今ではレジェンドと呼ばれる、イギリスのミュージシャン達が若かりし頃、夢中で聴いた音楽がブルース
商業的にうま味のあるジャンルではないブルースだったが、彼らにとって、レコードから流れるその異国の音楽はその後の音楽活動にも多大な影響を与え続けた
僕が20代の頃、夜な夜な会社の先輩や上司達に連れられて、下北沢や新宿のロックバーでディープな音楽談義の片隅に座わらされていた
何しろ、みんな音楽に詳しい不良ジジィ達なので、僕の出る幕ではないのだ。それでもメチャメチャ興味があったので、いつまででも聞いていられたし、気づくとだいぶ僕も詳しくなっていった
先日、卒塾生を泉町の老舗ブルース・ロックバー『ぐぁらんどう』 に連れていって、マスターとひとしきり音楽談義に花を咲かせた。僕も去年、元講師に教えてもらったところで、水戸にこんなバーがあったんだと驚いた。
マスターはプロのミュージシャン。20歳の頃、憧れのブルースマンと演奏したくて、つてがあるわけでもないのに、アメリカに行って直談判。毎日毎日そのブルースマンが経営するバーに行き、門前払いを食らいながら・・・っていうか、いるんだね、そんな人(苦笑)
結局、演奏することは出来なかったが、会って写真とTシャツにサインをしてもらったそうだ。でも、全然嬉しくなかったそうで、こんなものもらうためにアメリカ来たんじゃないと・・・発想が、小市民の僕とは違いすぎますな。
水戸の若者がシカゴまで会いに行ったブルースの巨人、バディ・ガイ。79歳の現在もまだ現役でプレイしている。ロックレジェンド達が憧れる、本物のレジェンドである
Buddy Guy - Sweet Home Chicago