今年も行ってきました「屋久島の木+αを磨くワークショップ」。
昨年の記録はこちら
→瑠璃も玻璃も磨けば光る!ヤクジカの角も~
今回の会場は鎌倉駅西口から徒歩3分にあるソンベカフェさん。
線路の脇にあるアジア料理が楽しめるお店。ここ、絶対また行きます!!
→ソンベカフェHP
「屋久島の木+αを磨くワークショップ」っていうのは、屋久島に流れ着いた流木(または鹿の角や夜光貝、クジラの歯、外国の木…など)をヤスリで丹念に磨き上げ、その中に眠るエネルギーを輝かせるというもの。
こちらがその素材たち。これは+α部門。
「木」の素材は袋に入っていて、左手の感覚で引き当てるのです。
このワークショップを開催しているのは、3年前に屋久島で出会ったネイチャーガイドのなおちゃんとけんちゃん。
→森の旅人
屋久島では屋久杉を磨き、去年はヤクジカの角を磨いたので今年は夜光貝を磨くことにしました。
これ↓
夜光貝は最初から模様が見えているので、その点はちょっと面白みがありません。
といっても、これ実はすでにけんちゃんが磨いたり、穴を開けたり、加工してくれたあとのようです。
夜光貝はサザエの仲間なんですが、海の中の姿はまさにそれに近いらしいです。そのサザエのトップの部分を切り取り、藻や汚れや付着したものなどを剥がしてくれたのがこれ。たぶん一から磨くのは相当大変。
ちなみに成長が進んだ夜光貝ではこの部分は潰れてしまうらしく、こんな風に円錐形をしているのはまだ小さな夜光貝なんだそうです。
こちらが夜光貝の殻の断面図↓
裏側からみたところです。
外側に模様である緑色っぽい層があり、その下に白い石灰の層。さらに内側に見えるクリーム色の部分が真珠層と言われるキラキラ輝く層です。どこまで削るかは個人の好み。
夜光貝は種子島・屋久島以南の温かい海域に生息する巻貝の仲間です。
そう、この夜光貝は屋久島の海で育ったものなんです♪
まず最初は切り口の断面を粗いヤスリでなめらかに整えていきます。
真珠層や模様の部分を削ってしまわないように慎重に。
続いて模様の部分がなめらかになるように少しずつ目の細かいヤスリに変えながら磨いていきます。
同席した方とおしゃべりしながらひたすら磨き続ける3時間。
途中で席替えと体操タイムがありました。
おそらく自然の声を聞くことができるんじゃないかと思われるガイドのなおちゃんとけんちゃん。このお二人の話を聞くことができるのもこのワークショップの魅力。そして、そこに集まる人たちもやはりそれぞれに魅力的。
最後は磨粉をつけて、布でていねいに磨きます。そしてこの工程で、夜光貝が輝きだしました。
すごい青!!!
屋久島の海の色!!!!!
写真だとあまり違いが実感できないのですが、実際にはかなりの感動がありました。
最初と最後を並べてみるとこんな感じ。
最後はけんちゃんがみんなの作品を並べてくれました。いつもながらお見事!
なんと私の作品が中央におかれましたよ。
形的に真ん中タイプですものね。
一つのものを磨くという作業を通して、隠れていた模様を発見したり、輝きが増すことを実感したり…。磨くという単純作業は内面の美を見つけ出すことにつながり、心に響くものがあるようです。ヒーリング効果があるというのも頷けます。
前回のヤクジカの角と今回の夜光貝。
おぉ…。屋久島パワー!!
しかし、どんなに探しても屋久杉が見つからないっていう…(T_T)
そういえば、この日けんちゃんが「手放す時期が来たら手放すことも大切」って話してたっけ。物は「手に入れることより、ひょっとしたら手放す方が大切」なのかもって話。手放さないと新しいものが入ってこないから、その時期が来たら物にどこに帰りたいか聞いてあげるのがいいらしい。そして、その場所に帰してあげるんだって。
あ、でもあの屋久杉のペンダントとはお別れすらしてないよ…(T_T)
いつか見つかるのかな…
というわけで、来年は原点回帰で屋久杉のペンダントを作ってみようかなと思っているところ(←切り替え早っ)。もっとも木の場合は何を引き当てるかはわからないですけどね。
お世話になった皆様、
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「手放す時期が来たら 手放すことも大切」 「手に入れるより 手放す方が大切」 「どこに帰りたいか聞いて その場所に帰してあげる」
いや~ 心に響く話しですね!
普段 貝殻拾いやっていると たまっていく一方! 経年劣化で 輝きを失った 貝殻達も 海に帰したほうがいいのかも… と、考えさせられました。
断捨離 と 似てるかも…(^-^;
「手放すことも大切」。私も心に響いた言葉です。最近は拾うときに使う見込みがあるのかどうかをよく考えて、写真だけで済ませることも増えました。それでも増えていくコレクションですが…(^^;;