親愛なるアッティクスへ
今、設計事務所によるマンション・ホテルなどの耐震データ偽造事件が問題になってますよね。
まず、民間の検査機関の側で言えば、いくら役所のマニュアルに沿ってやっているからと言っても、明らかに怠慢だと思います。
おそらく、国土交通省も検査機関も、こういう物を偽造するなんて事は、まったく想定してなかったのでは?と思います。
パソコンで作成する建設関係の色々な書類は、私も作っていて、「まるで、偽造されるということを前提としてないな。」と思う物がたくさんありましたよ。
役所的には、「そんな、営業停止、指名停止にされるようなことを、自ら進んでやるやつがいるわけがない。」という発想でしょうか。
(中には、役所から「この書類を出せ!」と言われ作成する書類もあるのですが、多くが、ただ受け付けるだけであることが多く、「だったら、書いてあることが、本当のことなのかどうかわからないでしょ?」と言う場合もあります。つまりは、明らかに役所の自己満足的な書類・・・。)
一方で、提出サイドに絞れば、構造計算の下請け設計事務所は、一人で罪を被るつもりみたいですけど、実際のところ、大元であるデベロッパーからの、有形無形のコスト削減圧力こそが主因でしょう。
おそらく、この問題は、この程度の拡がりでは収まらないと思われます。
なぜなら、この点で、私には、思い当たることがあるからです。
二年ほど前、私はある地場ゼネコンの社長さんと会食したことがあるのですが、当時、建設業もどん底だったこともあり、その社長さんは業績の厳しさばかりを口にされておられました。
で、私が、「でも、現実に***建設**とか、***さんなんか、好業績をあげている新興の建設デベロッパーもあるわけじゃないですか。」と言ったところ、その社長曰く、「あれはね、見ててごらん。10年後には社会問題化するよ。」と言われました。
それが何を意味しているのかはそのときはわかりませんでしたが、今回、この問題の中で、そのとき話に出た一社が取りざたされたのをみて、「ああ、こういうことだったのか。」と今更ながらに得心した次第でした。
これは何も、耐震データ偽造だけではないと思われます。
おそらく、あれは氷山の一角であり、他社が建設不況の中で、軒並み、業績悪化で苦しんでいる中、こういう会社が桁違いに業績を伸ばしてきた背景には、徹底した・・・というよりも、むしろ、「手段を選ばない」と言った方が正確なまでの、コストダウンがあったのだろうと思います。
となれば・・・。
もちろん、すべてが違法なことだとは言いませんが、こういった新興の企業人にどの程度、モラル意識というものがあったのかと言われれば、少々、疑問ではあります。
むしろ、今のヒルズ族と言われる人たちに代表されるような、勝ち組と言われる人たちに、性善説を期待する社会の仕組みがおかしいのだと思います。
下請け設計事務所の方も、それを断っていたら、仕事は来ないわけですから、仕方ない!という上で引き受けていたのだろうと・・・。
まあ、家の問題に限らず、急成長している会社のものを買うときは、むしろ、気をつけるべし!という教訓でしょう。
同業他社が業績が伸びてない中、値段も変わらないのに、その会社だけが伸びているというのは、つまりは、どの部分かの経費を削っている・・・という場合が大きいのですから。
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今、設計事務所によるマンション・ホテルなどの耐震データ偽造事件が問題になってますよね。
まず、民間の検査機関の側で言えば、いくら役所のマニュアルに沿ってやっているからと言っても、明らかに怠慢だと思います。
おそらく、国土交通省も検査機関も、こういう物を偽造するなんて事は、まったく想定してなかったのでは?と思います。
パソコンで作成する建設関係の色々な書類は、私も作っていて、「まるで、偽造されるということを前提としてないな。」と思う物がたくさんありましたよ。
役所的には、「そんな、営業停止、指名停止にされるようなことを、自ら進んでやるやつがいるわけがない。」という発想でしょうか。
(中には、役所から「この書類を出せ!」と言われ作成する書類もあるのですが、多くが、ただ受け付けるだけであることが多く、「だったら、書いてあることが、本当のことなのかどうかわからないでしょ?」と言う場合もあります。つまりは、明らかに役所の自己満足的な書類・・・。)
一方で、提出サイドに絞れば、構造計算の下請け設計事務所は、一人で罪を被るつもりみたいですけど、実際のところ、大元であるデベロッパーからの、有形無形のコスト削減圧力こそが主因でしょう。
おそらく、この問題は、この程度の拡がりでは収まらないと思われます。
なぜなら、この点で、私には、思い当たることがあるからです。
二年ほど前、私はある地場ゼネコンの社長さんと会食したことがあるのですが、当時、建設業もどん底だったこともあり、その社長さんは業績の厳しさばかりを口にされておられました。
で、私が、「でも、現実に***建設**とか、***さんなんか、好業績をあげている新興の建設デベロッパーもあるわけじゃないですか。」と言ったところ、その社長曰く、「あれはね、見ててごらん。10年後には社会問題化するよ。」と言われました。
それが何を意味しているのかはそのときはわかりませんでしたが、今回、この問題の中で、そのとき話に出た一社が取りざたされたのをみて、「ああ、こういうことだったのか。」と今更ながらに得心した次第でした。
これは何も、耐震データ偽造だけではないと思われます。
おそらく、あれは氷山の一角であり、他社が建設不況の中で、軒並み、業績悪化で苦しんでいる中、こういう会社が桁違いに業績を伸ばしてきた背景には、徹底した・・・というよりも、むしろ、「手段を選ばない」と言った方が正確なまでの、コストダウンがあったのだろうと思います。
となれば・・・。
もちろん、すべてが違法なことだとは言いませんが、こういった新興の企業人にどの程度、モラル意識というものがあったのかと言われれば、少々、疑問ではあります。
むしろ、今のヒルズ族と言われる人たちに代表されるような、勝ち組と言われる人たちに、性善説を期待する社会の仕組みがおかしいのだと思います。
下請け設計事務所の方も、それを断っていたら、仕事は来ないわけですから、仕方ない!という上で引き受けていたのだろうと・・・。
まあ、家の問題に限らず、急成長している会社のものを買うときは、むしろ、気をつけるべし!という教訓でしょう。
同業他社が業績が伸びてない中、値段も変わらないのに、その会社だけが伸びているというのは、つまりは、どの部分かの経費を削っている・・・という場合が大きいのですから。
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今日は忙しくてまだ読んでません_m(__)m
後で!
私も今日は忙しくて、まだ何も手を付けられそうにありませんm(__)m
トラブルが頻発していましたね。。。
そうゆうことだったのでしょうか??
だとすれば。。事故ではなく。。。。。
過失でもなく。。。
明らかに詐欺ですね。。