春眠暁を覚えず…とは、
『春の夜は寝心地もよく、朝になってもなかなか起きられないよ』という意味だとばかり思っていたら
「春眠暁を覚えず」の後にはまだ詩は続くそうで、それによって
更にストーリーがある事がわかりました。
そんなのさっぱり知りませんでした(笑)。
原文は
春眠不覺曉
處處聞啼鳥
夜来風雨聲
花落知多少
ということらしい。
詳しい内容はというと、
春眠暁を覚えず
~春の眠りは朝が来たのもわからない
処処啼鳥を聞く
~今はあちこちから鳥のさえずりが聞こえる
夜来風雨の声
~きのう夜中には雨風の音がよく聞こえていたけど
花落ちること知る多少
~花もどれだけ落ちてしまったことだろうなぁ
ということで、意味は
『春の眠りは心地よく、うっかり寝過ごし夜明けに気付かない。
目覚めてみると、ところどころで鳥がさえずっていて天気が良さそうだ。
そういえば、昨夜は風雨の吹き荒れる音がした。
せっかくの花がどれほど落ちたことだろうか。』
という情景の詩だそうです。
ふーん、なかなか風情ある詩だったんですね。
でもこれには、他にいくつか少し違った解釈もあるみたいです。
今となっては確かめようもないですけどね。
…ということで、春は眠いです。
でも朝は気持ちいいなー。
本当に鳥のさえずりが美しい季節です。
そういえば、この方もいつも寝ています。
あ、春だけじゃなかったわ!
写真は胡桃の新芽です。