玉川温泉 最終入浴06年5月
秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢 日帰り入浴600円 7:00~20:00
鹿角市から国道341号線にて南下します。
八幡平へは行かずにそのまま道なりに田沢湖方面に進むと左手に温泉に通じる分岐になります。
自分が訪れた際はこの分岐のところに誘導のおじさんがいました。
全国的にガン等の療養や湯治で有名なので駐車場のキャパが足りないのです。
建物前は宿泊者専用。少し手前の坂の上に玉川園地駐車場があります。
自分はラッキーなことに園地駐車場を利用できましたが、それが無理なら誘導のおじさんの指示に従ってそこで待つか、近隣(と言っても国道は駐車禁止)に車を置いて結構歩くか…。
だいたい日帰り入浴だったとしても、普通の温泉と違って皆さん簡単に帰るわけがないのです。
ここでの入浴はレジャー気分は一掃。真摯な気持ちで臨まないと失礼。
そもそも館内には診療所まであります。
正真正銘、全てにおいて全国一の湯治場です。
入浴の仕方は2種類。
①園地の自然探究路の岩盤一帯でゴザを敷いて岩盤浴をする。
②建物大浴場にて普通入浴する。
普通なら喜んで岩盤にゴザを敷いて1時間くらいタオルをかぶって寝っ転がりたくなるはずですが、完全に遠慮しました。
日本で唯一の特別天然記念物『北投石』の効果を期待して皆さん真剣に湯治してます。
露天風呂もあるのですが、にこにこして入る自分がこの場に居て正しいとも思えず…。
でも折角来たので皆さんに心の中でエールを送りながら一回り。
で、本館にて入浴です。
浴場はヒバ造り。
玉川温泉はラジウムを含有している世界でも珍しい塩酸を主成分とした強酸性の泉質です。
1ヶ所からの湧出量は9,000リットルの熱湯が噴出して日本一。
これだと鉄筋の浴槽ならすぐぼろぼろになるのでしょうね。
で、浴場には露天風呂、気泡湯、打たせ湯、箱蒸し等一通り設備はそろっているのですが、基本は源泉100%、50%の湯船に浸かることです。
まずは50%に十分慣らしてから100%に入浴が順番。
酸性度が強いので身体がひりひり痛くなるのです。
治療の人は我慢しているようだが100%は私には無理。当然皆さん100%の効能の効果を期待しているのでそちらの方が人気。
自分は空いている50%の湯にじーっと。
気づけば恰幅の良い怖そうなモンモンの人と同じ湯船に2人だけ…。
あれ、空いていたんじゃなかったのかな。まずい…?。