達者なたまちゃんは
ワタシの絶好の話し相手であり、よき友人です。

普段から、ふと誰かとたわいもない話がしたくなったときには
勝手にたまちゃんちに上がりこんでは
勝手にたまちゃんちの晩御飯を食べながら酒を飲むという
自由気ままを許してもらっています。




今日は、お盆の過ごし方などなど
お互いの近況報告をつらつらおしゃべり。
たまちゃんちは、来客がひっきりなしで、大変だったそうです。

それもそのはず、
たまちゃんは、7人姉弟の一番上で
しかも姉弟は一人も欠けることなく、みなお元気。

子供や孫だけでなく、遠縁まで含めると、すごい人数になるそうで
今年のお盆は、甥っ子ファミリーや姪っ子ファミリーまで来て
それはそれは賑やかだったとか。

 #何だか楽しそうだな~。(*^_^*)

そんな話から膨らんで、たまちゃんの若い頃の思い出話になり
戦時中、日赤病院で、看護師の卵として働いていた頃の話を聞きました。

焼け野原の中、日赤病院だけがポツネンと戦火を免れた話、
積み重なった死体から燐が出て火の玉が飛んでいた話、
入院していたアメリカ兵の捕虜が騒いでいた話、
原爆が落ちた直後の広島に行った話、
・・・などなど。

友人から聞く生々しい戦争の話は、心に迫るものがあり
「ちょっと遅い8月15日」的、神妙な気分になりました。




三十郎さんやたまちゃんと
同じ時代に生きて、出会えて、好き同士になれたって
考えたらすごいことだよね。

ワタシが80歳90歳になったとき
若い世代に語るべき言葉を持っているかしらん。

たまちゃん宅で、久しぶりに
Nちゃん(6年位前、我が家に半居候してた人)と
ばったり会ったのも不思議。

ご縁の不思議さに想いを馳せる
戦後67年目の8月の夜です。

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気分は満身創痍

2012-08-22 21:59:57 | 日記
こんばんにゃ。
キラキラ女子の輝キスト七吉です。

あーーーー、恥ずかしい。。。(爆)

福岡都市圏では有名な、某フリーペーパーに
うっかり掲載していただきまして

今日は、職場のいろんな人から
「よ!キラキラ女子!」「眩しくて直視できない!」と
散々嘲笑され、いじられ、弄ばれ、いたぶられ、
非常にいたたまれない思いをいたしました。

写真は、実物の5割増しです。いいんです。くすん。(T_T)




ちなみに、数週間前
このフリーペーパーへの掲載が決まったことを
後輩Tちゃんに話したところ

「また、わざわざ、矢面に立つようなことを・・・。」
と、絶句され
全身に矢を受けて血まみれで立ちはだかる武蔵坊弁慶を見るような
憐れみの眼差しを投げかけられました。

そんな眼差しで見つめられると
こちらも何やら、満身創痍の弁慶のような気持ちがしてきて
何とはなしに、悲壮感モクモク。

風に吹かれて生きてると
矢面に立つ機会だって、そりゃー当然、ありますわな。

お互いがんばりましょうぜ。>矢面な皆様



 「世間の悪評」が、誰もほんとうに知らないままに
 先行しているという状態は
 むしろ人間にとっては、願ってもないほどいいことなのです。

 そのようないわれのない非難と戦っている限り
 人間は堕落しないですみますし
 勇気に溢れているものなのです。

 (曽野綾子「由布院の月」)
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大人のインタビュー

2012-08-20 21:51:13 | 日記
こんばんにゃ。

今日は一日中、半眼で仕事をしていました。

誰も何も言わなかったけど
さぞかし薄気味悪かったかと思われます。

特に、ワタシのまん前に座ってる同僚なんか
ずっと薄目でゆらゆらと見つめられながらの一日だから
特に気持ち悪かったでしょうね・・・。ごめんよ。




さて、今日のオシゴトでは
「20歳前後の学生さんたちが
 某企業のシャチョーさんに取材する」という現場に
同席させて頂きました。

日頃、海千山千の大人たちを相手に
切った張ったをやってるシャチョーさんも

いかにも世慣れしていない学生さんたちから
「座右の銘は何ですか」
「これからの夢は何ですか」
「若者世代へのメッセージを」
なんて、初々しく聞かれて、逆にドギマギしてて。(微笑)

いやー、いつもは学生さんたちと相対する立場だけに
自分以外の方が、初々しい学生さんと相対しているのを
ドキドキしながら見守ってるってのは
ある意味なかなか刺激的なものですな。えへへ。




60代半ばのシャチョーさんと、ハタチそこそこの学生さん。

その真ん中あたりの世代としては
学生さんの気持ちも、シャチョーさんの気持ちも、よく分かります。

しかしアレだな。
サラリーマンの経験をある程度重ねた身としては

フレッシュさがウリの学生さんのQuestionよりかは
それに回答するシャチョーさんのAnswerに
つい、共感とか投影とか、しちゃうのよ。

特に、切った張ったやってきた60代半ばの大人の言葉なんて
学生さんたちの、内角低めストレート直球の質問に返す答えときたら
言葉の裏側にある思いが、想いが、あまりに重い。オモイ。

録音した音声を、文章に起こしたって
このニュアンスは伝わらないだろうけど

たどたどしいインタビュアーに気を遣って
沈黙を続かせてはいかぬと
どうでもいい与太話をしているように見えて

なぜこのタイミングでこの話を話さざるをえなかったのか
唐突に出てきた話の裏には、やむにやまれぬ想いがあるのよ。

やむにやまれぬからこそ、唐突に見えるかもしれないけどさ。




年齢も経験も、シャチョーさんより学生さんに近いのですが
ついシャチョーさん側に肩入れしちゃうのは
それだけ、酸いも甘いも噛み分けられる大人になってきた
ということでしょうか。

今度、カラオケに行った時には
演歌でも歌ってみようかな。

20代より30代、30代より40代、さらにもっと上になった方が
普遍的に格好良く歌えそうな気がしてきました。




 俺は男 泣きとおすなんて出来ないよ
 今夜も酒をあおって 眠ってしまうのさ
 俺は男 泪はみせられないもの

 飲んで飲んで 飲まれて飲んで
 飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで
 やがて男は 静かに眠るのでしょう

 (河島英五)
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1年後はわからない

2012-08-19 21:44:18 | 日記
こんばんにゃ。

考えたら、SNSからGooにブログの場所を移して
とっくに1年以上が過ぎていました。

オープンな原稿用紙で書きづらいようであれば
元のSNSに戻ろうと思って
いったん「七吉どんの日記(TEST版)」という
中途半端に気が抜けたタイトルにて始めてみましたが

Facebookの普及もあり
リアルとバーチャルがハイブリッドになってきた昨今、
読む人が読めば、書き手が誰かすぐ分かっちゃう
情報ダダもらしなゆるさが、むしろいい感じ。

潔く(TEST版)という文字を外してみました。今更ですが。(^_^;)




ただね、オープンなブログに移行してからは特に
個人情報の朗詠、もとい、漏洩で
どなたさんにも迷惑がかからないようにと、気を張るようになりました。

かといって、
日々の出来事を書き連ねるだけでは面白くないし
個人的な愚痴や悩みのダダ漏らしでは暗くなるし
政治経済や社会について語れるほどの学はないし

近況報告と、それに伴う個人情報と、ウイットとの
バランスを考えつつ文章を練り上げることに
実はほのかな快感を覚えております。

(ちなみに、絶対領域における
 「スカート:太もも:ニーソ」のバランスは
 「4:1:2.5」が黄金比率なのだとか)




そういえば、去年の今頃も
こんな感じで個人情報ギリギリの私信などを
書き連ねておりました。

1年経って見てみると、当時の悩みなんて、小っさいなー。

別の別のTさんは、今は、当時は予想だにしていなかった新天地にて
大活躍大奮闘中です。
(何だったんだろうな、あの時期は・・・)

あのTさんも、このTさんも、状況は大きく変わっています。
来年の今頃は、どんなことになっていることやら。




昨日、ある人とロイホにごはんを食べに行きました。

フレンチトーストを食べながら、とりとめない話をしていると
その人が唐突に、ある寓話を話し始めました。


 昔ある国の王様が、ある奴隷に死刑勧告をしました。

 奴隷は、死にたくないので、必死に王様に命乞いをしました。

 「私に1年間の時間を与えて下さい。
  そうしてくれたら、王様の馬を私に1年間預けてくれたら
  私はその馬を、空高く翔る、天馬にしてみせます。」

 王様は、奴隷を1年間生かし、馬を預けることにしました。


唐突に始まった寓話は、唐突にそこで終わりました。

「それで、どうなったの?」と、続きを促すと
返って来たのは、「それで終わりだよ。」と、人を喰ったような答え。

要するに、時間稼ぎさえできれば、その間に

 ・王様の気が変わるかもしれない
 ・王様が失脚するかもしれない
 ・王様が病気で死ぬかもしれない
 ・馬を天馬に変える方法が見つかるかもしれない
 ・馬が勝手に天馬になるかもしれない
 ・天変地異が起こるかもしれない・・・etc、etc。

何が起こるか分からない、という教訓の寓話だそうです。
 



こんな話をいきなりしだしたということは
私に何か伝えたいことがあったんでしょうね。

1年後、奴隷はどうなったのでしょうか。

1年後、あなたはどうなっているのでしょうか。

1年後、ワタシはどうなっているのでしょうか。

今抱えている悩みや迷いも
予想もつかない方向に、事態は変わってるのかな。



ロイホのフレンチトーストは
これからもずっと美味しいままでいてほしい。
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ハードな生活の始まり

2012-08-19 18:48:07 | 日記
こんばんにゃ。

ここ10年近く
使い捨てタイプのソフトコンタクトを愛用していましたが
手入れの手抜きから、うっかり角膜炎を発症してしまいました。

七吉の目の充血に気付いた上司が、眼科に行くことを指示し
(合宿期間中の感染症拡大リスク防止のため)

別段、痛くも何ともなかったので
心配性の上司だなぁと、半分たかをくくって受診したのですが
眼科の先生から「ここまで放っておくなんて!」と
こってり怒られてしまいました。

ハードコンタクトであれば
少しでも異常が起こったら、装着してられないほど痛くなるので
まだマシだけど
ソフトコンタクトは、付け心地が良い分
自覚症状が無いままに、病気が進行してしまうんですって。(怖)

だってさー、コンタクト屋さん併設の眼科に行ったら
「きちんとケアをしないとどんな大変な病気になるか」という
生々しい気持ち悪い写真付きのポスターが随所に貼られて
やたら恐怖感を煽り立ててるじゃん。

そして、スタッフの若いオンナノコたちが
ノルマがあるのか、マニュアル通りなのか、
あれやこれやケア用品を売りつけてくるでしょ。

家電量販店で売られてるプリンターの例じゃないけど
高い消耗品をどんどん消費させようとする
売らんかな戦略の一環だろうと思って
ケアも適当にしかしていなかったのです。

そしたらこのザマよ。
「前向き思考」と「楽観思考」は違うと
頭では分かっていたのにね。とほほ。

皆さんもご注意下さい。





さて、不便なメガネ生活も半月が経過。

抗生物質目薬のおかげで、角膜もばっちり再生したので
「これからはハードにするもんね!」と、張り切って
久しぶりのハードコンタクトレンズを買いに行きました。

以前は(10年以上前ですが)、ハードコンタクトの時期もあったので
すぐにカンと取り戻すだろうと思っていましたが

あまりに久しぶりすぎて・・・異物感MAX!

とにかくゴロゴロして
目をぱっちり開くことができないのです。

天神の雑踏を歩くにも、のびのびと前を見て歩くことができず
視線はついつい下がり気味。
仏陀のような半眼になってしまいます。

煩悩だらけなのに、目だけは悟りの境地。
平常心是道。滅却心頭火自涼。・・・嗚呼。(T_T)

結局、初日の今日は、あまりの異物感に
半日も着用できませんでした。

こんなことで、明日からハードな毎日を送れるのかしらと
我ながら不安になりましたが
家に帰って、よくよく説明書を読んでみると
一般的にも、慣れるまでは時間がかかるものなのね。

説明書には「標準的な装用スケジュール」ということで

 1日目=6~8時間
 2日目=8~10時間
 3日目=10~12時間
 4日目=12~14時間
 5日目=14~16時間
 6日目以降=終日装用

と書いてありました。

装用を1ヶ月以上中断した場合も
このスケジュールを目安に1日目からやり直すように
とのこと。

ハードの道は、ハードです・・・。




ところで、コンタクトショップの眼科の話に戻りますが

ああいうところで働いているのは
ほぼ、20代前半と思わしき、若いオンナノコばかりですよね。

あれはなぜでしょうか?人件費の安いから?
トウが立ってきたスタッフは、自然と淘汰されてくるのでしょうか?
謎です。聞くに聞けないし。

 #使い捨てレンズを売るのはいいけど
  お前さんたちが使い捨てられるなよ!

あと、もう一つの謎が
「皆さんいつもパタパタと走り回っていること」です。

確かに、いつもお客さんが多いお店ではあるし
慌しい割に、笑顔で気持ちの良い接客をしてくれるので
別にいいのですが

あそこまでいつも走り回っていると
万年人手不足なのか?
店内の活気を出すために、そういうマニュアルになってるのか?
とか、いろいろ邪推してしまいます。

ちなみに、ジュンク堂書店の上にあるコンタクト屋さんです。
裏側の事情をご存知な方がいらっしゃったら、教えて下さい。




どうでもいいけど・・・。
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ギャンブルとアメリカの非日常な結論

2012-08-13 22:29:39 | 日記
 もちろん気力は大切だよ。
 そのうえで、技術としては「どこで勝ち、どこで負けるか」が大切だ。

 俺にとって、本当に一目おかなければならない相手は
 相撲の成績でいうと、全勝に近い人じゃなくて
 九勝六敗ぐらいの星をいつもあげている人なんだな。

 これも、そのときたまたま九勝六敗が続いているという人じゃなくて
 口に出したりなんかしないけれども
 はっきり、九勝六敗くらいの維持を目標にしてやっている人だ。

 (色川 武大)




こんばんにゃ。

昨日~今日と、宮崎の実家に帰省してきました。

いかんせんお盆の時期、高速道路もそれはそれは、混み合うのなんの。
長距離バスで片道4時間半の長旅でした。

時間がかかることは、あらかじめ予想できていたので
前もってブックオフで道中読書用に準備していた単行本は
「うらおもて人生録」(色川武大著)。

今年一番(あと4ヶ月強あるけど)の大ヒットである、坂口恭平さんも
旅のお供としては捨てがたかったけど
流れる車窓を横目に、車酔いしない程度に読み流すのには
話し口調の、ゆる~いエッセイの方が、いい感じなのです。

何より、ギャンブルやブンガクで生計を立ててるヤクザな人が
身近にあまりいないこともあり
雀士の、モノの見方考え方、非常に興味深くて面白い。

さらに、車内で流れている映画が、「キャプテン アメリカ」という
いかにもアメリカ人が好きそうな
アメリカのアメリカによるアメリカのための、どうでもいい映画だし。
(なんでアメリカ人って、こう○○ばっかなんだろう・・・)

そんなこんなで、

ギャンブルを極めつくした人の書いた本と
アメリカの体現を極めつくした映画と
高いビルの一つもない、のどかな田舎の景色と
どれもフルに半端に、日常生活とはかけ離れた世界を味わう道中でした。





そういえば去年は、天草在住・小6の姪っ子ちゃんを相手に
寅さんっぷりを発揮してましたが

今年は、宮崎の4人の甥っ子・姪っ子たち、
特に、小1の姪っ子からは、大モテで
宮崎滞在中の2日間は、朝も昼も夜もほぼベッタリ、

現地に着いても、日常生活とはかけ離れた時間を過ごしました。

この暑い中、体温の高い子供にまとわりつかれて
お馬さんになったり、鬼ごっこしたり、
公園で一緒に走り回ったりするのは
運動不足の叔母さんには、なかなか堪えるものがありましたが

子供ってのは、可愛いもんですな。
飽きることなく延々と酷使されながらも、ついつい目尻が下がります。

日頃、大人だけによる大人だけのための生活を送っている身には
汗とか鼻水とか、粘液をたらしまくりながら
パーソナルスペースなど我関せずで
ベタベタピトピトとまとわりついてくる存在というのは
なかなか興味深くて面白いものです。

毎日、家に帰ると、こんなかそけき存在がいて
この小さな生き物を、一人前に育て上げるためにがんばらなきゃなと
いやがおうにも思わされるなら
人生、大いに変わりそうだなぁ。




この年齢にもなると
「子供さんのご予定は?」と言ってくる人も皆無になったので
そろそろ公言しちゃいますが

ワタシは「自分の子供がほしい」と思ったことは、一度もありません。
学生の頃から、一貫して。

善良で無邪気な市民の皆様に、下手にそんなことを言おうものなら
優しくねっとりと理由を聞かれ
どんな回答をしようとも、もっともらしく諭されるので

予定調和な会話になりそうな雰囲気を感じると
「欲しいけど出来ない可哀想な女」なふりをして通してましたが
実は「作りたくない」がホントなのです。

(ウソついてた皆様、ごめんね)

このまま、子を生み育てる喜びを知らずに死ぬのは
きっと、黒星ひとつなんだろうなぁ。
生物としての理に反しているものね。
それは素直に認めます。

でも、ワタシみたいなのは、きっと
斜めの関係の方が、力を発揮できるタイプなのです。

直接の縦横関係を持って日常になっちゃうと、多分ダメなのよ。

「生んだら生んだで何とかなる」
「初めから完璧な親なんていない
「親だって子供に育てられる」
なんて、不確定要素に満ち溢れた言葉で
「子どもはいないよりいた方がいい」というPRをする人には気をつけよう。

世の中うまくできとるバイ。ね、叔父さん
目指せ、九勝六敗。




 世間のツボというやつは、あるように見せて、ほとんどないんだ。
 いや、実際にはなくもないんだが
 それは先輩たちで占められたツボでね。なかなか割り込めない。

 先輩たちのツボにはまって、行儀よく露払いして、順番を待っていると
 やがて自分にそのツボが回ってくるかというと、そうとも限らないんだ。
 横綱の土俵入りに露払いをして、それが横綱になる手順かというと
 そうじゃないだろう。

 (色川 武大)

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サンセルコたのしい

2012-08-09 23:13:26 | 日記
こんばんにゃ。

晩御飯を終えて、晩酌でほろ酔い気分
夕涼みがてら、ぶらぶら散歩してきました。

サンセルコ広場のオープンバル、いい感じよ。
音楽も、いい感じで盛り上がって、とてもいい感じ。

来月のサンセットライブに出るという
不思議な雰囲気のミュージシャンが、ゆる~く歌って
3歳児から、南の虹のフローネまで、ゆる~く踊って
何か、とてもとてもいい感じ。

しかも、この時期になると、更によろしいのが
朝晩なると、外もずいぶん涼しいじゃないかい。

いい秋風と、いいワインと、ディープな会話。
うん、とてもとてもとてもいい感じ。

そういえば昨日、後輩のアラサー男子に
「立秋を過ぎ、朝晩がとんと過ごしやすくなったよね。」と
気候についての感想を述べたところ
「最近、曇り続きだからでしょう。」と、あっさりと却下され
男女の感性の違いなのか、年代の違いなのか、なんとも複雑な気分っす。

天候じゃないんだよ、気候なんだよ。くすん。




ようやく、気候も、仕事も、私生活も、
何もかもがほっとひと段落ついてきたというのに

自分が自分らしく生きてるだけで
誰かさんを追い詰めてることもあるのよねと
当然のことに思いを馳せざるをえない、ここ数日。

不器用なのって、ダメかい?ダメかい?
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誰も悪くはないのに

2012-08-09 07:45:55 | 日記
おはよーございナツ。

このたび、イギリスのビジネススクールの教授が
日本など各国の企業や団体と一緒に
2025年の働き方はどうなるのかを研究し
「ワーク・シフト」という題で出版しました。

ネットが、個人と世界を結び、仕事の形も変わっていきます。
個人が主役となり、ミニ企業家も増加。

そんな時代には、3種類の友人が大事になると提言しています。

 (1)絶対に信頼できる、少数の同志

 (2)ちょっと意見を聞ける、多種多様な知り合い

 (3)自己再生のための仲間

(3)の自己再生のための仲間とは
ネットを離れ、一緒に笑い、食事を共にし、
リラックスできる相手のことです。
(もっ分かりやすい言葉にしたらいいのに)

かつては、家族や同僚、地元の知人などが
自然にこの役割を果たしていたが
これからは難しかろうと、教授は見ています。

ネット時代でも、ネット時代だからこそ
夢や愚痴を語れる、気の置けない仲間が
いよいよ不可欠になってくるのかな。




何でいきなりこんな話になったかと言いますと

このブログにも時々登場する親戚の某叔父貴から、昨晩電話があり
昨日は急遽、飲み会になったのです。

叔父貴は、60歳バツイチの一人暮らしの男やもめで
いわゆる「仕事に成功したけど、人生に失敗した」タイプ。

叔父・姪という斜めの関係が、ほどよい距離感のようで
人には言えない愚痴や本音も、ワタシにはほろりとこぼしてくれます。

叔父貴がわざわざ「博多まで出てくるから飲もうや」
と言ってくるということは
これはきっと何かあったなと思っていると
やはり、何かありました。

(身内のドロドロっとした話なので、詳細割愛)

話を聞いているうちに、オトコの悲哀がにじみ出てきて
ワタシは思わず涙ぐんでしまいましたぜ。

オトコは、世界に自分を繋ぎとめる、アンカー役の人間がないと
何のために働くのか、何のために生きるのか、分からなくなり
人生がまこと空虚なものになってしまうのですな。

オンナは、お婆ちゃんになっても
「美味しいもの食べたい」「桜が見たい」と
生きるエネルギーを自家発電できるのと比べて
何とも、切ないなぁ。。。




先ほどの「ワーク・シフト」の考え方でいくと
(3)の仲間をつくり、人間関係をキープしていくことが
もしかしたら一番難しいのかもしれない。

仕事熱心で、かなり不器用で、ちょっと頑固なだけで
決して悪い人間ではないのに
なかなかうまくいかない人って、いるよね。

なかなかうまくいかないもんですなぁ。(トホホ)




「誰も悪くはないのに 悲しいことなら いつもある

 願いごとが叶わなかったり 願いごとが叶いすぎたり

 誰も悪くはないのに 悲しいことなら いつもある」

 (中島みゆき)
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サンセルコの可能性

2012-08-07 21:23:11 | 日記
こんばんにゃ。

今、ホテルニューオータニの横、サンセルコ広場にて
スペイン風屋台祭が開催されております。

【日程】8/3(金)~8/11(土)

【時間】17:00~22:30

【内容】スペイン料理・お酒を出す屋台&
   ステージにてフラメンコやフラダンス等のライブ

【主催】カフェソネス・イビサルテ

屋根なんかない、ただの広場に、屋台が出てるだけだから
もちろん入場料無料、雨天中止だよ。

今日も、20:00過ぎに前を通りかかったところ
あふれるほどのお客さん(大半は女子)が集まって
音楽にお酒におしゃべりに、大いに盛り上がっていました。

ゆる~い、楽し~い、美味し~い、お祭りです。
お暇な方、行ってみるがよろしい。




ところで、この祭りの特筆すべきは
主催者が「カフェソネス」「イビサルテ」ということ。

両店とも、普通の飲食店です。

サンセルコは、「リバレイン昭和版」ともいうべき
爽快なほどの寂れ果てっぷりを見せていますが
渡辺通りと住吉通りの大交差点という、最高の立地条件です。
(腐っても鯛とはよく言ったもので)

毎年、飾り山やどんたくステージに使われる、あの広場にて
個人がされている普通の飲食店が、祭りを開催できるんだよ。
これって、すごいチャンスを見せてくれているんじゃないかい。




金銭面で折り合いがつけば、サンセルコ的リスクを担保できれば、
いろんなことがやれるのかな。

例えば、どんな可能性があるかしらん。

・地元劇団による、野外劇場
 (ちょうどいい階段もあるよ)

・地元ミュージシャンによる、野外コンサート
 (車の騒音がすでに十分うるさいから
  多少ボリューム上げてもクレームは出ないよ)

・地元高校生による、部活発表会
 (吹奏楽部、コーラス部、演劇部、応援団、等々)

・地元複数飲食店による、ビアガーデン
 (夏季の間、ずっとやっててほしいね)

などなど。




諸々を担保できれば、個人が主催しちゃってもいいかな?

・通りを行き交う人々に祝福される、街頭結婚式

・二次会は、通りを行き交う人々も巻き込んで、ダンスパーティーだ

・オペラや謡曲を習っている裕福な奥様の、ソロコンサート

・原発反対を訴えるハンスト基地

などなど。





せっかくの、素晴らしい立地条件なんだから
サンセルコが主催して
もっともっと、面白いことを日常的にやっていけばいいのにね。

スズメパラダイス(広瀬病院横の野原)がつぶされてしまった今、
次に気になってる空き地といえば、あそこだなぁ。。。
コメント
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