ニコニコ堂治療室の日々是好日

山形県鶴岡市の鍼灸マッサージ治療室。毎日の出来事やお知らせを綴りたい。

粘った甲斐あって逆子の灸が効いた話②

2019年05月28日 | 逆子の灸

 この方は、入院予定は12月某日の午後からで、翌日が手術の予定でしたが、本人の希望で入院当日の午前中まで粘ってお灸を続けていました。覚悟を決めて手術に臨んだまでは良かったのですが…。

 最後の施灸をしたその日の午後、荷物をまとめて帝王切開の予定で入院したものの、翌朝、手術直前のエコーで逆子が治っていることがわかり、手術中止になったそうです。

 いやぁ、良かったというべきなのでしょうが、担当の医師や看護師、夫君共々ずっこけたことでしょう。

 早速家に帰されて,クリスマスを祝い、紅白を見て、お正月を過ごし、七草がゆを食べて、予定日を6日過ぎてから普通分娩で出産したとのこと。

 37週で治るのは珍しいとまわりからびっくりされたそうです。

 妊娠末期でもむくみやお腹の張りもなく、施灸でカラダの温まる感じが強く、心地よくリラックスできたのが上手くいった理由でしょうか。

 妊娠出産の知識や理論を理解はしていても、いざ、その時が来るまではわからないものです。むやみに神経質になることもないが、侮って良い事でもありません。やっぱり、「さずかるもの」なんだろうなと思いました。

 

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