【ニューヨーク＝福井浩介】テニスの四大大会、全米オープンは１２日（日本時間１３日）、ニューヨークで女子シングルス決勝が行われ、第４シードの大坂なおみ（２２）（日清食品）は１―６、６―３、６―３で元世界ランキング１位のビクトリア・アザレンカ（３１）（ベラルーシ）に逆転勝ちして２年に四大大会通算では２０１９年の全豪オープンに続き３度目。李娜（中国）の２勝を抜き、男女を通じてアジア勢最多となった。世界ランクは９位から３位に浮上する。
今年の全米オープンは、新型コロナウイルスの世界的流行後に初めて行われた四大大会で、感染防止のため無観客で開催された。
大坂なおみの話「２年前なら第１セットを落として心が折れていたと思う。これまでの全ての試合が私を成長させ、成熟させてくれた。ずっと精神的に強い人になりたいと思っていたが、一歩近づけた」。