27日 今年最後の産業財産権相談会が 霧島市の工業技術センターでありました。
年末で相談者の申し込みがあるのか懸念していましたが、近隣市町村から3組の相談者がお見えになりました。
1組目は個人の女性の方、2組目は研究開発企業の方、3組目は地方公共団体の方。
このように相談には様々な立場の方がいらっしゃいます。
産業財産権は鹿児島県においてもごく身近な問題であるとともに、様々な方面に関わりがあることが分かります。
知財紛争は大企業同士だけで争われるものではありません。
大企業の知財戦略に地方の企業や地方公共団体が巻き込まれることがあります。
これから益々増えていくことと思います。
知財紛争はけっしてひとごとではありません。
必要最小限の知識は身に付けること、いつでも相談できる専門家を身近に備えておくことが重要と思います。
21日 旧川辺町(隣の知覧町、頴娃町と合併し、12月1日から南九州市としてスタートする)へ出張しました。
旧川辺町は川辺仏壇の産地として全国的に知られています。仏壇の生産量としては全国一というデータもあります(平成13年度)。この「川辺仏壇」の名称は地域団体商標として商標登録を受けています。
さて、川辺仏壇を生産する鹿児島県川辺仏壇生産協同組合の招きで講演をさせて頂きました。
約1時間半の講演でしたが、組合員の皆様から非常に多くの質問が寄せられ、また、質問に関して宿題をもらって帰りました。
それにしても、先日の商工会といい、今回の組合といい、ものづくりに関して川辺は非常に熱心な所です。