今日は、この冬一番寒い日でした。
さすがに大寒の寒さは凍りつくようです。
今までとは体感温度が全然違います。
さっき、かすかに、春の雪解けの頃の土のにおいを思い出しました。
最近ではあまり感じる機会が減りましたが、保育園の頃の思い出として強烈に残っています。
春の日差しで土が温かくなり、そのあたたかさで匂う大地のにおいです。
たぶん、背の小さな子供だからでしょう。
全身で春のにおいを感じ取っていました。
まだまだ、雪解けにはほど遠い寒い時期ですが、そういえば、冬のにおいもありますね。
冬を感じるにおい。
今は冬の匂いを忘れてしまったけど、朝の冷たい空気と白い息、そして雪の風景が頭に広がります。
こうして書いていると、夏のにおいも思い出しました。
雨が降った時のアスファルトの匂い。
あ、一瞬だけど、このアスファルトの匂いがよみがえってきた。
あの小さかった保育園の頃に感じとった春の匂い。
身体の五感を通して匂いを認識していたのは、今と変わらない私です。
夏の雨の匂いを認識していたのも、今ここにある私。
こうして書いていて、あの時と今のわたしを同じと書いているのに、
実際には時を隔てているので、認識している私を別々のように感じていました。
本当の私は、江戸時代であろうと、縄文時代であろうと、時を越えて存在するひとつながりの存在です。