のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は五大明王の一人、「金剛夜叉明王」です。
以前「仏像講座」で取り上げました金剛夜叉さま。
先に紹介しました「降三世明王」と同じで、やはり単独神としての信仰は(おそらく)なく、たぶん見られるのは五人そろってのみの場合になるでしょう。
そんな点からも、ぜひ見分けれるようになっておきたいですよね。
ただ、下手をするとこの方その五名から外されてしまう可能性もあるという、みそっかすみたいに不幸な方でもあります。
ちなみに、代わりに登場する可能性があるのはお手洗いでお馴染みの「鳥枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」です。…知ってるかな?おそらく、京都・奈良で育った方にはよくご存じかと思うんですが。
まあ、この方もいずれ紹介しますんでー。
さて、金剛夜叉さまです。
夜叉、という名前だと聞き覚えあるでしょう……てな具合に、前回「夜叉」について予めやっておきました。実はこの人を紹介する目的だったんですね。ただ、単に名前が似ている程度で、特にかかわりはないようですが。
金剛夜叉明王は過去・現在・未来の邪と欲望を取り除いてくれる神様です。
皆様お待ちかねの真言は「おん、ばざらやきしゃ、うん」です。これであちこちの邪を取り払ってもらいましょう。とりあえずは永田町あたりで唱える、それどころか大合唱してみたいですね(笑)
…誰もいなくなったりして。
梵名は「ヴァジュラヤクシャ」です。うわ、なんだか知らんけど、やたらかっこいーですね!どこぞのヒーローみたい(そうか?)
これで「金剛杵の威力を持つ夜叉」という意味になります。
ところで金剛杵(こんごうしょ)ってなんでしょう?
「杵(きね)」だと、みなさまお馴染み(でもないか)餅つく道具ですね。しかし「金剛杵」となると…金剛力士像がもっている短槍みたいなものを言います。インドではこれをヴァジュラといい、雷を放つ武器だそうですよ。
手がいっぱいある方(多臂像)などは持っているかもしれないので、よく見てみて下さい。わかんないけど。
と、そんな(↑)名前の意味にもなっている割に、持っているのは五鈷杵(ごこしょ)と金剛鈴(こんごうれい)なんですね。簡潔に書くと、五又の武器と鐘です。ちなみに像は三面六臂で中央は五眼となってます。簡単に書くと、顔が三つで手が六本。真ん中の顔は目が五つ、となってます。
これだけ聞くと昆虫か、はたまたどこぞの魔獣のような雰囲気ですね(笑)
で、見分け方はそのまま、目立つ左右の手が先に紹介しました武器と鐘をお持ちの方です。
お姿は胸前で両手を交互にぐるぐる回すような雰囲気ですね。例えるなら、とんねるず木梨さんの仮面ノリダーで、技を出す際の「ノリだぁ…」みたいなポーズです。
余計ややこしいですか。まぁ、詳しくは写真見て下さい。
足元は普通に蓮華座になります。もし五名が横並びであれば、たいていは右端にいるはず、です。方位で言えば北方に位置してます。
あれ、結構いいポジションですよね。
…と、まあそんな感じの方でした。
名前がこれだけかっちょえー方なんですが、像となるとなんだか一番いけてない金剛夜叉さま。あのね、像はどうにも中途半端な感じでして…。
これから作る方はぜひ「醍醐寺・宝物館」の金剛夜叉様を参考にして下さい。大きさはあまりありませんが、流れるようなポーズが歌舞伎ちっくで実にかっこいい像ですよん。
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◎東京国立博物館 「最澄と天台の国宝」展 開催中◎ ⇒ ひでるさん行ってきました。
※これに掲載しているのは東寺の金剛夜叉明王でした。でも説明がちょっとだけ。
本日は五大明王の一人、「金剛夜叉明王」です。
以前「仏像講座」で取り上げました金剛夜叉さま。
先に紹介しました「降三世明王」と同じで、やはり単独神としての信仰は(おそらく)なく、たぶん見られるのは五人そろってのみの場合になるでしょう。
そんな点からも、ぜひ見分けれるようになっておきたいですよね。
ただ、下手をするとこの方その五名から外されてしまう可能性もあるという、みそっかすみたいに不幸な方でもあります。
ちなみに、代わりに登場する可能性があるのはお手洗いでお馴染みの「鳥枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」です。…知ってるかな?おそらく、京都・奈良で育った方にはよくご存じかと思うんですが。
まあ、この方もいずれ紹介しますんでー。
さて、金剛夜叉さまです。
夜叉、という名前だと聞き覚えあるでしょう……てな具合に、前回「夜叉」について予めやっておきました。実はこの人を紹介する目的だったんですね。ただ、単に名前が似ている程度で、特にかかわりはないようですが。
金剛夜叉明王は過去・現在・未来の邪と欲望を取り除いてくれる神様です。
皆様お待ちかねの真言は「おん、ばざらやきしゃ、うん」です。これであちこちの邪を取り払ってもらいましょう。とりあえずは永田町あたりで唱える、それどころか大合唱してみたいですね(笑)
…誰もいなくなったりして。
梵名は「ヴァジュラヤクシャ」です。うわ、なんだか知らんけど、やたらかっこいーですね!どこぞのヒーローみたい(そうか?)
これで「金剛杵の威力を持つ夜叉」という意味になります。
ところで金剛杵(こんごうしょ)ってなんでしょう?
「杵(きね)」だと、みなさまお馴染み(でもないか)餅つく道具ですね。しかし「金剛杵」となると…金剛力士像がもっている短槍みたいなものを言います。インドではこれをヴァジュラといい、雷を放つ武器だそうですよ。
手がいっぱいある方(多臂像)などは持っているかもしれないので、よく見てみて下さい。わかんないけど。
と、そんな(↑)名前の意味にもなっている割に、持っているのは五鈷杵(ごこしょ)と金剛鈴(こんごうれい)なんですね。簡潔に書くと、五又の武器と鐘です。ちなみに像は三面六臂で中央は五眼となってます。簡単に書くと、顔が三つで手が六本。真ん中の顔は目が五つ、となってます。
これだけ聞くと昆虫か、はたまたどこぞの魔獣のような雰囲気ですね(笑)
で、見分け方はそのまま、目立つ左右の手が先に紹介しました武器と鐘をお持ちの方です。
お姿は胸前で両手を交互にぐるぐる回すような雰囲気ですね。例えるなら、とんねるず木梨さんの仮面ノリダーで、技を出す際の「ノリだぁ…」みたいなポーズです。
余計ややこしいですか。まぁ、詳しくは写真見て下さい。
足元は普通に蓮華座になります。もし五名が横並びであれば、たいていは右端にいるはず、です。方位で言えば北方に位置してます。
あれ、結構いいポジションですよね。
…と、まあそんな感じの方でした。
名前がこれだけかっちょえー方なんですが、像となるとなんだか一番いけてない金剛夜叉さま。あのね、像はどうにも中途半端な感じでして…。
これから作る方はぜひ「醍醐寺・宝物館」の金剛夜叉様を参考にして下さい。大きさはあまりありませんが、流れるようなポーズが歌舞伎ちっくで実にかっこいい像ですよん。
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※これに掲載しているのは東寺の金剛夜叉明王でした。でも説明がちょっとだけ。
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