高校生の男子が自転車で自宅に帰る途中でした。
ここ何日で風が冷たいと思っていた矢先
「げっ!もう降ってきやがった!天気予報では夜、遅くって言っていたのに!」
まだ夕方で空は真っ暗になる前だというのに雪がチラついて来ました。
ペダルを漕いでいると雪は大粒になり、降ってくる量も増えてきました。
「冷てぇ・・・馬鹿雪が!俺が帰ってから降ってきやがれ!」
手袋をしていましたが雪がとけ、水分が染み込んできます。
「さみぃ・・・冷てぇ・・・指に力が入らねぇ・・・」
ヒュウ
「コンビニだ。少し寄るかぁ?」
コンビニから明るい光が溢れていたので中に入る事にしました。
普段はコンビニには寄らずノンストップで帰っていますが今日は仕方ない所でした。
暖かい店内。思わずホッとしてしまいます。
ですが手の感覚はなかなか戻ってきません。
「お、あんまり使いたくないが今日は雪だし、特別か?」
レジで中華まんを買おうと思いました。
「中身は何にしようか・・・肉まんか?あんまんか?ピザまんか?それとも他には・・・」
迷った挙句、甘いものが丁度食べたかったので『あん』にしました。
コンビニの外、屋根がある所であんまんをかじりつきました。
「あつつつつ・・・」
雪が静かに降っている所をぼんやりと見つめ、あんまんを食べます。
「静かだな」
車が走る音が普段より遠くに聞こえ、コンビニのBGMもあまり聞こえませんでした。
「こう見ると雪って綺麗だけど、チャリに乗ると憎く思えるんだよな。あつ!」
唇に『あん』が付いてしまい、軽くやけどしました。
「よ~し。食った!食った!だるいけど帰るか!」
ハンドルを握る手は普段より力が篭っていました。
ここ何日で風が冷たいと思っていた矢先
「げっ!もう降ってきやがった!天気予報では夜、遅くって言っていたのに!」
まだ夕方で空は真っ暗になる前だというのに雪がチラついて来ました。
ペダルを漕いでいると雪は大粒になり、降ってくる量も増えてきました。
「冷てぇ・・・馬鹿雪が!俺が帰ってから降ってきやがれ!」
手袋をしていましたが雪がとけ、水分が染み込んできます。
「さみぃ・・・冷てぇ・・・指に力が入らねぇ・・・」
ヒュウ
「コンビニだ。少し寄るかぁ?」
コンビニから明るい光が溢れていたので中に入る事にしました。
普段はコンビニには寄らずノンストップで帰っていますが今日は仕方ない所でした。
暖かい店内。思わずホッとしてしまいます。
ですが手の感覚はなかなか戻ってきません。
「お、あんまり使いたくないが今日は雪だし、特別か?」
レジで中華まんを買おうと思いました。
「中身は何にしようか・・・肉まんか?あんまんか?ピザまんか?それとも他には・・・」
迷った挙句、甘いものが丁度食べたかったので『あん』にしました。
コンビニの外、屋根がある所であんまんをかじりつきました。
「あつつつつ・・・」
雪が静かに降っている所をぼんやりと見つめ、あんまんを食べます。
「静かだな」
車が走る音が普段より遠くに聞こえ、コンビニのBGMもあまり聞こえませんでした。
「こう見ると雪って綺麗だけど、チャリに乗ると憎く思えるんだよな。あつ!」
唇に『あん』が付いてしまい、軽くやけどしました。
「よ~し。食った!食った!だるいけど帰るか!」
ハンドルを握る手は普段より力が篭っていました。
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