風に乗るつばめの歌

日々の出会いは神様からの贈り物

冬の匂い

2017-01-23 23:45:45 | 日記

今日は、この冬一番寒い日でした。

さすがに大寒の寒さは凍りつくようです。

今までとは体感温度が全然違います。

 

さっき、かすかに、春の雪解けの頃の土のにおいを思い出しました。

最近ではあまり感じる機会が減りましたが、保育園の頃の思い出として強烈に残っています。

春の日差しで土が温かくなり、そのあたたかさで匂う大地のにおいです。

たぶん、背の小さな子供だからでしょう。

全身で春のにおいを感じ取っていました。

 

まだまだ、雪解けにはほど遠い寒い時期ですが、そういえば、冬のにおいもありますね。

冬を感じるにおい。

今は冬の匂いを忘れてしまったけど、朝の冷たい空気と白い息、そして雪の風景が頭に広がります。

こうして書いていると、夏のにおいも思い出しました。

雨が降った時のアスファルトの匂い。

あ、一瞬だけど、このアスファルトの匂いがよみがえってきた。

 

あの小さかった保育園の頃に感じとった春の匂い。

身体の五感を通して匂いを認識していたのは、今と変わらない私です。

夏の雨の匂いを認識していたのも、今ここにある私。

 

こうして書いていて、あの時と今のわたしを同じと書いているのに、

実際には時を隔てているので、認識している私を別々のように感じていました。

本当の私は、江戸時代であろうと、縄文時代であろうと、時を越えて存在するひとつながりの存在です。