八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~

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【自然情報】 5/19「八幡平山頂」

2017-05-19 16:26:07 | 八幡平山頂周辺

5月19日快晴に恵まれ、予定通り八幡平山頂周辺に出かけました。

途中、アスピーテラインから「鳥海山」が見えていることに気づき、喜びをかみしめながら「大深沢展望台」に立ち寄りました。 

   

見える見える! 秋田県対角線上、山形県境の「鳥海山」と今日は「月山」も。その他、秋田駒ヶ岳など八幡平を取り囲む山々がそろい踏みです。

「見返峠駐車場」から登り始める分岐のこのあたりは一週間前と比べると、ずいぶん雪解けが進んでいました。

分岐を鏡沼方向に進むとここでもまた、左の「畚岳」の右側に「月山」と「鳥海山」が見えています。

 

 そして、どなたが名付けたものか、ドラゴンアイと呼ばれている「鏡沼」の今の姿。

氷が解けて沼の周りに深い藍色?群青色?天候やら、解け具合によって変わる縁取りの色を楽しめます。

どの色が一番! というこだわりもあるかもしれませんが、今の時期限定の自然現象です。

    

こちらは「メガネ沼」の右目?の方。この色を何色というのか、色見本と照合してみると、「水浅葱」に近いと思います。

自然の色の奥深さというか、自然の色の一つ一つに名前を付けた日本人の感性に感動です。

夏道はまだ出ていませんが、目印の竹ざおをたどって行くと300番の指導標が付いた山頂が見えてきました。

大分雪解けが進んだとはいえ、山頂の雪はまだ1m以上あります。

展望台からは北西側に青森県の「岩木山」が見えています。

北側、青のグラデーションの向こうに「八甲田連峰」。山の青さと空の色が同じでした。

オオシラビソ越しの「岩手山」とその左奥には「早池峰山」

南西側に見える「鳥海山」もオオシラビソ越し。

「ガマ沼」の向こうに右側に「岩手山」、左側に「茶臼岳」

「八幡沼」の縁取りが大分進んできました。

 今日は晴天で、竹ざおがにぎやかに見えますが、濃霧の日にはこの竹ざおが重要な役目を果たしてくれます。

この間隔は、濃霧の日でも次の竹ざおが見える位置に取り付けられているそうです。

「八幡沼」北側の歩道は一部雪が解けて木道と湿原が露出していました。

雪解けの湿原にワタスゲの花芽見っけ!

「源太森」から見る「鳥海山」。気温が大分高くなっていますがまだ見えています。

青の景色の向こうに「八甲田連峰」。空との境目?

見返峠公衆トイレの付近は雪解けが大分進んでライムグリーンのフキノトウが一杯。

「源太森」でランチされていた方が、「何も考えずボ~としています。明日仕事に行きたくないなー」と、話しておられました。

この景色の中に身を置いていたら理解できます。

新緑の緑、遠くまで続く山並みは青のグラデーション。日本の伝統色で表現すると緑系75色、青系62色だそうです。とても区別できませんが、その素晴らしさは理解できます。

とてもいい日に来ることができました。

   あべ

 

 


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