この方は、入院予定は12月某日の午後からで、翌日が手術の予定でしたが、本人の希望で入院当日の午前中まで粘ってお灸を続けていました。覚悟を決めて手術に臨んだまでは良かったのですが…。
最後の施灸をしたその日の午後、荷物をまとめて帝王切開の予定で入院したものの、翌朝、手術直前のエコーで逆子が治っていることがわかり、手術中止になったそうです。
いやぁ、良かったというべきなのでしょうが、担当の医師や看護師、夫君共々ずっこけたことでしょう。
早速家に帰されて,クリスマスを祝い、紅白を見て、お正月を過ごし、七草がゆを食べて、予定日を6日過ぎてから普通分娩で出産したとのこと。
37週で治るのは珍しいとまわりからびっくりされたそうです。
妊娠末期でもむくみやお腹の張りもなく、施灸でカラダの温まる感じが強く、心地よくリラックスできたのが上手くいった理由でしょうか。
妊娠出産の知識や理論を理解はしていても、いざ、その時が来るまではわからないものです。むやみに神経質になることもないが、侮って良い事でもありません。やっぱり、「さずかるもの」なんだろうなと思いました。