8月10日 晴れ
ベコ谷地登山口前から後生掛温泉の横を通り、国見台、毛せん峠、避難小屋、鬼ヶ城、ベコ谷地のルートをパトロールしてきました。
登山道の入口です。9時からパトロールを開始ししました。
最初は緩やかな上り坂が続き左手に後生掛温泉を見下ろしながら進んで行きます。
イワハゼとシラタマノキが隣り合う様に実をつけていました。
イワハゼ
シラタマノキ
1時間半程歩くと道幅が狭く、岩がゴロゴロしした道になります。
毛せん峠に向かう途中で出発点付近の後生掛温泉の大湯沼を眺める事が出来ました。
ササに囲まれた道を進んでいくと
平坦な道に出ました。
毛せん峠はもうすぐそこです。
この道にはガンコウランが沢山生えていました。
ガンコウランの花は赤く、峠付近には、沢山生えているため赤い絨毯(毛せん)の様に見えることから毛せん峠という名前がつきました。
ガンコウランの他にもエゾオヤマリンドウなど夏の終わりを告げる花も咲いていました。
毛せん峠到着
毛せん峠から焼山避難小屋へ。この辺りは尾根になっていて、風が強く背が高い植物が無く草原の様です。
歩いていると目の前にホシガラスが姿を現してくれました。
ホシガラスはハイマツ、オオシラビソなどの実を良く食べています。
カラスと同じで「ガーガー」と鳴くのですが、おなかに白い斑点があるのが特徴です。
焼山避難小屋に到着!
ここから名残峠方面に進んでいきます。
鬼ヶ城付近
この様な看板が名残峠に向かう途中にあるのちゃんと登山道を歩きましょう。
また焼山避難小屋に戻り、湯ノ沢ルートでベコ谷地登山口へ向かいます。
避難小屋からまもなく、道幅が狭い火口の縁を通って行きます。
※避難小屋からベコ谷地へ向かうルートは道が分かりづらく案内人が必要なルートです。
水蒸気爆発が起こった火口
焼山は、元鉱山なので昔の建物の基礎が残っています。
湯ノ沢の川底には、湯の花が沈殿し温泉が流れています。
湯ノ沢に沿って歩き、途中から再び登山道を歩いてベコ谷地方向に向かいます。
ベコ谷地は昔、牛を放していたのでこの様な名前がつきました。その名前の通り大きな平地になっています。
ベコ谷地からの帰り道でマガタマハンミョウがいました。素早くちょこちょこと歩いていて可愛らしかったです。
この橋を渡ると出発した駐車場に到着します。これでパトロール終了です。
盗掘された跡が無いのは一番ですが、ホシガラスやマガタマハンミョウを見れて嬉しかったです。
湯ノ沢沿いは案内人が必要なのですが川底の色がとてもキレイなので是非、案内人の方と一緒に歩いてみて下さい。
インターン生 粂川