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集団の強みと盲点 ~人間集団の特性とは?~

2015年02月18日 | 集団・組織




『集団の強みと盲点 ~人間集団の特性とは?~』
(1) 集団は、個人の単なる総和とは異なる特性をもつ。(ゲシュタルト心理学)
(2) 孤立から集団へ:脅威から身を守り、生存・安全・安心のために、互助・互恵・協力。
(3) 集団凝集性(まとまり):規範(ルール)と同調圧(反対意見の排斥)
1) 集団のまとまりを維持するためには、規範(ルール)が必要。
2) 集団のまとまりや一体感を維持するために、意見の全員一致を求め、反対意見を排斥することがある。
(4) リスキーシフト(集団の安心感・責任の分散)、暴動(皆でやれは怖くない・匿名性)
1) 集団は、生存・安全・安心のために形成されたのに、堅実でないリスクの大きい意思決定を行うことがある。
2) 集団を維持するための規範が、集団の安心感や匿名性によって、破られることがある。
(5) 責任の分散(匿名性)・社会的手抜き(集団に隠れて、分からないと思っている)
(6) 相互影響:薫陶・文化・風土(暗黙知・強化随伴性)と、悪影響(朱に交われば赤くなる)。
1) 人格的な陶冶がなされ、文化や風土が形成されることもあれば、悪影響を受けることもある。
(7) 競争・社会的比較と、協同・平等(集団内の競争もあれば、集団間の競争もある)
(8) 口コミ・評判・紹介・集合知(正しい情報と知識の集積)と、噂・デマ・風評(間違った情報)

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