元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

やるなら今しかねぇ~♪

2009年04月30日 | はちみつボイス☆知展



今日、COZYさんに来店して頂き、29日(水)の、
「来てんね唐津 町人まつり」での、「はちみつボイス☆知展」さんの
弾き語りライブの感想を伺いました。

COZYさんは特に「長渕剛」のカバー曲「西新宿の親父の歌」に
深く感動したようでした。

僕は「西新宿の親父の歌」の原曲は知らないけど、ドラマ「北の国から」
で、田中邦衛が演じる五郎が叫び散らす「西新宿の親父の歌」が印象に
残っていました。「西新宿の親父の歌」で五郎が、自らを奮い立たせる
いいシーンですが、酷い歌だと思っていましたが、今、長渕バージョン
を初めて動画で見て、感動しました。

COZYさんが、当店から帰られて10分後に「はちみつボイス☆知展」さん
が来店されました。「はちみつボイス☆知展」さんは、「イワエ塗装スタジオ」
でレコーディングしてこられた帰りでした。

「はちみつボイス☆知展」さんに、「西新宿の親父の歌」の事を聞きま
したが、「「はちみつボイス☆知展」さんも、「北の国から」で五郎が
歌っているのをご存知無かったです。

いつか、「はちみつボイス☆知展」さんバージョンの「西新宿の親父の歌」
を聞きたいです。

喫茶バラック

2009年04月30日 | 唐津の大衆食名店
火曜日は、「喫茶バラック」にも行ってきました。

僕が訪問する数日前に、「喫茶バラック」のマスターに
初孫が出来たという事で、終始孫の話を聞きました。

この日の、数日前に、そのお孫さんのお父さん、すなわち
「喫茶バラック」のマスターの息子さんが、当店に来店され、
お子さんが生まれた報告を伺っていました。

子供の誕生で、歓喜に満ちた幸福の絶頂さを、目の当たりに
すると周囲の者まで温かい気分になれます。

マスターも、少し目を潤ませながら孫を授かった喜びを聞いて
いると、

カラン、コロン♪

と、来客がありました。

今まで「喫茶バラック」で、10回以上会っている、詩人の高橋さん
の新刊書籍が今度発売されるって事で、サンプル本を見せて頂き、
初めて高橋さんと会話をしました。

この詩集には驚きました。

余白が多く、1ページに、

/////////////........//////!!/./././././../

とか記号のみのページがあったり、何とも前衛的です。

高橋さんの年の功は、70~80歳ぐらいと思いますが、こういった
創作意欲を持ち続け、執筆活動を続けられている年の重ね方は素敵
ですね。

僕が高橋さんに
「一冊の執筆に、どれぐらいの製作期間がかかるんですか?」
と聞くと
「何年てかかりますね。特に、今作は、長年書き溜めた物をまとめた
から、6、7年はかかってます」
との事でした。

僕も、人生、1度は、書籍を書きたいですね。自主制作ではなく、
ちゃんと全国の書店に並ぶ書籍を・・・・。文才も無く、アイデアも
無く、偉業も成し遂げていない僕には、そんな話は夢のまた夢ですが・・。

あづま寿し・・・相知

2009年04月30日 | 唐津の大衆食名店
火曜に、「あづま寿し」に行きました。

先週、当店に、COZYさん来店中に、「あづま寿し」の
大将Iさんと、はちみつボイス☆知展さんもご来店され、
楽しいひと時を過ごしました。

その後、COZYさんが「あづま寿し」さんに来店された
ようで、大将のIさんも、凄く喜んでおられました。

IさんとCOZYさんは年齢が近い事もあり、意気投合
されたようです。

話はいきなり変わりますが、「はちみつボイス☆知展」さんの
オフィシャルグッズ「はちみつレンジャー」というフィギア
があるのを皆さんご存知ですか?

先日、ミクシーを見ていると「はちみつレンジャー」なるもの
を「はちみつボイス☆知展」さんのミクシーで販売されていまし
た。先週、はちみつボイス☆知展さんご本人に確認すると、
オフィシャルグッズとして好評販売中のようです・・・。
(まだ在庫があるのか分かりませんが・)

で、「あづま寿し」さんのカウンターに飾ってあった、実物の
「はちみつレンジャー」を、初めて、まじまじと眺めました。

蜂のキャラクターがギターを弾いている実に可愛らしいフィギア
です。僕は、フィギア類への関心がありませんが、好きな人は
是非欲しいアイテムじゃないでしょうか?

自作小説「Highway Starが鳴り響くラーメン屋」・・・4話

2009年04月28日 | ≪創作活動≫★状況報告★
この物語はフィクションです。


バー「16世紀のGreensleeves」の客は、次々と入れ替わって
いるが、俺とビッグ・ジムは、奥のテーブルを陣取って、深刻に
話し込み、和やかな店内と異質な雰囲気を醸し出していたと思う。

店内BGMは軽快な「ルナサ」の楽曲が流れていた。
ケルト/トラッド系のアイリッシュ伝統音楽は、リバーより、ジグや
リールが俺は好きだな・・・て、思いながら、軽くリズムを
とっていると、

「で、リッチーはさっき、ヘヴィメタルを捨てた。と、言ってい
たがどうゆう事なんだ?」と、タバコの煙を吐きながら、
ビッグ・ジムが尋ねた。

最近、俺の身に振りかかった、俺の居場所「スピード・キング」解散、
最愛のマーギットとの別れ、職場「ホーリー・ダイバー株式会社」退社、
住居「コーポ・エアロスミス」からの強制退去、大切なギターを
「リサイクルセンター伝説のチャンピョン」で売った話などを、長々と
話し続けた。

「だから、もう、俺には何も無い。全て失った。生きがいも、目標も、
生活基盤も、何も無く、ホームレス生活をするより他に無い。」
改めて、自分が絶望の淵に立たされている事を痛感すると涙が出てきた。

「ハハハハハー」

何だ?ビッグ・ジムは俺の不幸を高笑いしてる・・。
「おい!あんた酷くないか?他人の不幸は蜜の味って事か?」

ビッグ・ジムは、ニヤッと悪戯な笑みを浮かべ
「それだけ吐き出せば気が済んだだろう。
悲劇のヒロインになるのは、それぐらいにしておけよ。
リッチー。お前、ヘヴィメタルフリークのくせ
ネガティブになってんじゃねぇよ。
怒り、不満、敵意、反逆、反骨精神がヘヴィメタルの真髄だろ?
俺達がヘヴィメタルに出会った反抗期・思春期の頃、不当な権力や、
一般論、大人たちの言動に逆らい、背き、激しい怒りによる破壊行為が
ヘヴィメタルだっただろ?
精神的に満たされない時に、いつも励ましてくれたのがヘヴィメタルじゃ
無かったのか?
今更、世の中を嘆くなよ。
世の中に嫌悪したらとことん叫べよ。
それがヘヴィメタルだろ。
怒りの代弁がヘヴィメタルだろ。
フラストレーションと、エネルギーをとことんヘヴィメタルで、
発散すればいいだろ。何があろうと、ヘヴィメタルは裏切らないぜ。
ヘヴィメタル・スピリッツを失わず、太く一本筋が通った、自分の
人生を進むのみじゃ無いのか?」

ビッグ・ジムの迫力に押され、俺は小声で
「でもー。これから、俺はどうすれば・・・」

「それは、お前が決める事だ。誰にも媚びず、自分を貫け。
ヘヴィメタルを演奏するにはテクニックや経験よりも、演奏者の熱い
思いや生き様が重要だろ?甘っちょろい事言ってねぇで、世の中に
流されず、自分で切り開けよ。自分の世界観を見失うんじゃないぞ。
常識や一般論なんて糞くらえだ。一度しか無い自分の人生は、自分の
生き方を貫き、追求しろ。人生は常にリスクが付き物だ。
いちいち落ち込んでる場合じゃないぞ。
反省はしても、後悔すんな。
熱くなけりゃヘヴィメタルじゃない。今のお前は、冷め切ってるぞ。
ヘヴィメタルって、単なる音楽ジャンルじゃないんだぞ。
ファッション、考え方、生き方など全て含んでヘヴィメタルだ。
辛い時は、「パンテラ」や「メタリカ」の歌を叫び、非現実の世界に
しばし陶酔し、純粋で未熟さを維持しながら、世の汚色に染まらない
のが俺らの生き方だろ?
お前が絶望の時に「ラーメン天国への階段」に来たのは、ラッキー
だったぜ。お前、どうせ明日から何もする事無いんだろ?
うちに来なよ。「ラーメン天国への階段」で、俺とラーメン作らない
か?給料は多くは出せないが、店の2階を好きに使っていいぜ。住ま
いと飯の心配はしなくていい。お前に、再び、ヘヴィメタルの熱さが
蘇って、まとまった金が出来たら、後は好きに好きに生きろ。
お前をいつまでもラーメン屋に縛り付けるような真似はしねぇよ。
とりあえず、ホームレスになるよりは良いだろ?
どうだ?」と、ビッグ・ジムは真っ赤な顔をして言った。

俺は急な展開に動揺した。

捨てる神あれば拾う神あり、とは、よく言ったものです。
「芥川龍之介」の「蜘蛛の糸」のように、救いの手が差し伸べられた。
同情を受けるのが気に食わないなんて強がってホームレスになるより、
この話しを受けるのが賢明だ。

「いいんですか?ありがたい話です。飲食店の勤務経験どころか、
自炊経験も無いけど大丈夫ですか?」と、尋ねた。

ビッグ・ジムは、ようやく、ニコっと笑い
「じゃ、明日からよろしくな。年も近いし、ビッグ・ジムって呼び捨て
でいいぞ。それに敬語はこそばゆいから、ため口でいいぞ。」
と、手を差し出してきた。

しっかりと、握手をし、互いに笑いあった。

「よし、この話はここまで。で、リッチーは、インペリテリの新譜は
買ったか?」と、ビッグ・ジムは強引に話を反らし、
「16世紀のGreensleeves」の閉店時間までヘヴィメタルの話で盛り
上がった。

「ラーメン天国への階段」まで送ってくれ、俺は店の2階で寝る準備をした。

ビッグ・ジムは、近所にアパートに住んでいる。

床につきながら、フラフラとたまたま入ったラーメン屋で
こんな流れになり、明日、目を覚ましたら、その店で働く
ようになっている奇想天外な運命に、微笑みながら
床についた。

翌日から始まる過酷な業務など知る余地も無く、ほろ酔い
気分のまま床についた。

つづく




自作小説「Highway Starが鳴り響くラーメン屋」・・・3話

2009年04月27日 | ≪創作活動≫★状況報告★
この物語はフィクションです


「ラーメン天国への階段」を、早仕舞いしたビッグ・ジムに
引き連れられ、「ラーメン天国への階段」から徒歩10分ほどの
場所にある、ビッグ・ジムの馴染みのバーに到着した。

ビッグ・ジムが、俺の方を見て「ここだよ。洒落てるだろ?」
と、ニヤッとしながら言った。

確かに洒落た店だ。店の名前は「16世紀のGreensleeves」と
書いてある。レンガ作りで中世ヨーロッパ調の外観だ。
周囲のケバケバしい店とは異なり、インテリジェンスな大人の
隠れ家的な雰囲気だ。

それに比べ、ビッグ・ジムのファッションは何だ!!
鋲だらけの皮ジャン、皮パン、先が尖ったブーツ、
トゲトゲしたリストバンド、夜なのにサングラス・・・・。
お前は「ジューダスプリースト」や「スコーピオンズ」か?
と、突っ込みたくなる、時代錯誤な80年代ヘヴィメタル
丸出しだ・・・。でも、今から飲もうってのに、いちいち
ファッションうんぬんで揉めたくもないから、スルーして
入店した。

カラン♪コロン♪

ろうそくの炎のみ営業していて、店内はゆったりしたケルト/トラッド
ミュージックが流れていた。
内装も、落ち着いた石作りであり、バッロク期、ルネッサンス期の
中世ヨーロッパの古城にいるような雰囲気がした。

ゴシック調の甲冑が槍を片手に、不気味に仁王立ちしている、
奥の席についた。

テーブルは、ろうそくのみの灯りで、薄暗い店内では、ビッグ・ジム
の顔も、ぼんやりとしか見えなかった。ま、俺は元来、人の目を見て
話すのが苦手な性質ゆえ、ここなら、ビッグ・ジムに何でも話せそう
だった。

お、注文したドイツビール、ウィンナーシュニッツェル、ピンケルソーセージ
がきた。

ビッグ・ジムは、マスターと少し談笑し、

「では、ごゆっくりどうぞ」と、マスターはカウンター内に戻った。

「よーし、じゃ、お互いの出会いに、乾杯」と、ビッグ・ジムが、
優しい口調でグラスを持ち上げたので、同調し、グラスを合わせた。

ビッグ・ジムは、ごくごくと、凄い勢いで、喉に流し込み
「ぷぅ~はぁ~!労働の後のビールは最高だな」
と、上機嫌だったので、聞き辛かったが、とりあえず、モヤモヤを
払拭する為に、恐る恐る「ラブ・ガン」について聞くことにした。

「何で絶頂期の「ラブ・ガン」を解散し、あなたは今はラーメン屋
をやっているんですか?」

「そうだな・・。確かにリッチーは、俺に疑問符だらけだろうし、
俺も吹っ切れたから話してやるよ。」

「是非、お願いします」

「3年前に、プログレッシブ・ロック専門のライブハウス
「21世紀の精神異常者」で、一人の観客が、
ライブ中のバンド「狂気」に向け発砲した惨劇があっただろう?覚えて
いるか?」ビッグ・ジムは、悲しい顔で俺を見た。

「はい。覚えています。メンバー全員が撃ち殺され、犯人も自殺した
のをニュースで見ました。コメンテーターがロックと犯罪を結びつけて
いたのがムカツキましたが・・」当時の怒りがこみ上げてきた。

「あのバンドの「狂気」は、俺らのバンド「ラブ・ガン」のドラマー
のコージーが作ったバンドなんだ。俺達がコージーを引き抜き、
「ラブ・ガン」は結成した。そもそも、コージーは変則的なリズムや
難解で高度なテクニックを身につける為に「狂気」を結成した。
でも、バンドは、どんどん前衛的なクロスオーバーやトランス化し
ていき、1曲1時間とか、SEの多用とか、実験的音楽にコージー
自身がついていけなくなり、もはや舵取りが出来なくなっていた。
俺はバンド結成時、高い技術のツーバスプレイヤーを探していたので、
コージーを誘って、スタジオに2回目入った時に、コージーは
「狂気」を離れて「ラブ・ガン」に加入する決心がついたんだ。
リッチーも知っての通り、「ラブ・ガン」での、コージーは
水を得た魚のようにパワフルでアグレッシブなストレートな
演奏をしていた。」ビッグ・ジムは、ビールを飲み干し、ビール
の追加注文をした。

俺もコージーの演奏を思い出しながら
「確かに「ラブ・ガン」のサウンドは、コージーさんのドカドカ
と重たいバスドラと、抜けがいいスネアの響きがあって成立します
ね。」

「だろ?リッチーも、そう思うだろう?だから、「ラブ・ガン」は
解散した。コージーは死んだんだ・・。」

「え?」
死んだ・・死んだ・・死んだ・・・・とリフレインし続けた。
急展開すぎて、言葉の意味をすぐには理解出来なかった。

「本当ですか?何故です?」
思わず、大声を上げてしまい、周囲の客の目線に気づき、即座に
冷静に戻った。

ビッグ・ジムは、薄っすらと涙を浮かべ、
「「狂気」のメンバー全員が、サイコ野郎から殺された事件で、
コージーは酷く落ち込んだ。大手のレコード会社との仮契約を
していたが、「ラブ・ガン」のメンバーはコージーの心の整理が
つくまで待つ事にした。
仮にコージーが立ち直るのに時間がかかり、今回の契約の話が流れても
「ラブ・ガン」をやり続けていればプロの道は開けると信じていた。
コージーがいつでも戻ってこれるように、俺らは、リズムマシーンで
スタジオ練習は続けていた。そんな、スタジオ練習中に、コージーの
彼女から電話があった。彼女は、半狂乱で泣きまくっていて、5分間
は聞き取れなった。ようやく、彼女も少し落ち着き、話を聞くと、
コージーが高速道路で200キロを出しガードレールに衝突し車は
大破し炎上したんだ。即死だったらしい。
コージーは支離滅裂な精神状態だったから、そんな無茶をしたんだろう。
それで「ラブ・ガン」の再起は不能に成った。で、「ラブ・ガン」は
終わった。」

こんなショッキングな話を聞く羽目になるとは思ってもいなかった。
「そうだったんですか・・。それで、ヘヴィメタルから足を洗い、
「ラーメン天国の階段」を始めたんですね?」

ビッグ・ジムは、俺を睨み付け
「いや、それは違う。ヘヴィメタルから足なんて洗っていない。今も
どっぷりヘヴィメタルに浸かっている。ただ、表現手法を変えたんだ。
もう俺はバンドでは「ラブ・ガン」以上のバンドは組めないと思う。
テクニック的な上手さは探せばメンバーはいると思うが、「ラブ・ガン」
のファミリー感は他のバンドでは出せない。「ラブ・ガン」のメンバーは、
俺が1の要望を出すと、10も20もアイデアを出し、小さな火種を
大爆発させた奇跡のバンドだ。あの奇跡的なエネルギーで、観客を魅了
出来た。でも、バンド無き今は、俺のソロ活動が「ラーメン天国への階段」
なんだ。俺のヘヴィメタル魂を注ぎ込んだのが、あのラーメンなんだ。」
と、言い、かなり早いピッチで酒を煽りだした。

「ソロ活動なら、ギターのインステゥルメンタルとかする気は無かった
のですか?何故、ラーメンなんです。」素朴な疑問だった。

ビッグ・ジムは、ゆっくりとタバコの煙を吐きながら、うん、うんと
頷き、ビールを一口飲んで
「ギターインスト・・・ふん。そんな時間は無い。今の俺にはラーメンが
ヘヴィメタルを表現する唯一の手段だ。
俺の実家はラーメン屋だった。店の2階が家で、家までラーメンの匂いが
染み付いていて嫌だった。親父もお袋も、朝早くから、夜遅くまで働き、
学校が休みの日も何処にも連れて行ってもらえず、出前や皿洗いの手伝い
をさせられた。こんな家に生まれた事を恨んだ時期もあった。
中学、高校と荒んだ生活をしていて、毎日、親子喧嘩で、親父に敵意を
剥き出し反抗し、迷惑と心配を人一倍かけた。高校時代に
「ヴァン・ヘイレン」の音楽と出会い、俺もギターヒーローでビッグに
なりたい。と、家出同然で東京に出てきた。それ以来、実家とは疎遠の
まま15年って月日が流れた。親父が作っていたような古臭いラーメン
を作る気は無いが、俺のヘヴィメタルを注ぎ込んだラーメンが完成した
時には、俺は実家に帰り、親の跡を継ぎたいと思っている。
それが、俺が出来る唯一の罪滅ぼしだ。」

話がどんどん深刻になり、期待していた楽しい酒では無かった。
でも、ビッグ・ジムは、自分の生き方を見出し、俺は昨日で全てを
失っていた。

つづく














自作小説「Highway Starが鳴り響くラーメン屋」・・・2話

2009年04月26日 | ≪創作活動≫★状況報告★
リッチーは「ラーメン天国への階段」の暖簾をくぐった。

店内では、BGMというより、ライブハウス並に大音響で「ジュダス・
プリースト」の「ペイン・キラー」が鳴り響いていた。

「へぃ・らっしゃい」

「アクセル・ローズ」のような赤バンダナの男が1人で
店を切り盛りしていた。

店主と目が合い「ハッ!!」とした。

その赤バンダナの店主は、かつて「ラブ・ガン」という
メロディック・パワー・メタル・バンドでリーダー兼ギター
をしていた「ビッグ・ジム」だ。何故ここに・・・。

俺が東京に出てきた時、「ラブ・ガン」はインディーズ界
のトップだった。メジャー顔負けのセールを記録し、ギグ
では常に大観衆だった。メジャー・レーベルとの契約も
決まったと、聞いていたが、何故かデビュー前に解散し、
その後、音楽界から姿を消した。「ラブ・ガン」の主軸で
ある男が、目の前の厨房にいた。

ロン毛は切り、髭は剃ていたが、紛れもなく「ビッグ・ジム」
その人に間違いない・・。

「注文はお決まりですか・」

俺は焦る気持ちを抑え、唾をごくりと飲み込み
「あの、ラブ・ガンのビッグ・ジムさんですよね?」

ビッグ・ジムは、軽く微笑み
「ああ、そう言われていた時期もあったな。おや?」
俺のギターが目に入ったようで続けざまに
「君もバンドをやっているのかい?」

「俺はもうヘヴィメタルは捨てました。このギターも
もう不要なものです・・・さっき、俺の人生は、
もう終わりました・・・。」

「ふ~ん・・・何か事情がありそうだな・・・。まあ、
とりあえず、俺のラーメンを食ってってくれ。
余計な事かもしれねぇが、へヴィメタルの世界に一度踏み
込んだ者は、そう簡単には抜けられねぇぜ。君の人生は
終わりどころか、まだ始まってもいねぇんじゃなにのか。
俺のヘヴィメタル新譜は、このラーメンだ。」と、
「ビッグ・ジム」は言うと、厨房内で慌しく調理を始めた。

かつて、インディーズ界の頂点に君臨した「ビッグ・ジム」
が調理する姿は興味深々で、俺は身を乗り出して調理を見つめた。

麺をリズミカルに菜箸でほぐしながら茹で、ミニ七輪で輪切りチャー
シューを焼き、中華鍋で躍動感溢れる鍋のあおりをし火柱を上げて
いた。玉ネギを凄まじい速さで刻んだ。どんぶりに2つの鍋から
スープとタレを入れ、中華なべで炒めていた油らしき物をどんぶり
に入れた。
そして、麺の水気を切る、湯きりの瞬間「ビッグ・ジム」の目つきが
変わり、パフォーマンスの如く派手な湯きり後、「ビッグ・ジム」が
ニヤッと笑った瞬間を見逃さなかった。
「ラブ・ガン」の頃、超絶技巧なギターソロ後の微笑みと同じだった。

なるほど、今の「ビッグ・ジム」にとって、この厨房はステージなんだ。
「ビッグ・ジム」がラーメンを作る時の表情を見て、ヘヴィ・メタルを
演奏していた頃の気持ちを持ち続けていると確信した。

「はい・おまちー」

湯気が立ち上る、熱々のラーメンが目の前に出された。
おおーーシンプル・・・でも、美しい。
具材は、あぶりチャーシュー、たまねぎ微塵切り、糸唐辛子のみです。

「ビッグ・ジム」は得意気な表情で
「俺のヘヴィメタルを五感で体感してくれ。」と叫んだ。


ん~~うまい。
口当たり優しい味わいで、懐かしく新しい。こってりしていて、
さっぱり・・。ん?何だ、この新感覚は?ダシが複雑に入り混じって
いて、何のダシだか分からない・・。豚骨や鶏がらの味わいがあり、
魚介の輪郭があり、青ネギの風味もしっかりするダシだ。
この、さっぱりした清涼感は何だ・・・・。柑橘系の・・・レモンだ。
レモンを絞ったんだな・・。甘味、辛味、酸味、苦味、旨味が上手く
調和している。素材の見事なセッションだ。

麺には不規則なウェーブがかかっていて、麺が口の中でダンスをしている
ような心地よさ。この丁度いい茹で加減もさる事ながら、モチモチした
食感は初めての感覚だ・・。ん?麺自体も味が強い・・・。

俺はラーメンに詳しい訳じゃないが、このラーメンはパワフルさがあり
ながら、インパクト勝負では無く、旨いものを作ろうという、作り手の
魂が詰まっている。

今までこれ程までに魂を揺さぶるラーメンに出会った事が無い。

一心不乱で貪り食い、一息ついて
「凄いよ。こんなに興奮し、感動するラーメンは初めてですよ。」
と、率直な感想を言った。

「おぅ、嬉しいね。他に客もいねぇ事だし、今日は店じまいで、
飲みにいこうか・・・。さっき、君が言っていた、ヘヴィメタルを
捨てたとか、俺の人生は終わった、って話も聞きたいし、ヘヴィメタル
好きの同士で飲み明かさないか。もち、俺がおごるからさ・・。」

どうせ、俺には予定も、行く場所もない。家も、家財道具も、バンドも、
仕事も、彼女も、すべて無くしたから、明日からどうするか分からない
が、今夜は1人に成りたくなかった。せっかく「ビッグ・ジム」が
誘ってくれているのなら、今夜は楽しませてもらおう・・・。
「ありがとう。お言葉に甘え、付き合いますよ。」

「おう、そうと決まれば・・・」

「ビッグ・ジム」は、バタバタと店の片付けをしだした。

絶望的だった「リッチー」は、「ビッグ・ジム」との出会いで、
新たな生き方を見いだすのであった。

つづく


来てんね唐津 町人まつり

2009年04月26日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
4月29日10:00~4:00
唐津市では「来てんね唐津 町人まつり」が開催されます。

唐津神社前に14台の曳山が並び、赤獅子、青獅子、珠取獅子、
義経は、各町まで曳きます。

商店街では、恒例の100円祭も開催されます。

大手口広場では「はちみつボイス☆知展」さんの弾き語りライブ
も開催されます。

4/20~4/25聴きまくったCD

2009年04月26日 | 今週聴きまくったCD
◆ボストン/ウォーク・オン

◆ジューダスプリースト/背徳の掟

◆ジューダス・プリースト/ペイン・キラー

◆スキン/スキン

◆ブリー・マーダー/スクリーミング・ブルー・マーダー

◆アイアン・メイデン/

◆ガールスクール/ライブ

◆オジー・オズボーン/ノー・レスト・ウィケッド

◆MSG/ビルト・トゥ・デストリー

◆ファルコン/チャート・スクレーパー

◆ベック・ボガート・アピス/ライブ

◆ドリーム・シアター/ライブ・イン・ジャパン

◆ベック・ボガート・アピス/BBA

◆ディープ・パープル/2005ライブ

◆スティーラー/スティーラー

◆スティーヴ・ヴァイ/ウルトラ・ゾーン

◆ビリー・ジョエル/ライブ

◆イングヴェイ・マルムスティーン/ライブ

◆ブルー・マーダー/ライブ・イン・ジャパン

◆ハンク・ウィリアムス/ベスト

◆マディ・ウォーターズ/ベスト

◆カーペンターズ/ベスト

◆TMG/TMGⅠ

◆ナイアシン/ディープ

◆ブラックモアズ・ナイト/ベスト

◆ブルー・マーダー/ノッティング・バット・トラブル

◆レインボー/オン・ステージ

◆レインボー/孤高のストレンジャー

◆レインボー/闇からの一撃

◆レインボー/アイ・サレンダー

映画:マーサの幸せレシピ

2009年04月26日 | 映画レビュー
ハリウッド映画で「幸せのレシピ」が大ヒットしましたが、
その元になったドイツ映画「マーサの幸せのレシピ」が
昨夜、ド深夜に放送されていて見入ってしまいました。

主人公マーサは、女料理長で、完璧主義であり、厨房は
マーサの聖域です。それゆえ、厨房内はピリピリして
いて、緊張感が漂い、ハイスピード&ハイクオリティ
を目指すプロの職場です。常にベストを尽くすゆえ、
仕事人間でしかなく、対人関係も上手くいかず、常に
カリカリしていて情緒不安定だった。仕事以外は無関心
で、家では抜け殻と化していた。

マーサの姉の事故死により、姪をしばらく預かる事になった。

マーサが姉の葬儀で休暇中に、厨房にはベテラン料理人の
マリオが入っていた。マリオは、陽気で社交的で、厨房で音楽を流し
、踊りながら料理を作り、他の料理人を笑わせていました。

他の料理人が楽しそうに笑っている、いつもとは違う厨房の雰囲気に、
マーサは危機を覚えた。マーサと対極的なマリオに敵対心を持ち、
避けるが、次第に惹かれるようになっていきます。

マリオや姪と出会った事により、マーサは生きる喜びや、考え方にも
変化が出て、厳しい態度で仕事に打ち込むだけの日々から脱却できました。


自作小説「Highway Starが鳴り響くラーメン屋」・・・1話

2009年04月24日 | ≪創作活動≫★状況報告★
前書き
今回から、不定期長編シリーズでフィクションのラーメン屋物語
を書きます。現役ラーメン屋が書く、ラーメン屋の小説なんて
日本初の試みかもしれないです。監修ではなく、実際に現場で
吸収した、知識や、経験も活かされた内容に成ると思いますので、
リアリティがありながらも、突拍子も無いシュールな展開にも
していきたいです。では、今後、しばらく僕の自己満足執筆活動に
お付き合いください。では、スタート!!



その日は、頭痛と嗚咽と共に目を覚ました。
全身に、ずーんと重苦しい気怠さが圧し掛かる。飲みすぎた。

昨夜は、楽しい酒では無かった。

今日、会社に辞表を出す事を、彼女マーギットにメールしたら、
散々、俺の生き方を非難した返信メールで、文末は
「あなたにはついていけません。さようなら。」だった。

俺は「去る者追わず」と、変なプライドにより最愛のマーギット
を失った。

居た堪れない孤独感を払拭する為に、慣れないキャバクラで、無理に
馬鹿騒ぎをし、相当な酒をあおった。どうやって、帰り着いたのかも
記憶は曖昧だ。身体が酒を拒絶し、不快な目覚めになってしまった。


我らが主人公、リッチーは、14歳の頃、トランジスタラジオから
流れた「ディープ・パープル」の「ハイウェイ・スター」を聴き、
ハードロックに目覚めた。
ギターを初めて手にした時、「俺の人生が始まった」と実感した。
高校時代はバンドに明け暮れ、地元では「コンテスト荒らし」との
異名もあり、ちっとは名の知れたバンドマンだった。
上京さえすればプロに成れると信じ、東京に出た。


最初は、夢を持った連中が集結している街で、見るもの全て目新しく、
活気溢れる都会の刺激に興奮した。

しかし、そうゆう思いは、次第に薄れていった。

この街は、人に無関心だ。自分が生きるのに精一杯で、俺が路上で
声を張上げ歌っても、誰も耳を傾けてはくれない。

これだけ沢山の人がいて、誰も、俺に、見向きもしない。
村では人気者だった俺なのに、この街じゃ相手にされなかった。

バンドを組むのは難しくなかった。

楽器屋の店頭にメンバー募集の張り紙を出せば、数日でメンバーは見つ
かった。しかし、3回もスタジオに入れれば良い方で、すぐに自然分解
し、幾度となく、そんな即席バンドを繰り返した。

そして、ようやく、キーボード奏者のジョンと知り合い
「スピード・キング」を結成し、バンドマンとし道が開けた気がした。
でも、他のパートの奴には、問題をかかえ、ボーカル、ベース、
ドラムは、加入、脱退の連続で、メンバー編成を何度も繰り返した。
最強のバンドを作ろうと思っていたが、メンバーがいつも変わるバンド
にファンは付かず、とうとう、ジョンも、クビ切り魔の俺に愛想尽かし
バンドは解散した。

「スピード・キング」を解散しメンバーとは縁を切ったが、俺らのファン
だったマーギットは離れず、俺とマーギットは親密になった。

マーギットは俺の音楽での再起を信じてついてきたし、俺も、音楽で一旗
挙げる夢は持ち続けていた。

しかし、俺も30歳の誕生日を迎え、地元の旧友達の結婚、出産、家を建てた、
会社での出世、独立開業とかの話を聞き、焦りはしないが、皆は着実に人生を
歩んでいるのに、自分だけは14歳のまま止まっているように感じた。

安定と無縁だった俺だが、半年前に就職をした。

「ホーリー・ダイバー株式会社」で、ピッキングや、梱包や、配送の仕事だ。
その仕事に、やりがいや、夢や、目標なんて無かった。ただ、マーギットと
の将来を考え人生初の就職をした。いわゆる、人生の保険だ。

ロニー社長は、俺の働きぶりを評価してくれくれていたが、俺としては
ミュージシャンになるまでの腰掛のつもりだった。

しかし、残業続きの毎日で、家で曲を書いたり、ギターや、歌のトレーニン
グが疎かになってしまった。かつての、ハードロックに対する、燃え盛る
ような炎は、徐々に弱まり、消えかかりそうなロウソクのように成って
しまっていた。

マーギットが、俺を励まし続け、何とか、俺は、ミュージシャンの夢を
持ち続けられていた。

だが、元来、社会に適応できない俺は、訳もなく、職場でイラついていた。
そんな、虫の居所が悪い時に限って、上司から説教されたものだから、
日頃の鬱憤を全部吐き出し「辞めてやるよ!」と、タンカきって無断早退
した。そして、その日の晩、ロニー社長から「明日辞表を持ってこい」
と言われたのだ。所詮、俺なんて、引き止める価値ない奴って事だ。

そして、マーギットも去っていった。

何も、かもが、ガタガタガタと、音を立て崩れだしているのを、気づか
ないフリをする為に、酒で誤魔化し、今朝は最悪な二日酔いである。

辞表を出すだけとは言え、最後の出勤は、何とも感傷的な気分になる。

会社に到着すると、ロニー社長室に通され、表面的な今後の励まし程度
の事を言われ、後は事務員が、事務的に退社手続きをし、
「おつかれさまでした。次の職場でも頑張ってくださいね。」と、
心にも無い上辺の挨拶で、半年勤務した「ホーリー・ダイバー株式会社」
での会社員生活は終わった。

半年通った通勤路を、噛み締めるように、周囲を見渡し帰路についた・・。

あれ?

ん?

何故?俺の部屋の家財道具が、部屋の外に・・・?

部屋の入口前に、俺の部屋の道具が全て出してある。

とりあえず、部屋の鍵を開けようと思うが、鍵が合わない。
俺の留守中に、部屋の鍵が変えられたようだ・・。一体誰が?

ん?

一枚の便箋が、ガムテープで、テレビに貼ってある。

「三ヶ月家賃を滞納し、再三に及ぶ督促も無視したゆえ、規約に
基づき、強制退去処置致しました。不服申し立ては受付ません。
滞納金は全額返済するようお願いします。
       コーポ・エアロスミス  家主、スティーブン平」

自業自得ゆえ諦めは早かった。

ギター4本以外に金に成りそうな物も無いし、マーギットとの思い出
が詰まった部屋に未練も無く、4本のギターをかかえ、
コーポ・エアロスミスを去った。

しばらくの生活費を得る為に、リサイクルセンター「伝説のチャンピョン」
に行き、4本のギターを査定してもらった。ギブソン、オベーション、
フェンダーは計4万円になったけれど、劣化が酷い、エピフォンは買い取って
貰えなかった。

まぁ、いいさ。16歳から俺の身体の一部に成っていたエピフォンは、
俺と今後も一緒さ。地獄へ道連れさ・・・。

彼女も、仕事も、家も、家財道具も、ミュージシャンの夢も、何もかも
無くなって、エピフォンのギターと、タバコと、残金10万円だけの
30歳男でしかなくなってしまった。

辛さも、苦しさも、悲しさも、寂しさも通り越し、もう廃人に近い状態
で、あても無く、街を徘徊した。

こんな状態でも、腹は減る。

目の前に、こじんまりとした佇まいの「ラーメン天国への階段」があった。

入店すると、
「へぃ!らっしゃい!」の声と共に、BGMで、聴き慣れた
「ジューダス・プリースト」の「ペインキラー」が流れていた。

偶然、入った、この店により、リッチーの人生が大きく変わろうとは、
その時は、知る余地もなかった・・・。

つづく

この物語はフィクションです。



大草原の小さな家  シーズン4

2009年04月24日 | 映画レビュー
「大草原の小さな家」のシーズン4を全話見ました。

このドラマは、時折、人間の持つ浅ましさ、欲深さ、
自分本位さ、さもしさ、意地汚さなど、陰の部分も
描き、視聴者に人間の本性を訴えています。

このシーズン4で、特に、心に残った話は、

チャールズ・インガルスの叔父は資産家であったが亡くなり、
莫大な遺産を全てチャールズが、相続する事になった。
町中の噂に成り、周囲の人々が手のひらを変えたように
親切になり、旧来の親友のように接近してきたり、
今まで親しかった友人は妬み、憎悪や嫌悪感を
持つようになった。

まだ、遺産は一銭も入っていないのに、町唯一の商店は、
高価な物を次々取り寄せインガルス一家に売りつけました。
贅沢などしたことないインガルス一家も掛買いで次々と
不要な物を買いまくった。

学校は教科書の寄付をお願いし、教会はオルガンの寄付を
要求してきた。チャールズも入る遺産額に対して、たいした
出費じゃ無いと、町の寄付を次々とした。

チャールズが勤めていた製材所の経営者は、製材所や
土地や馬など何でもチャールズに売り渡そうとした。

しばらくして、弁護士が来たが、叔父さんは莫大な借金が
あり、借金返済と弁護士費用で、チャールズには一銭も
入らなくなってしまった。

結局、インガルス家には莫大な借金だけが出来、周囲も
同情しながらも避けるようになった。

でも、最後は、元々の友人達の協力で、家も土地も失わず
難局を乗り越えました。


金の切れ目が縁の切れ目とは言いますが、地位やお金などの
損得勘定、利用目的ではない、本当の友人は、社会的な
地位や知名度などで浮き沈みせず、苦しい時に側にいる
ものなんですね。

シェーバー故障

2009年04月24日 | 小ネタ
僕は1万円弱ぐらいのシェイバーを使用していますが、
毎回1年弱ぐらいで故障します。

多分、充電バッテリーの寿命だと思います。

僕は1回の髭剃りに30分ぐらいかかるので、毎日充電する
のが問題でしょうね。

でも、コード直通でも、動かなく成っているので、本体の基盤
の寿命かも・・・。

毎年、壊れるから5000円ぐらいのシェイバーでも良さそう・・。

ちなみに父は1000円のシェイバーを毎月買っています。

耐熱フタが破裂

2009年04月23日 | ラーメン屋さんの調理器具
餃子を焼く際は、餃子内部が見えるように、耐熱性の透明フタ
を使用しています。

しかし、今日、「パーン」と木端微塵に破裂しました。

購入する際、店員さんが
「燃え盛る火の中に何時間入れても割れませんよ」と言って
いたくせ、直火に当ててもいないのに割れるこのもろさは何で
しょう。店員さんも売る為にいい加減な事言うんですね。

以前、生放送通販番組でも、「こんなに汚したガラスも、
ひと拭きで・・・あれ・・ん・・」と、汚れが広がるばかりで
「え~通常は綺麗になります・・・・」と苦しい弁解をして
いました。

ばりごく麺(2)

2009年04月23日 | ラーメン
能條純一のコミック「ばりごく麺」の2巻を読みました。

ラーメンを題材にしたコミックは殆ど読んでいますが、
「ラーメン発見伝」以来の面白さです。

2巻になると、実際のラーメン製法と被る技術も描かれ
ていて、ラーメン屋をやっている僕でも納得する内容です。

しかし、本職のラーメン屋が監修している訳では無いと
思います。

まず、大量のゲンコツを粉々に砕いてスープをとっても、2時間
弱でこってりの豚骨スープは出来ないと思います。現に、当店も
以前は「粉砕豚骨製法」という粉々豚骨で骨のうま煮を出し尽く
そうと一定期間しましたが、1日がかりのスープ仕込みでした。

また、Wスープで魚介スープを融合するなら、コクはあっても、
1口飲んで「こってり」と感じるのには疑問を感じます。

また、ダシを短時間で出す為、2時間終始スープを混ぜ続ける
シーンがありますが、滞留がよくなり多少は違いますが、
蓋をして重石をするか、圧力釜にしたほうが賢明です。

「龍鱗麺」という実質不可能な湯きりをしている時点で、ファン
タジーとして読む必要があるのかもしれませんが。

漫画にリアリティを求め過ぎるのも何なので、今後も
楽しんで読ませて頂きます。

コミック・BAKUMAN・・・1巻

2009年04月23日 | 映画レビュー
原作「大場つぐみ」漫画「小畑健」という名作「デスノート」
コンビのジャンプ連載中の単行本を買いました。

ただ、「デスノート」コンビのコミックという情報のみで、内容
は一切知らずに買いました。

漫画家を目指す少年2人コンビと、声優を目指す同級生の恋人の
「夢と恋」を描くサクセスストーリーです。

読者で漫画家を目指す人には参考になりそうな漫画業界の裏話も
多いけど、娯楽本としては、僕はあまり楽しめませんでした。

今後、逆境、苦労話で、やたら長編化して、結局、主人公が
プロの漫画家に成り、ヒロインと結婚してハッピーエンドにな
りそうな予感です。

「デスノート」のスリリングな展開に比べ、地味な題材で、1巻
では然程、大きな動きも無く、2巻以降読む気にはなれませんでした。