自作の俳句

長谷川圭雲

0809健太郎日記・勝手に春樹讃歌「騎士団長殺し・顕れるイデア編 プロローグ」

2017-06-06 10:31:54 | 自作の俳句

     勝手に春樹讃歌「騎士団長殺し・顕れるイデア編 プロローグ」

                 ――― 長谷川圭一

 

 この頃本を読むことが少なくなったが、久しぶりに春樹の「騎士団長殺し」を手にして、引き込まれてしまった。前作「1Q84」から更に新しい模索の感じられる作品である。第1部「顕(あらわ)れるイデア編」を読んだ後、すぐに第2部「遷(うつ)ろうメタファー編」を買った。

 先ず、ページをめくると序言「プロローグ」で作者は物語の流れを暗示する。

 顔のない男の肖像画を描こうとする画家。そして不思議な、少女の持っていたペンギンのお守りのはたらき。

 まさに村上春樹の真骨頂である。作家の素晴らしい力量を感じさせ、物語作家の可能性を示してくれる作品である。

 次回のブログから、「騎士団長殺し・顕れるイデア編1~」として順に村上作品ならではの表現を紹介していきます。

 「騎士団長殺し」というある画家の作品がこの本の全編を貫きます。

 


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