(有)ハセガワ工業ブログ

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枝の配置

2008-09-29 12:01:03 | Weblog
枝の誘因をする際には、枝の配置に気を配ります。

木の中央部の空間が遊ばないよう枝を曲げていきます。

また、成長点を揃えてあげる事も大切です。

極端に下へ引っ張っている枝はタイミングを見て外し、今度は上へ向けて吊り、揃えるようにします。

花芽の高さを揃える事で果実に対しての日当たりも良くなります。

掘り上げ後

2008-09-24 09:55:29 | Weblog
掘り上げた後のマンゴーの木は根を切っているので、バランスを考えて上部も切ります。

ルートラップの30A直径60センチ程度に入れ養生します。
養生期間にしっかりとした根を作るよう心掛けましょう。

枝を切った箇所には必ず『ゆ合剤』 を塗っておきます。

マンゴー植え替え

2008-09-22 14:21:36 | Weblog
既に、ご存じの通りマンゴーは直根性の植物です。
地の深い場所に植えると、何処までも根は伸びていきます。

左写真の様に、掘り上げてみると、一目瞭然です。

約10年生の樹ですが、太い直根が約5~6本走っていました。

根が走ると、樹勢が強すぎたり、水管理が難しくなったりと様々な不具合を生じます。

掘り上げた樹は、上もブッツリと切断しているのでルートラップで養生し、枝(樹型)を作り直します。

移植

2008-09-18 11:05:15 | Weblog
マンゴー用折込50㍑に入れてハウス谷部に仮植えしていたものを
新規のハウスに移植。

来年から果実の収穫は可能です。

まだ、樹自体が小さいので、初期収量を上げるため、またあらたにルートラップに入れて谷部に植え込んでおきます。

ハウス内は防草シートや、ワラなど敷いて、出来るだけ清潔に保ちます。

どうやら台風が接近しているようです。
大きな被害が出ない事をただ祈るばかりです。


誘引の目的

2008-09-16 12:06:21 | Weblog
マンゴーの枝の誘引目的は、樹型維持の他、花芽分化の促進などが主です。

誘引する事で、ジベレリンを抑制して、栄養成長から生殖成長にもっていきます。

その他、3伸長させない目的でも誘引を行います。
温暖化といわれるご時世、剪定時期や水管理によって早い時期に2節目が固まり、
3節目が伸びようとしてしまいます。
一般的に1節→2節→花芽が理想的です。

どうにもならない時、写真の様に2節目をしばらくの間『捻枝』して、葉芽が出るのを抑制します。

ハウスカーペット

2008-09-08 09:54:36 | Weblog
マンゴーのハウス内の土壌を露出しない事で、炭そ病などの抑制効果を発揮する事は、以前紹介した通りです。

防草シートや敷きワラなどをしいています。

その防草シートに反射の役割をプラスする事で、スリップスなどの害も抑制できると言われています。

アザミウマなどは背中に光線を浴びた状態(上からの太陽光線)で飛び回る性質を持っています。
下から太陽光線を反射する事で、どちらが上か分からなくなり、アザミウマは飛び回る事が出来なくなるのです。

また、葉の裏や樹の内部までしっかり太陽光線を反射できる事もメリットの一つです。

反射シートはシルバーの直反射よりも白色系の乱反射が適しています。

マンゴー移植樹用ルートラップ

2008-09-04 10:05:15 | Weblog
移植樹用ルートラップ。
4年生位までの若木の期間に初期収量を上げる為にハウス内の空間を効率よく利用しましょう。

ハウス谷部や空いているスペースに移植樹用ルートラップに入れて埋め込みます。

移植樹用ルートラップは通常の円形と違って、折込(角形)なので、ポット内に根が一杯になったら一定の箇所2~3カ所から根が出る仕組みになっています。

空いている空間を利用して果実の収穫も出来、樹が大きくなったら堀上易いのが特徴です。
また、堀り上げる際に隣の永久樹の根を傷めません。

約40~50リットルの容量ですが、窮屈になれば根が外にでるので、7~8年生までの栽培・収穫が可能です。