自作の俳句(長谷川圭雲)(478)(479)(480)(481)
円覚寺 濁った心に 仏の灯
(2015・10・8:北鎌倉円覚寺にて)
円覚寺 禅の心を ひたすらに
(2015・10・8:北鎌倉円覚寺にて)
円覚寺 堂塔つらぬく 秋落ち日
(2015・10・8:北鎌倉円覚寺にて)
浮舟の 苦しみ綴(つづ)る 式部の手
(2015・10・10)
***
源氏物語51帖「浮舟(うきふね)」を読みながら、ふとこの句が出て来た。
光源氏の妻、女三宮(おんなさんのみや)と柏木との不義密通で生まれた薫と今上帝(きんじょうてい)の皇子匂宮(におうのみや)の求愛を受け、薫に誠(まこと)を認めながらも、薫を装って夜浮舟の寝所に忍び込んだ匂宮に体を許した浮舟。薫(かおる)に対する愛と匂宮の体に惹かれていく浮舟の苦悶。浮舟はついに宇治川に身を投げてしまう。それを筆で書き綴っていく式部の手がふと浮かんだ。
ハセケイ コンポジション(218)・hasekei composition(218)
円覚寺 濁った心に 仏の灯
(2015・10・8:北鎌倉円覚寺にて)
円覚寺 禅の心を ひたすらに
(2015・10・8:北鎌倉円覚寺にて)
円覚寺 堂塔つらぬく 秋落ち日
(2015・10・8:北鎌倉円覚寺にて)
浮舟の 苦しみ綴(つづ)る 式部の手
(2015・10・10)
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源氏物語51帖「浮舟(うきふね)」を読みながら、ふとこの句が出て来た。
光源氏の妻、女三宮(おんなさんのみや)と柏木との不義密通で生まれた薫と今上帝(きんじょうてい)の皇子匂宮(におうのみや)の求愛を受け、薫に誠(まこと)を認めながらも、薫を装って夜浮舟の寝所に忍び込んだ匂宮に体を許した浮舟。薫(かおる)に対する愛と匂宮の体に惹かれていく浮舟の苦悶。浮舟はついに宇治川に身を投げてしまう。それを筆で書き綴っていく式部の手がふと浮かんだ。
ハセケイ コンポジション(218)・hasekei composition(218)