30代の女性が家でイライラしていました。
「遅い」
その女性には小学校1年生の女の子がいて、時間は4時半を回っていました。
学校の下校時間はとっくに過ぎており、学校から家まで歩いてくる時間を考えても遅すぎます。
「何かあったんじゃないか?」
そのように考えても不思議ではありません。
この所、テレビで小さい子を狙った犯罪が連日のように放送されている気がしていました。
「もしや・・・」
「ただいま~」
その時に、ようやく待ち望んでいた女の子が聞こえました。
ゆっくりと玄関に向かいます。
「どうしてこんなに遅いの?4時までに帰ってきなさいって言ったでしょ?」
「あの・・・学校で遊んでいて、帰ってくる途中に忘れ物があったって思い出して・・・」
「それだったら1度うちに帰って来れば良かったじゃない!そんなにうちから離れて無いんだし!」
「でも・・・」
「でも、じゃないでしょ?悪い事をしたらまず言う事は何?」
「うう・・・ごめんなさい」
「今日は宿題あるの?前、やっていたのに忘れたじゃない。しっかりしないとダメよ。もう小学生なんだからね。いつまでも幼稚園の時じゃダメなんだからね。分かっているの?」
「ううっ!ママのバカ!バカ!バカぁぁ!」
女の子は手提げカバンを床に放り投げて部屋に入ってしまいました。
「待ちなさい!まだ言いたい事が!もう!」
手提げカバンの中身が出てしまったので集めていると三つ葉のクローバーが見つかりました。
他にも、体操服や給食係の時に着る服なども入っています。
「私の気持ちも知らずに・・・」
ヒュウ
カバンから緑色の欠けらが舞い落ちました。
「これって・・・さっきのクローバーの1枚?」
並べてみると、確かにさっきの三つ葉のクローバーと一致します。
「もしかしてこれを探していて・・・」
画用紙から覗く笑っている大きな顔
「ああぁ~。取れちゃった・・・」
「今は怒っているだろうから夕食にちょっと美味しい物でも作ってそれをきっかけに謝らないとね・・・」
女性はそう言いながら棚を開けてセロハンテープを探すのでした。
「遅い」
その女性には小学校1年生の女の子がいて、時間は4時半を回っていました。
学校の下校時間はとっくに過ぎており、学校から家まで歩いてくる時間を考えても遅すぎます。
「何かあったんじゃないか?」
そのように考えても不思議ではありません。
この所、テレビで小さい子を狙った犯罪が連日のように放送されている気がしていました。
「もしや・・・」
「ただいま~」
その時に、ようやく待ち望んでいた女の子が聞こえました。
ゆっくりと玄関に向かいます。
「どうしてこんなに遅いの?4時までに帰ってきなさいって言ったでしょ?」
「あの・・・学校で遊んでいて、帰ってくる途中に忘れ物があったって思い出して・・・」
「それだったら1度うちに帰って来れば良かったじゃない!そんなにうちから離れて無いんだし!」
「でも・・・」
「でも、じゃないでしょ?悪い事をしたらまず言う事は何?」
「うう・・・ごめんなさい」
「今日は宿題あるの?前、やっていたのに忘れたじゃない。しっかりしないとダメよ。もう小学生なんだからね。いつまでも幼稚園の時じゃダメなんだからね。分かっているの?」
「ううっ!ママのバカ!バカ!バカぁぁ!」
女の子は手提げカバンを床に放り投げて部屋に入ってしまいました。
「待ちなさい!まだ言いたい事が!もう!」
手提げカバンの中身が出てしまったので集めていると三つ葉のクローバーが見つかりました。
他にも、体操服や給食係の時に着る服なども入っています。
「私の気持ちも知らずに・・・」
ヒュウ
カバンから緑色の欠けらが舞い落ちました。
「これって・・・さっきのクローバーの1枚?」
並べてみると、確かにさっきの三つ葉のクローバーと一致します。
「もしかしてこれを探していて・・・」
画用紙から覗く笑っている大きな顔
「ああぁ~。取れちゃった・・・」
「今は怒っているだろうから夕食にちょっと美味しい物でも作ってそれをきっかけに謝らないとね・・・」
女性はそう言いながら棚を開けてセロハンテープを探すのでした。
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