田中真紀子元外相(無所属)が29日の衆院本会議で民主党会派の代表質問に立ち、麻生太郎首相の施政方針演説を「空疎な言葉の壮大な羅列だ」とこき下ろすなど、「真紀子節」を披露した。
野党内の評価は「華がある」(民主党国対筋)から「期待はずれ」(社民党幹部)と分かれたが、強烈なキャラクターをもつ田中氏だけに、民主党は次期衆院選勝利に向け、国会内外で田中氏に協力を仰いでいく考えだ。
田中氏は質問者として登壇するのは初めて。国会質問も平成19年10月、就任直後の福田康夫首相(当時)に「背水の陣内閣成立おめでとうございます」と嫌みを言って以来のことだ。
民主党が田中氏を質問者に起用した背景には、政権奪取への戦略が見え隠れする。田中氏は小沢一郎代表と親しく、「2人で全国を応援に回れば集票効果は絶大だ」(同党関係者)というわけだ。
代表質問で田中氏は、麻生首相を「いつまでもぐずぐずと醜態を天下にさらしているのは、日頃からスタイルを気にしている首相には似つかわしくない」と早期退陣を要求した。
一方で「小沢代表率いる民主党に政権を委ねたいという声が日本全国に満ち満ちている」と小沢氏を持ち上げることも忘れなかった。
ただ、「田中氏の発言は批判というより悪口」(公明党幹部)との指摘がある上、麻生首相も答弁の原稿を棒読みするなど見せ場に欠き、両者の「初対決」は不発に終わった。
【産経ニュース】
暫くぶりで聞く田中真紀子節だったが、麻生首相は原稿答弁に終始し相手にしないで終わった。
一方田中氏節のなかに、高級背広着用・スタイルとかをしているのだから・・・など質問にならないような内容で、インパクトの無いものに聞き惚れるような突っ込みは無く、今ままでの真紀子節には程遠いものに聞こえた・・・・・