映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

4300-山中の木造建築

2024年05月18日 | 30秒の心象風景

   一間社隅木入春日造、檜皮葺。文化庁が公開する文化財の案内情報には、このような表記がありました。木造建築の様式を表したものです。一間社とは、社殿建築の規模を表す表現で、4本の柱でコの字形の方形の建物になります。柱と柱の間が一つということです。もう少し大きな規模で柱を増やしたものが、二間とか三間になります。隅木入春日造とは、屋根の形を表すもので、春日造りだけれでも隅木があるというものです。春日造りというのは春日大社の社殿に見られる形からつけられたのでしょう。切妻造・妻入で、階隠し(はしかくし)呼ばれる向拝が付きます。正面両隅に隅木(すみき)を入れて軒を入母屋(いりもや)風にしたものが、隅木入春日造という呼称になります。屋根は檜の皮を重ねたもので檜皮葺(ひわだぶき)と呼ばれます。社寺・宮殿などで用いられる日本独自の伝統工法です。
  映像に加えたナレーションは「法華山一乗寺 本堂裏の山を登る石段があります。この上に、護法堂があるようです。国指定重要文化財 護法堂 鎌倉時代の建築です。一間社隅木入春日造、檜皮葺の建物です。」

30秒の心象風景27854・護法堂~法華山一乗寺~
https://youtu.be/1WQMUl6B_FY

 

 


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