ゴールデンウイークを海外で過ごす人たちの出国ラッシュが28日、成田空港で始まった。成田国際空港会社の推計ではこの日、約5万300人が出発。出発ロビーは、大きな旅行バッグを持った家族連れなどで混雑した。同社によると、期間中(4月27日-5月6日)に同空港の出入国者数は過去最多の約72万7000人に上る見込み。JTBによると、北京五輪を控え好景気に沸く中国の人気が回復し、香港やマカオへの旅行客が目立つという。
格差を感じさせない日本・裏側が見えない
小生もパソコンを使用するようになって、文章を書く・漢字を忘れるといった単純な文章に誤字・脱字が増えたことに、文章の内容に不安を感じてきていることに危機感を感じていることは確かである。これからの日本語の将来は等と考えると下記コラムを参考にすることも、これからのビジネスマンにはに必要不可欠な事だろう。
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「書くコスト」が下がったおかげで文章力まで低下してしまった。
若手ビジネスパーソンの文書が分かりにくい理由をベテランコンサルタントがズバリと指摘する。
■若手の文章はココがダメ!
■正確に伝わる文章を書く4つのポイント
■文章チェックの方法
IBMビジネスコンサルティングサービスの岩上昌夫さんは、パートナーという立場上、社内外の多種多様な書類を見る。ダメなビジネス文章を読まされることもある。最近感じるのは、伝えたいことが明確になっていない文章を書く人の増加だという。
「パソコンで文書を作るようになってから、手書きの時代に比べて文章を書くためのコスト(時間・労力)がかからなくなりました。簡単に書けて簡単に修正できるため、丁寧に考えていない文章が増えたように思います」「とりあえず書こう」「後で直せばいい」と考えるのは、書き始めるハードルを下げるにはいいかもしれない。
しかし、それが行き過ぎると、自分がその文章で読み手に何を伝えたいのかを深く考えなくなってしまう。
岩上さんによれば、文章の良し悪しは、「趣旨が明確か」「構成が整っているか」という2点で8割方が決まる。つまり書き始める前に「手抜き」があると、文章のレベルが明らかに低下するのである。
伝える内容がはっきりしても、構成が整っていなければ相手の理解度は低くなる。相手を納得させるには、必要な要素を過不足なく盛り込むことが欠かせない。「自分が提示した事柄に対しての論証がない書類をよく見ます。これでは自分の考えをむやみに押しつけているだけの文章になりかねません」
次に大切なのが、一つひとつの文章表現だ。例えば、主語や目的語がない文章は正しく理解されない。書いた本人はそれらが自分の頭の中に入っているので、省略しても気にならない。しかし文章は他者に読ませるものだ。初めて読む人が理解できるように書かなければならない。書き手はまず、「分かるだろう」という先入観を捨てるべきである。
「文書とは非対面かつ非同期のコミュニケーション手段です。自分が書いて相手に送った文章は、時差をもって読まれ、付加的な説明をする機会があまりない。その点を認識することが必要なのです」
用語や言葉の選び方にも気を配らなければならない。複数の意味を持つ言葉はできるだけ使わない方がよい。「『プロセス』などのカタカナ語には、意味が複数ある。日本語や日本社会にその概念がない言葉も多くあります。そのような言葉を使うと、読み手によって受け取り方が違ってしまう恐れがあります」。
ただし例外もある。社内や業界で確実に通用する用語なら、状況に応じて積極的に使った方が、間違いのない共通理解が得られることもある。
「経営者向けプレゼンなどでは、あえて業界用語や難しい言葉を使った方が強い印象を与えるのに効果的な場合もあります」。書き終えたら、パソコンの画面で見直すだけでなく、プリントアウトして読む。紙に印刷されると文章の印象も変わる。分かりやすいものに仕上がっているかどうかを客観的に判断するためにも、読む人と同じ条件で確認しよう。
伝え方によって相手の理解の仕方が変わる。それはその後の状況に大きな影響を及ぼす。ビジネスの成果が上がるかどうか、文章が重要なカギを握っているのだ。
岩上昌夫氏
1961年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了後、プラントエンジニアリング会社の設計技術者、会計監査系コンサルティング会社を経て2002年から現職。