9月に入っても続いていた暑さに、恵みを与える台風の雨。
今朝は七時、降り始めの小雨の中を、友人からの紹介で、毎月8日に行われている坂ノ上の薬師堂の例会を見学しに伺いました。
麓に車を止めると、山の中腹から、雨で湿った空気の中を、読経の声が低く響いてきます。
参道の石段をあがると、いつもは閉まった扉が開け放たれて、右に町内の当番の方が3名、左に御詠歌を吟じるご夫人の方2名と、真ん中の陽明寺の住職さんを挟み、一緒にお念仏を唱和されていました。
声と木魚と鐘のアンサンブルが、眼下に見渡す雨の坂ノ上の町内へ染み渡っていきます。
境内の中は10畳のほどの広さでしょうか、正面にいまだ金色の光が失せていない薬師如来さんが鎮座し、その両サイドを15の木像たちが脇を固めていました。
10分ほどの読経の後に、「あとは、よろしく」との声をおかけになって住職さんは退席し、続いてお二人のご婦人による5つのご詠歌が披露されました。
薬師如来のご栄光をたたえるような詞に、耳の底に残る鈴と鉦(しょう)の凛とした音色。
ご詠歌が唄い終わって、「おつかれさまでした」の声に、全体で25分ほどの例会が終わりました。
私の方から自己紹介と今日の訪問動機をお伝えすると、そのまま居残っていただいて、壁に貼ったメの字の張り紙のことやこの薬師堂の由来などについて、いろいろと教えていただきました。
前日には周りを掃き清められたという清潔なお堂の扉を閉めながら、「残していくのは、なかなか大変だな」とポツリ。
決して声高ではないつぶやきに、伝統を守っていくことの重みを感じると共に、守ってきたことに対する地域の方々の矜持・誇りを感じた一言でした。
今朝は七時、降り始めの小雨の中を、友人からの紹介で、毎月8日に行われている坂ノ上の薬師堂の例会を見学しに伺いました。
麓に車を止めると、山の中腹から、雨で湿った空気の中を、読経の声が低く響いてきます。
参道の石段をあがると、いつもは閉まった扉が開け放たれて、右に町内の当番の方が3名、左に御詠歌を吟じるご夫人の方2名と、真ん中の陽明寺の住職さんを挟み、一緒にお念仏を唱和されていました。
声と木魚と鐘のアンサンブルが、眼下に見渡す雨の坂ノ上の町内へ染み渡っていきます。
境内の中は10畳のほどの広さでしょうか、正面にいまだ金色の光が失せていない薬師如来さんが鎮座し、その両サイドを15の木像たちが脇を固めていました。
10分ほどの読経の後に、「あとは、よろしく」との声をおかけになって住職さんは退席し、続いてお二人のご婦人による5つのご詠歌が披露されました。
薬師如来のご栄光をたたえるような詞に、耳の底に残る鈴と鉦(しょう)の凛とした音色。
ご詠歌が唄い終わって、「おつかれさまでした」の声に、全体で25分ほどの例会が終わりました。
私の方から自己紹介と今日の訪問動機をお伝えすると、そのまま居残っていただいて、壁に貼ったメの字の張り紙のことやこの薬師堂の由来などについて、いろいろと教えていただきました。
前日には周りを掃き清められたという清潔なお堂の扉を閉めながら、「残していくのは、なかなか大変だな」とポツリ。
決して声高ではないつぶやきに、伝統を守っていくことの重みを感じると共に、守ってきたことに対する地域の方々の矜持・誇りを感じた一言でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます